魚鳥木、申すか?申さぬか?

ぎょ・ちょう・もく、申すか?申さぬか?
申す!申す! 魚⇒ニシキゴイ。鳥⇒ニホンキジ。木⇒制定無し、花は桜と菊

右脳開発日記(13)

2017年09月04日 | 右脳開発日記
右脳開発日記(12)からの続き

『七田眞の右脳を使って豊かな人生を生きる101の知恵』
36ページより抜粋

「12子どもの教育は『右脳教育』で、認めて、ほめて、信頼する。」

子どもの個性を認めること(兄弟で比較をしない)、子どもの長所を心からほめて勇気付けること、個々の日常的なできごとで、いちいち感情を動揺させないで信頼する事です。「家庭の愛情」が大前提なのです。 


とのこと、

フムフム

愛情不足は子供の心の形成に大きく影響を及ぼすと言われています。

その影響は子供の頃だけではなく、大人になってからも強く影響します。

愛情不足な家庭で育った人の性格や恋愛思考、さらに子供が見せる愛情不足のサインや行動について解説していきます。

もし自分や身近な人に心当たりがある場合には、ぜひ参考にしてみてください。



愛情不足な人に見られる共通点
愛情不足な家庭に育った場合、以下に挙げられるような共通点が見られると言われています。

もし自分に当てはまる項目が多かった場合、もしかしたらあなたの家庭は愛情不足だったのかもしれません。

ただ、もちろん当てはまったからといって、必ずしもそれが愛情不足であるとは限りませんので、あくまで参考程度にして下さいネッ。

おせっかいと思われる
愛情不足の家庭で育つと、面倒見が良すぎて、おせっかいと思われてしまう場合があります。それは自分は、人の面倒を見ようとするのに、他人から愛情を示されると拒絶してしまうからです。人間関係が上手く築けていないので、おせっかいになってしまうのです。

面倒見が良い理由として考えられるのは、幼い頃に親が自分の代わりに弟妹の面倒をみさせていた事が考えられます。その場合、親の役にたつために、弟妹の世話をを熱心にみたことから、面倒見のよい人になります。ただし自分は世話をされたことが無いので、甘えることが出来ません。

間違いを認められない
親に甘えることを経験していない人は、素直に間違いを認めることが出来ません。自分が何をしても守って貰える、自分は安全だと知っているから、安心して間違いを認めたり、失敗することが出来ます。通常なら親が安全基地となって子供を守って育てるものです。

しかし、常に自分の力で生きてきた人は、自分は正しい、自分は間違っていないと思い込むことで、安全基地を作り出します。ですから他人から少しでも間違いを指摘されると、かたくななほど防衛しようとします。

甘えるのが苦手
愛情不足で育つとたっぷりと甘やかされた事が無いために、他人に甘えるたり頼ったりすることができません。全部自分で何とかしようとしますし、また自分でなんとかしてしまいます。
自分が甘えられないのですから、子供や他人を甘やかすことは出来ません。自分が甘えたり頼ったことがないので、頼らないのが当たり前だからです。困ったことに、他人が甘えてるのを見るとイライラしたりします。

人との距離感がつかめない
親の懐でぬくぬくと甘えた経験がないと、親密な人間関係を構築しにくくなります。ある程度の距離を置いた儀礼的な付き合いならば上手に出来るのですが、親密な関係になると、臆病になってしまいます。今までそんなに近い関係を築いた事がないので、拒絶されることが不安なのです。
そしてその反動で、親密になると相手に求めすぎるきらいがあります。いちど懐に入ったら、本当に甘えていいのかを確かめたくて、際限なく我が儘をいったり、相手の愛情を確かめようとする行動が止められなくなったりします。

チャレンジ意欲が低い
自分に自信がないことや、結果が想像出来ないような物事に対して積極的にチャレンジしようとしないばかりか、「そもそも自分には無理」とシャットアウトしてしまう傾向があります。
自分の保身を第一に考え、自分が把握出来る範囲内の世界で、安心や安定を求めて生きていこうとする方が多いようです。

人の気持ちが分からない
幼い頃から、自分自身の「甘えたい」「寂しい」という感情を押し殺す癖がついているため、他人がそのような感情を抱いていても気がつかないばかりか、そのような感情に無頓着な傾向がみられます。
また、人を励ます言葉をかけることは出来ますが、落ち込んでいる人に同情したり共感したりするのは苦手なことが多いようです。


