雄一郎の半生

こんな人生もあるのですね。ノンフィクションの半生記
全ては、書けませんが。。。

最悪の女

2021年03月09日 06時00分00秒 | 日記

雄一郎の半生

2番目の女房 N子は、何を考えて
いるのか分らない人間だった。
 
この年になって分ってきたことがある
人には、周りの人間関係を駄目にする
タイプと、どんどん周りの人間関係が
良くなっていくタイプがあることに
気づいた。そして、この周りの人間
関係をスコブル駄目にする女が、
このN子だった。
これが結婚して暫くすると段々に、
ボロが出て分ってくるのだが、
 
まず、嘘を平気で言う。
夫を初めから馬鹿にしている。
廻りとの人間関係を築けない。
借金を夫に内緒で勝手に作る。
自分に都合の良い嘘を平気で言う。
夫に睡眠薬を飲ませる。
などなど、あげたらきりが無い。
猫の皮を何枚も被っていたのである。
 
そんな女とは知らずに、二人の子供を
もうけてしまった。
実家はと言うと、姉が一人で婿を取り
子供を二人もうけて、四人で家屋敷を
守ってはいるが居るが、この姉も夫を
馬鹿にしている。
こんな言葉を時々、はいていた。
「男なんて、(げんこつを振り上げて)
コッンとしてやるんだよ」と、
こういう年の離れた姉(腹違いの)に
育てられてきたのだ。
 
N子の母は、夫(姉の父)に殺されている。
どんな事があって、殺されたかは
想像がつく。恐らくN子と同じで、
性格は悪いわ、使い込みは
するわ、理由を聞いても
知らぬ存ぜぬを通したので
実家で父親に
殺されたのだろう。
 
自分も、子供が居なかったら
そうしたかもしれない。
 
そんなことは、知らずに
結婚するときにN子の義兄(姉の夫)
から、「実は、N子は警察官と見合いの
話があって、話は進んでいた」と、
言われたが、これも女の浅知恵。
恐らくは、姉が夫にそう言わせて
警官との結婚なら父が犯罪を
侵していたなんていうことは、無い
家庭なのだろうと思わせる為に
嘘の結婚話をでっち上げたのだ。
 
重ねて、一緒になるときからN子は、
「私は、働き始めてから実家の姉に
送金していたので、1000万円ほどは
たまっているだろう。」と言って、自分を
ある意味、安心させて騙していた。
 
まっ、こんな女とは知らずに結婚したの
がまずかったが、最低最悪の女だった。
 
 
次回につづく
 
 

祖母の自殺

2021年03月05日 06時00分00秒 | 日記

雄一郎の半生

最初の女房は、自分は金もないのに、
100万円を慰謝料に払え、子供の
養育費も、20歳まで払えと言っている。
仕事もなく収入もないので、支払いが
できるかは、分からないと言ったが
納得しない。仕方がないので、
了承して協議離婚をした。
 
次の女房N子とは、その後に入籍した。
仕事も地元のミシンの販売会社に
入ったが、親戚や知人を一回りしたら
売れなくなる。仕方なく、母のホテル業
を手伝う事になる。
すし店を転売した時に実家の土地も
全部売ってしまったため、
祖父母も母のホテルの管理室に住んでいた。
それで一家5人が一つ屋根の下で
生活することになった。
そこでは、女3人が台所に立つ。
母は、気が強く、祖母は耳が遠い。
N子は、性格がすこぶる悪い。
そんな中で祖母は、祖父との仲も
良くなかったので、孤立していき。
台所のガス栓を開けて自殺未遂を
するようになっていく。
そんなある日、近所の人が血相を
変えて来た。
「おばちゃんが電車にはねられた」と
言ってきて、みんなはびっくり。直ぐに
行ってみると、もう医師が来ており
白いシーツが亡骸にかぶせられていた。
顔を確認し、その後の事は覚えていない。
 
