春一番
でも偉いよおばちゃんは 日陰で暮らしながら わたしたちを何時もにこやかに迎えてくれて 本当は生きることだけで 自分の子供たちのことで 精一杯だったのに 何も語らず 淡...
心配できる幸せ
小さな街では 雪が少し続くと 人通りも少なく 店は早仕舞である わたしも日が暮れる前に 帰路に付く ...
変な癖
いいなぁ・・ と思ったとき わたしは一秒ぐらい瞼をとじる いつからなのか 覚えてないが 弟をなくし 近所の友を亡くして以来 時が過ぎるのを ...
万象をつきぬける
木々を揺らし 枯葉を舞わせ 今日も 風は 全存在を 突き抜けている 影にすぎない子は 実体となり 実体は影となった そうして 今日が来て 梅の花が ほんの少...
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