ホイッスルバード あいざわぶん

テレビ局の臭い美談好き

順々決勝で勝ったWBC日本チームは試合終了後に

チャーター機(JAL787)でマイアミ(米国)に直行した。

このチャーター機利用に就いては少しも問題がない。

ダル君と大谷君も乗っている点が興味深いだけ。

それ以上は言うまい(かっかっかっ)。

 

今朝は6時に起きて、たまたまTBSを見ていた。

情報番組はWBC関連の話で持ちきりだが、TV局の

(美談を見せなくちゃ)という意図が色濃く見えた。

 ・・・ いつものことですが ・・・

それはまるで(吾が国には問題が多過ぎるから美談を

創り上げてでも提供しなくては)というTV局の作為的

誘導(目くらましとも言える)が透けて見える。

他に時間を割いて報道すべきことがあるでしょうに。

 

例えば昨夜6時から岸田首相は「少子化問題解消」に

就いて政府方針を発表したが、約2分の時間で方針の

一部分を切り取って伝えただけである。

 

TV局って、莫迦を増やすための組織なんですか!

沈没間近の船中で明日のSEXを思案中、みたいだ。

あっ、自民党から頼まれたか、でなければ忖度か。

それほど首相の「少子化解決案」は空疎だったから。

 

人生にはバランス感覚が必要である。

善と悪、真面目と遊び、などなど・・・。

雪崩のようにドッと一挙に傾いた時は注意すべし!

今回のWBC報道のあり方が、その一例である。

この雰囲気が異様と感じない人は、実は「危険」だ。

流れに吞み込まれ、気付いたら戦場に居る人なのだ。

 

閑話休題(それはさておき)・・・

 

俳人・黒田杏子君が84歳で亡くなられた。

おかっぱ頭の性格が良さそうな人、というのが私が

勝手に抱いていた印象だが、きっとそのような人に

違いない。

 

考えてみたら、黒田杏子君は夏井いつき君の師で、

師の師は石田青邨君で、青邨君の師は高浜虚子君。

虚子君の師は正岡子規君だから、有季定型・写生句

(現在は写実という場合が多い)に辿り着く。

 

夏井君は俳句の種を国中に撒き、「句界の功労者」で

間違いないが、テレビ番組「プレバト」の生徒の中には

何も考えない阿呆が何人か見受けられる。

例えば落語家・立川志らくは阿呆の代表である。

この人、明らかなる韻律音痴である。

そういう輩に限って自由律を語って定型を無視する。

そんな莫迦でも「守破離」ぐらいは知っているだろうに。

先ずは師の考え・教えをしっかりと守るべきなのだ。

 

 ひとりよりふたりはさびし虫しぐれ  黒田杏子

 たとふれば鈴たとふれば冬の水  夏井いつき

 

俳句や短歌は大袈裟を言わない。

テレビのように内臓まで見せるストリップはしないのだ。

それが吾が国の伝統的な美意識なのである。

だからテレビ如きの美談押し付けを私は嫌うのだろう。

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