ホイッスルバード あいざわぶん

車を運転しないのは禁煙より簡単

福島市郊外に独りで暮らす97歳(男)が、子供を連れて

歩道を歩いていた42歳の主婦を轢き殺してしまった。

既に暗くなった夕刻に車道・歩道を男が勘違いしたのが

原因のように伝えられている。

 

高齢者が起こす事故を無くす、又は、少なくする、という

提案話を、私はするつもりがない。

世間の皆さんは、ああだの、こうだの、と提案をなさるが、

そもそも車社会にどっぷり浸かっているのだから、「車が

ないと暮らせないもん」と、自分も齢を取れば言い出すに

決まってらぁ、と私は疑っているのだ。

 

三日前のTVで81歳の田嶋陽子君が、「私は免許返納

なんて絶対にしないよ。だって車がないと暮らせない所

に住んでんだから」と、膨れっツラして言ってたっけ。

まっ、轢き殺さないで済むといいですね、と願うのみ。

 

さて、田嶋君が自らの過失で大きな事故を起こした、と

仮定すると、果たしてどうなるか。

TVでの発言が何度何度も放映され、上級国民のつもり

なんだろうと罵られ、老害と断定され、バッシングの嵐が

吹き荒れるだろう。

でも、資産があるだろうから(カネで済ますよ)と腹の中で

思っているのかもしれない。

ああ、想像するだけで怖ろしい。

 

さて、福島の97歳にも「上級国民か」との批難が起きた。

短歌の選者だから・・・というのが理由らしい。

それを目にした途端、(だから無知は怖い)と思った。

短歌だろうが、俳句だろうが、選者になったからといって

上級国民のつもりなど一切ないのが本当のところ。

但し、変にプライドが高くなる人は、どこの世界にも居る

でしょうに。

選者になると、大したことがなくても「先生」と呼ばれる。

で、どこまで御本人が勘違いしないで済むか、だろう。

 

「上級国民か」と怒る人は、常に下から目線の人たちだ。

もう少し勉強して、真っ直ぐに物事を観る人になるべき。

あんたも高校ぐらい出てんでしょうが。

 

【追記】

調べたら男は、太田水穂創刊の歌誌「潮音」の選者の

一人だったようである。

会員の皆さんは、彼の行いにさぞがっかりしただろう。

結果として、所属結社に泥を塗ったのだから。

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