岡山新報デジタル

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⭕ヤンバルテナガコガネ(絶滅危惧IB類(EN))

2023-09-15 11:47:39 | 日記
【レッドデータブックの紹介】
⭕ヤンバルテナガコガネ(絶滅危惧IB類(EN))



ヤンバルテナガコガネは日本最大の甲虫で、近縁種は台湾、広く東南アジアに分布していて、沖縄諸島がまだ大陸と陸続きの時に分布を広げた遺存種と考えられています。本種は1983年に発見され、1985年には天然記念物に指定されました。
 オスの大きさは50~60mm前後、メスはひとまわり小型です。胴体はカブトムシのメスを連想させますが、暗い青緑色の金属光沢があり、鞘翅(さやばね)には黄色紋が散在し、熱帯昆虫の雰囲気を強くただよわせています。オスは長く立派な前脚をもち、頸節(けいせつ)の内側には2本の大きな棘が発達し、幹上の歩行を助けるだけでなく闘争の武器にもなっています。



 生息地は沖縄島北部のやんばる(山原)地方に限られています。湿潤で暗く深い林内だけに生息し、人目に付くような環境では生息しません。幼虫はスダジイやオキナワウラジロガシ等の大木のうろ(樹洞)の中に生息し、そこに堆積している木くずを食べものにしていて、成虫になるまで3~4年を要します。成虫は8~9月に出現し、交尾をしてメスは大木の樹洞に産卵します。卵数はわずか10個程で繁殖率はきわめて低いとされます。ちなみに、体が重いためか、飛翔はあまり上手ではありません。
 本種が生存していくためには湿潤な深い森林と、大木の樹洞の存在が不可欠です。林道開発などによる森林の伐開により、ヤンバルの森は大木を消失するだけでなく、急激に乾燥へ向かっています。これらの人為的要因によって本種の存続は脅かされ続けています。

そこで、環境省では保護増殖事業の一環で幼虫が生息する樹洞のある大径木の把握調査や、関係機関と連携して密猟防止のためのパトロールを実施しています。



岡山新報デジタル【今日は何の日】

2023-09-15 06:36:13 | 日記
⭕石狩鍋記念日(9月15日 記念日)
北海道を代表する郷土料理の「石狩鍋」の発祥地である石狩市で、本場の「石狩鍋」を広くPRしようと結成された石狩鍋復活プロジェクト「あき味の会」が制定。

日付は石狩で鮭が捕れる時季で、「く(9)い(1)ご(5)ろ」(食い頃)、「く(9)い(1)にいこ(5)う」(食いに行こう)と読む語呂合わせなどから。記念日は2008年(平成20年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。



石狩鍋について
「石狩鍋」は、鮭の身のぶつ切りを野菜などとともに味噌仕立てにした鍋である。2007年(平成19年)度に農林水産省の主催で選定された農山漁村の郷土料理百選において、「ジンギスカン」や「ちゃんちゃん焼き」とともに、北海道を代表する郷土料理として選出された。

鮭の身だけでなく中骨などのアラも入れ、野菜は甘みを引き出すためにキャベツやタマネギを使い、豆腐、ツキコンニャクなどの具材が入る。そして、味噌を加え、最後に魚の臭みや味噌臭さを抑え、うま味を引き出すために山椒をかけるのが本場の「石狩鍋」である。



岡山新報デジタル【今日は何の日】

2023-09-14 07:06:10 | 日記
⭕コスモスの日(9月14日 記念日)
3月14日の「ホワイトデー」から半年後となるこの日、プレゼントにコスモスを添えて交換し、お互いの愛を確認し合う日などとされる。

また、この頃はコスモスの開花時期でもある。ただし、記念日を制定した団体などの詳細は定かではない。



コスモスについて
コスモスは、キク科コスモス属の花で、秋にピンク色・白色・赤色などの花を咲かせる。原産は熱帯アメリカで、メキシコからスペインに渡りマドリード王立植物園に送られ「コスモス」と名付けられた。

日本には1887年(明治20年)頃に渡来したと言われる。秋の季語としても用いられる。花言葉は「愛情」「少女の純真」「真心」「調和」。

「コスモス」(cosmos)の名前は、ギリシャ語の「宇宙の秩序」を意味する「コスモ」(cosmo)に由来する。「コスモス」とはラテン語で星座の世界=秩序をもつ完結した世界体系としての宇宙のことである。対義語は「混沌」を意味する「カオス/ケイオス」(chaos)。

漢字では一般的に「秋桜」と表記するが、これは1977年(昭和52年)にリリースされた山口百恵の楽曲『秋桜』が大ヒットしたことによるものである。作詞・作曲はさだまさしで、曲のタイトルと歌詞の中で「秋桜」と書いて「コスモス」と読んでいる。



【絶滅・絶滅危惧種】レッドデータブック

2023-09-13 08:24:04 | 日記

⭕ニホンオオカミ 
絶滅(EX)
ニホンオオカミは、19世紀までは東北地方から九州まで各地に分布していましたが、1905年1月に、奈良県鷲家口で捕獲された若いオスを最後に、現在まで確実な生息情報がなく、この後まもなく絶滅したと考えられています。この最後の標本を購入したアメリカ人採集者、M.P.アンダーソン氏の記録によると、ニホンオオカミは当時すでにまれで、ほとんど絶滅に近い状態だったといいます。絶滅のおもな原因は、明治維新以降、狩猟用の銃が普及したことと、野生動物に対する日本人の意識変化などによる人為的圧力から、ほかの野生動物と同じく、いちじるしい生息数の減少が起こったと考えられています。
 ニホンオオカミはオオカミ類のなかではもっとも小型のグループで、胴のわりには足や耳が短いのが特徴です。古記録から推定された頭胴長(尾を含めない体の長さ)は81.2~111.5cm、尾長30.3~41cmとされています。ユーラシア大陸に広く分布するタイリクオオカミの亜種とされますが、独立した種とあつかう説もあります。わが国には3頭の剥製標本(はくせいひょうほん)がありますが、すでに絶滅してしまったニホンオオカミの生態についてもはや調べることはできません。
 なお、北海道にはニホンオオカミの別亜種であるエゾオオカミ(Canis lupus hattai)が分布していましたが、明治時代に牧場を荒らす害獣として駆除され、1894年前後に絶滅しています。





岡山新報デジタル【今日は何の日】

2023-09-13 07:05:43 | 日記
⭕乃木大将の日(9月13日 記念日)
1912年(大正元年)のこの日、乃木希典(のぎ まれすけ、1849~1912年)大将が、明治天皇の大喪の日に、夫人の乃木静子とともに殉死した。

大喪(たいそう)とは天皇の葬儀のこと。乃木大将は62歳であった。この日は乃木大将の忌日であり、「乃木忌」や「希典忌」とも呼ばれる。

乃木希典


乃木大将は、江戸の長府藩上屋敷で生まれた長府藩士で、日露戦争における旅順攻囲戦の指揮や、上記のように明治天皇の後を慕って殉死したことで国際的にも著名である。階級は陸軍大将。第10代学習院長に任じられ、後に昭和天皇となる迪宮裕仁(みちのみや ひろひと)親王の教育係も務めた。「乃木大将」や「乃木将軍」と呼ばれることが多い。

東京都港区赤坂の乃木夫妻が自刃した邸宅の隣地に乃木夫妻を祀った「乃木神社」が建立された。この他、栃木県・京都府・山口県・北海道など、日本の各地に乃木神社が建立された。また、港区の「乃木坂」の地名に名前を残しており、乃木神社前に名前の由来を記した石碑が建てられている。