イカれた奇抜な家族一同

雨の日には映画を観に行く。

たまたま雨が降ったのを、意味もありげにでっち上げ。

さも当然なような顔をして小一時間も早くきて、ソファーに座って本を読む。

派手なシャツ着て、読んでる本は『自動車絶望工場』

ヘッドフォンから、シャカシャカ音たて時々ニヤニヤ笑ってる。

それが！！！　

わたしだ。

“ハンド君”　が　一番好きです。

同じ位置には長くいない、時々　ソファーを渡り歩きスタッフさんを盗み見る。

そんな怪しいおっさんいたら

それが　　　わたしだ！！！




字幕版　クロエちゃんの声が聴きたかったのに

これから観るのは　吹き替え版

しくった、まったく　しくっちまった。

マスクずらして口開けて、シャカシャカっとフリスク二粒。

マスク戻して息吐けば、強烈ミントが目に染みる。

女子高生とおっさん１人

駅の構内、机を並べてツーショット。

子供が指差し笑ってる。

からかい上手の高木さん

いったい誰でしょうか？

話しかけても返事なし、駅員さんも遠巻き見てる。

そっと会釈と苦笑い。

散歩がてらの休日に想わぬ小さな恋心、淡い記憶を呼び起こす。

おっと雨がふってきた、奇抜なベンチは座れない。

雨宿りにお洒落なカフェに飛び込んで、世の中不条理感じてる。

朝飯はゆで太郎、朝ごはんセット。

蕎麦は温か、納豆ごはん玉子もついて￥380。

しかも今なら無料クーポン券　ついてます。

お洒落なカフェ　アイコ一杯￥450

まわりはコジャレたカップルばかり

雨に濡れてるおっさん１人

苦虫噛んだ顔してる、これぞまさに

　　“ぎゃっふん”　っだ！

図書館で借りた本積み上げて、店の雰囲気ぶち壊す。

憎悪のパレード　石田衣良

惜春　花村萬月

東京輪舞　月村了衛

自動車絶望工場　鎌田慧

返却期限１０月１０日

そろそろ雨もやんだかな？お洒落なカフェ

きれいなトイレにマーキング

かわいい店員苦笑い。

カップルが不思議な生き物見るような顔して見てる

そんな二人に会釈と苦笑い。

ヨ～でる ヨ～でる ヨ～でる ヨ～でる

秋のクーポン　頂きました。



ヨ～でるヨ～でるヨ～でるヨ～でる
クーポンでたけん　うれしい券
ルーいる　ルーいる　カレーのルー券
朝めし大事
蕎麦かい？　蕎麦かい？　蕎麦かい？
ウッキッキ




『秋の無料クーポン　只今お配り中！！』
有効期間１０月１日～１２月末日

あぁ　今年最後のクーポン券

コロナに怯えて春を迎え、手にした時は　心躍った　春のクーポン。
使い切れずに期限を迎え、塞ぐこころに夏の日差し　夏のクーポン。
本日より感謝を込めて愛こめて、　秋のクーポン　頂きました。




肌寒さと小雨に煙る　下町ブルーズ　口ずさみ

小さな幸せ　きょうの天使は　鉢巻すがた　

おいしそうに蕎麦　手繰る　君の笑顔にくびったけ。


金はない

夢もとうに諦めた

日々にうつむく毎日に

唇噛んで、やり過ごす。

その活力に　短冊一枚　ちぎって渡す

きょうはクーポン　コロッケ　一つ

クーポン券なら　山ほどあるぜ！！！



　

台風と俺のディスタンス

警戒　用心　一応　対応　　早めの行動
じめっと湿って鳥肌　鮫肌　肌寒い

車の鍵で、鍵穴　こねくりまわしエンジンに火をいれて。
エアコン　　　冷　→　温　
時計を見れば　05：55　
嵐を呼んだ　覚えはないが　来るなら手厚く歓迎してやれ。

いざ早出出勤、台風警戒。
アクセル踏んずけ出発進行。





24時間営業の　富士そば　寄って　腹ごしらえ。
久しぶりの　朝食セット　（蕎麦は温　玉子丼）
早出のご褒美　生姜天　￥１２０
台風接近　雨降り　早朝　お客様は　俺一人
蕎麦を手繰って　生姜天　どんぶりの下に忍ばせて
汁を吸わせて　太らせて　ごはんに乗せて掻きこんで
げっぷ　一回　お冷を一杯　腹一杯





じいさんの排尿みたいな雨がふる、勢いもなし　激しくもなし。
どうした？　DOLPHIN（ドルフィン）　台風１２号
ジェット気流が南に吹いて　台風は東にながれて
低気圧が追っかけて　広い範囲で雨が降る。





心配事　不安　心配事　９６％は実際には起こらない

心配事や不安の８０％は実際に起こらず
しかも残りの２０％のうち１６％は事前に準備をすれば回避できること
それが起こってしまうのはわずか４％の確率

アメリカ人の言うことにゃ、いないない　ばぁ～っで　はっぱふみふみって事らしい。
っけ　笑わせやがる。

取り越し苦労をする　苦労　

マッチでつけて　ポンプで消して

自作自演の大盤振る舞い

先の事は考えるな！！！　　「今」にフォーカスしろ。

あまり俺には近づくな！！！　　距離をあけろ。

騒ぐな！！！　　静かに　抜き足　差し足　移動しろ。

じゃあ　またな、　台風１２号　ドルフィンよ。

たいらに日の字、そっと添えて平日。

四連休は過ぎ去りし、台風がやってくる。

水曜日、燃やせるゴミの日。

朝七時のｌｉｎｅ送信、眠る嫁に　モーニングコール。

画面に　　『無事？』　

おはようの前に　　『勿論、なぜに？』　　送信

嫁の返信　おはよう前に　　『昨日のね』　　着信

あぁ　昨日レンタルビデオの帰り道、公園でブランコ　滑り台　帰らぬ夫にメッセージ

気がつかず、あぁ　へたこいた　恥こいた。

月曜日きどりの水曜日　そう平日

長い休みは過ぎ去った、シルバーウィークさようなら。

春分の頃に訪れる『雷乃発声』
秋分の頃に落ち着く『雷乃収声』

秋も深まり　肌寒い　鳥肌立てて今朝も半袖

家出るときは降ってない、ゆえ傘もたず。

なかなか　どうにか　年をとり５０歳ですが迷います。

「五十にして天命を知る」　それはいったいなに味だ。

小雨に濡れて　鳥肌たてて　湿る毛髪　地肌が透ける。

せめて今夜は休肝日　たいらな日と書く　きょうは平日