葬式を済ませて、暫くの間、母は
ホテルの掃除をするときに、一人で
するのがとても怖かったという。
しかし、弟が亡くなった時は反対で
亡霊でも良いので出てきて欲しかった
という。
弟が亡くなったとき祖母は、
近所の人たちと、旅行中だったため
急いでタクシーで帰ってきた、
弟の亡骸にしがみつき、
「おれも死んで一緒に行くんだー」
大泣きをしていた。
母は、弟が生まれて間もなく
泊まり込みでの仕事をしていて、
家には幼い弟と私、祖父母の4人で
生活していたので、まるで、
祖母は自分の子のようにして
弟を育てていたという。
本当に、弟の後を追うように
祖母は、7年後に自殺した。
 
 
次回につづく
 
 
 
 

逃避行と離婚

2021年03月02日 06時00分00秒 | 日記

雄一郎の半生

そんな訳で、女房が実家に帰っている

間に、次の女房となるN子と出合い

逢瀬を重ねていたが、これが女房

分かってしまった。女房は、「私が

悪かった」と頭を下げてきたが、

意地でも分かれてやると思うほど

嫌気がさしていた。

それからが修羅場だった。

店を続ける気力もなくなっており、

N子と10日ほど、あてもなく

うろうろした。そして、

金銭的に底をつき帰ったが、

母から殴られた。

N子は祖母にもあったが、

祖母の見た目では、

「あの子はいい子じゃあ無いから

結婚はやめておいた方がいいよ」と

言われた。店に出るように何度も

言われたが、しばらく顔を出して

いないために出ずらくなっていた。

そして、仕方なく、神奈川県の

鶴巻に逃避行した。何も

持てずに10万円をN子の実家

から借りての駆け落ちというか

現状からの逃げだった。

駅前の不動産屋でアパートを探して

何とか、アパートは借りられたが、

食べるものや、布団などはない。

仕方なく、散歩しながらノビルや、

食べられそうな葉を取ってきて

やかんで茹でて食べた。

仕事も探さないといけなかったが、

偶然、近くの電気店で照明を買った

時に、店員として採用させてもらえる

ことになった。電気関係は多少だが

知識があり営業はできるという事での

採用だった。さっそく、営業や修理

配達など、仕事をしたが、同僚の

田丸さんにはお世話になった。

実家から貰ったというキャベツ

などを時々、持ってきてくれた。

同じ年代で優しい人だった。

電気店での仕事先で配達と設置が

終わり帰ろうとしたときに、

「良かったら夕飯を食べて行ってね」とラーメンを出してくれた

お客さんがいた。どう見ても

裕福そうには見えない家庭であったが、何故か、このラーメンが

懐かしく、また、温かい家庭の

雰囲気に涙が、出てしまった。

1か月ほど勤めて、営業でも

エアコンの注文を取ってきたりで、

みんなとも気が通じ合えるように

なっていた。が、すし店の板前が、

アパートに訪ねて来た。

「だんな。帰ってきなよ。

奥さん(自分の母)も自分の事は、

自分で整理し、N子さんとの結婚も

認めると言ってるから」と言う。

「いや、帰らない」と言って一度は

追い返したが、また、「奥さんに話を

したが、店を辞めても良い」と言っていたから。と、「とりあえずに、

帰って来なよ」とまた、尋ねて来た。

仕方なく、事情を電気店に話して、

辞めさせてもらった。

帰ってみると、仕方なく母は、店から

通える街でアパートを借りてくれるという。

店の転売をするので、次の店主に

協力して、一時店を手伝えというのだ。そして、転売先が見つかり

再開店で店の名前は変えずに、

営業が始まった。

そうしている内に、帰りを女房の

弟に尾行されていた。

アパートが、女房に分かって

しまった。その後に、女房は

長男を出産し、離婚の裁判を

起こされた。当然、離婚裁判に

出向いても調停員は、自分の

話など一切聞かない一方的に

女房の話を鵜呑みにしており

何を言っても無駄だった。

そして離婚となった。

 

次回につづく