あの日の私の心境を書いておくべき、と結論した。
「あの日」とは「慶応VS仙台育英」決勝戦の日である。
中学生であろうと高校生であろうと、野球部は坊主頭で
あることを、ずっと否定してきた私。
だから、やっと坊主頭じゃない高校野球部が増えてきた
ことを喜んでいたのだった。
準々決勝前の辺りで、「公立校か坊主頭じゃない学校を
応援する」と私は書いている。
残念ながら準決勝前で公立校は無くなり、坊主か否かで
応援する学校を選ぶ方向に自然となっていた。
で、決勝戦は坊主頭じゃない慶応と坊主頭の仙台育英。
だから、自然と慶応の味方になっていたのを覚えている。
ところが慶応の応援の声が球場全体を包んでいると感じ、
徐々に違和感を抱くようになっていた。
それでも、4回が終わった時点で4対2と仙台育英がまだ
逆転可能な点数差だったので応援の強弱には目を瞑る
べきか、と思っていたのだった。
しかし5回表。慶応が打ち上げた凡フライを腰が砕けた
ようにフラつきながらショートが落球したのを見た瞬間、
「あっ」と声まで出て、背中がゾッとしたのだった。
可哀想に(ショートは応援に呑まれた)と感じたのだ。
「見るに忍びない」という心境になった私は慶応応援を
耳にしたくなくなったので観戦をやめたのだった。
だからそれ以降、私は甲子園野球について書いてない。
頭に湧きあがった不快さが、夏の甲子園の印象になって
しまったからである。
その後、やはり、慶応の応援が話題になった。
世間が賛否色々であることは、色々読んで知っている。
それはそれとし、私が感じた気持ちを述べることにする。
大の大人がはしゃぎ過ぎである。
特に、わざわざ球場まで出掛け、心を一つにしたような
雰囲気に浸り切り、自分を見失っている姿の醜さよ。
それは対戦校への謙虚さが全く無いということ。
「私たちは慶応出身」という安っぽいプライドが露骨に
応援に出たのだろうと私は思っている。
それは「特権意識が異様に強い」に繋がるから顰蹙を
買うのが世の常である。
ここで、一つ、古~い思い出話を・・・。
私は市立第四中の生徒だったが、音楽の時間に「陸の
王者慶応」を習っている。
但し、それは替え歌で「ヨンチュウ・ヨンチュウ・陸の王者
ヨンチュウ」と歌わされたのだ(笑)。
で、運動会や中体連で当然のように歌わされた。
・・・ 何故、そんなことになってたんだろうね ・・・
きっと頭の悪い教師の誰かが提案したのだろう。
今なら絶対にあり得ない話でしょ!
TBSの井上アナが慶応高校野球部OBらしい。なので、
大喜びしたらしいが、番組で泣くなんて大人げない。
しかも仙台育英に対し、「舐めんなよ」と発言したらしい。
だから常日頃ニュース番組で共演するホラン千秋君から
堂々と番組内で莫迦にされるのだろう。
それがやっと理解できた次第である(笑)。
・・・ 慶応 低能 蓄膿症の慶応! ・・・