別格詣り、訪れたのは随分前のことになりますが、お遍路日記終結に向けて記していこうと思います。
別格札所の19「香西寺(こうざいじ)」は、香川県西部の住宅地にあります。
潜って良いのかわからないまま、駐車場が見当たらないので、この参道を車で進みました。
すると、山門を過ぎたところに駐車場がありました。
実は、お詣りさせて頂くのは今回、2回目です。
以前、耳の神様が祀られていると知り、双子の姉と訪れました。
境内は広くて、掃除が行き届いていて、掃除は大切だなと思いました。
空気が清々しくなりますからね。
まず、本堂と大師堂をお詣りです。
本堂の向かって右側に朱塗りが目を引くお堂がありました。
こちら、国指定の重要文化財「毘沙門天立像」が祀られています。
この「毘沙門天立像」は、平安時代中期の作と伝えられていて、檜一木造りで、失火や戦火の被害を受けてきたお寺において、元の勝賀寺時代から受け継がれる貴重なもののようです。
平安時代からなんて、凄いですね。。
こちらもお詣りです。
少し離れたところに、波切不動尊堂と耳治し如意輪観音様のお堂がありました。
こちらに耳の神様のルーツを探して、こちらに姉とお詣りしましたね。
全てお詣りを終え、納経所に向かいました。こちらの納経所は閻魔堂であり、中に閻魔様を始めとする十王と奪衣婆が祀られていました。
こちらで祀られていた十王は、道教や仏教で、地獄において亡者の審判を行う10尊の裁判官的な尊格をいいます。
日本の仏教では、人が死んだ後に最初に出会う冥界の官吏が奪衣婆とされている。
奪衣婆は盗業を戒めるために盗人の両手の指を折り、亡者の衣服を剥ぎ取る。
剥ぎ取った衣類は懸衣翁という老爺の鬼によって川の畔に立つ衣領樹という大樹に掛けられる。
衣領樹に掛けた亡者の衣の重さにはその者の生前の業が現れ、衣が掛けられた衣領樹の枝のしなりぐあいで罪の重さがはかられ、その重さによって死後の処遇を決めるとされる。
そのお姿がなかなかリアルで、印象に残りました。
生きている間の衣は軽くしよう🥹
と思ったのでした❣️