ドンドコドンドコ 太鼓を叩け!!! ドンドコ ドンドコ 打ち鳴らせ!!!
ドンドコドンドコ やっちまえ!!! ドンドコ ドンドコ 雄叫びあげろ!!
ドンドコドンドコ ギター男 !!! ドンドコ ドンドコ ぎゅいーん!!!
ドンドコドンドコ うっほほうっほ! ドンドコ ドンドコ 三越ライオン!!
ドンドコドンドコ 地下鉄走れ!!! ドンドコ ドンドコ 三越前!!!!!
ドンドコドンドコ 朝の九時過ぎ!! ドンドコ ドンドコ おはようさん!!
“ ひゃっはー!!! 汚物は消毒だぁ!!! ”
午前十時の映画祭 まってましたっ “マッドマックス”
最初に観たのは 中学生?
ジャッキーチェン ロッキー ランボー マッドマックス
そんな時代の思い出を 抱えて乗り込む 銀座線
8時半には 電車に乗って 隅田川こえ 鉄橋わたり
9時に三越 ライオンさんに おはようさん
9時15分 映画がはじまる 午前十時の映画祭
血で血を洗う復讐合戦 「マッドマックス」
1979年製作/オーストラリア
原題:Mad Max
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1979年12月15日
荒廃した近未来を舞台に、凶悪な暴走族に妻子を奪われた警官の復讐劇を描き、
主演のメル・ギブソンとジョージ・ミラー監督の出世作となったオーストラリア製バイオレンスアクション。
暴走族による殺人が横行する荒廃した近未来。
凶悪犯ナイトライダーは暴走族追跡用のパトカー「インターセプター」を警察から奪って逃走するが、
敏腕警官マックス・ロカタンスキーに追い詰められ事故死する。
ナイトライダーの友人トーカッター率いる暴走族は、報復のためマックスの同僚グースを殺害。
マックスはこの事件をきっかけに引退を決意し、家族と休養の旅に出る。
しかし旅先でトーカッターの手下に愛する妻子を奪われ、
復讐を果たすべくたった1人で壮絶な闘いに身を投じていく。
血沸き!!! 肉躍る!!!
うすぼんやりとっ 懐かしい
青臭っさい 青春の思い出甦る
あれは・・・
中学二年 14歳 ちょうど 夏 この季節
やっばい映画 マッドマックス バイクが唸る
金持ち アラシバの家 まだ珍しいビデオデッキ
みんなで観たっけ 学校さぼって
『マッドマックス』 鑑賞会
寝静まった深夜にくりだす 荒川河川敷
自転車 あいつと 二人乗り
口で叫ぶ エキゾーストな エンジン音
おれが マックスっな!!!
おまえ トーカッター やれよ、デブだし
えっ やだよ・・・
あぁ 甘酸っぱい 夏の思い出
冒頭から、「今から数年後」という字幕に心を奪われる。
いつ今作を見ても、我々は 〝数年後に近づくかもしれない未来〟 を目撃することができるのだ。
1作目である本作ではまだ 〝完全に荒れ果てた〟 というほどの世界観にはなっておらず、
比較的現代に近い時代設定であるため、車のデザインも後の作品に比べると現代の一般的な自動車に近い。
警察の拠点などを見ても、まともな建物が機能していることがわかる。
とはいえ社会の秩序はほぼ崩壊しており、公権力では抑えきれない程に暴力がまん延していることは明らか。
傍若無人な暴走族への怒り、 〝暴力とスピード〟 でしか解決できない社会状況、
そして大切なものを奪われていくことによる正気の喪失によって、沸々と狂気が煮え立っていく。
まさに「Mad」な序章だ。
あの日 14歳の俺に 伝えたい
やっぱ マッドマックス おもしれぇよ
40年たってもよ ひと先ず 安心しろよ
“ 禿げてねぇっよ 腹もでてねぇ ”
とりあえず・・・
やっぱし ロックじゃ 喰えねぇっよ
コックにだって なれなかった
手に職って がらじゃねぇっし
学歴ねぇから 仕方がねぇよ
根性ねぇから 辛抱きかず
短気は損気 1999年 空から大王降りてこねぇっし
終末戦争 第三次世界大戦 勃発せず
なんもかわらず 世界はまわる 良くも悪くも 昨日も今日も
ひとまず元気に 映画館で見てきたよ
そうだよ マッドマックス だよ!!!
やっぱ すげぇ おもれぇっわぁ
嫁もいるし 子供もいるよ もちろん誘ったよ
懐かしい映画 昔 夢中で観たんだよって
おねがいだから家族で観ようよって
そしたら 言うんだ 妻と娘 口をそろえて
・・・ あっ そういうのは 大丈夫
それよりさぁ 『サマーウォーズ』 いま リバイバル上映中
そんなのよりも 夏の思い出 つくりにいこうよ!!
「よろしくお願いしまぁぁぁすっ!!」
さて
帰ろうか
下町へ
家族がまってる あの街に
ブロロロロォ~