若いお兄ちゃんは
「最悪、事故った。。」
と言って、誰かに電話してましたっけ。
すみませんとか無かったですね。
それも、まあ、いいやと思いました。
私には怒りの感情もなく、ただただ恐怖で体が震えていました。
昔から、車とか物への執着はあまりなくて、車が壊れた事に腹が立ったりもなかったですね。
帰ると、父が、これほど車が壊れてるのに身体に何もないわけないけど大丈夫かと心配してくれました。
警察官だったから、色々見て来ているのでしょう。
私はというと、骨折したわけでも、出血したわけでもなく、外見からみると何もなかったので大丈夫と言って帰って横になりました。
それが、恐るべしです。
事故当日の夜中から、驚くべき症状のオンパレードでした。
夜中に気持ちが悪くなり、起き上がるのですが、そのまま倒れそうになり、今まで経験したことのない重量を身体に感じ、自分の身体に恐怖を覚え、只事ではないなと察しました。
何が身体に起こって、こんなことになってるんだろう、事故は後になって色々出ると聞いたことあるけど、こんなに具合が悪くなるなんて、恐ろしい。。そんなことを思ったのを覚えてます。
楽観的な性格から、そのうち治るだろうと思っていたのですが、事故から7ヶ月で、私はとうとう寝たきりになってしまいました。
続く