自分にも他人にも厳しい
どんな困難なことであっても親の協力を得ることが出来ず、自分の力でなんとかしなければならなかったため、自己管理がしっかりと出来ていて、周囲からも「しっかり者」と評価されることが多いようです。
ただ、他人も自分と同じように出来て当然、どうしてそんなこともできないんだ、という思考になってしまいがちのため、相手に対して批判的な言葉をかけてしまうこともあります。


愛情不足な子供の特徴
親から純粋な愛情を注がれないで育った子供には、どのような特徴があるのでしょうか?愛情不足のこどもの性格や病気などについて、知っておきましょう。

愛情不足な子供の性格
愛情不足のまま成長すると、幼稚園や小学生のくらいから特徴的な性格が見られるようになってきます。
その代表的なものが、親以外の大人に対してとても馴れ馴れしく言い寄り、構ってもらおうとすることです。これは親からは得られない愛情を別の大人から貰おうという気持ちの表れで、対象となった大人に子供がいた場合、その大人からの愛情を自分に向けるために、子供に対して意地悪や暴力といった行動を起こす場合もあります。

また、愛情不足のために起こりうる特徴的なものに、愛着形成がなされないといったことがあります。これは両親などとの関わりを通して発達するもので、通常は生後半年から生後8か月頃までに形成される特定の人に対する特別な情愛のことを指します。
この愛着形成を土台にして、赤ちゃんは色々なことを吸収し積み重ねていきます。愛着形成はすべての土台になるものですから、これが出来ていないと何を教えても飲み込みが悪かったり、物忘れがひどい、集中力がない、自分で物事を考えることが出来ないといった様々な悪影響を生じることになります。

愛情不足が原因で起こり得る病気
愛情不足が引き起こす子供の病気として典型的なものに、愛情遮断症候群があります。その名前の通り愛情が遮断されて育てられた子供、愛情不足の子供の病気です。
愛情遮断症候群の中には愛情遮断性低身長と言われるものがあり、身体的な発育が損なわれています。身長が低く、体重も少なくて極度に痩せています。これはきちんとした栄養が受けられなかっただけではなく、愛情不足に由来するストレス性睡眠障害が原因とされます。
睡眠障害は、赤ん坊や幼い子供には大きな障害を引き起こす原因となります。睡眠中に成分泌される成長ホルモンが不足することにより、低身長だけでなく、知的な発育にも遅滞がおこります。
心理面での影響としては、酷い場合はリストカットなどの自傷行為にまで及ぶ場合があります。行動としては、目を合わせない、抱かれることを嫌がる、情が乏しいなど、およそ子供らしい感情表現がありません。
原因は愛情の不足なのですが、ネグレクトや虐待などの場合は、親もまた虐待の被害者である場合が多いことから虐待の連鎖と考えられています。その他の原因としては、親の入院や死亡などのどうすることも出来ない場合や、愛情の押し付けや子供の人格を否定することなども、病気の原因となります。

愛情不足の子供に見られるサイン
愛情が不足していると、子供からSOSのサインが発信されます。そのサインを早期にキャッチすることで、子供を助けることが出来ます。子供の出すサインとはどのようなものか知っておきたいものです。

愛情不足な時に見られる子供の初期行動とは?
愛情が足りないと感じたら、子供はとても素直に甘えて来ます。この甘えるというのが子供からの、「愛情が足りていませんよ」というサインなのです。このサインがでたら、対応はとっても簡単です。しっかり甘やかしてあげればよいだけです。
あまり甘やかしすぎたら良くないのじゃないか?と心配になるかもしれませんが、その心配は必要ありません。お腹が一杯になったら、それ以上はご飯が食べられなくなるように、ぐっすり眠ったら、それ以上は眠れないように、必要なだけ甘えたら、こちらがいくら甘やかしたくても甘えてこなくなります。本能は上手くできているのです。
甘えたいサインを見逃してしまったら、次のサインは困らせることになります。親が困ることばかりやらかして、自分が愛されているか確認しようとします。そんな時にはいけないことは叱らなくてはなりませんが、何があっても無条件に親が子供の味方だと、伝えてあげて下さい。親の愛があると安心させてあげましょう。

愛情不足の状態が続くとどうなる?
親からの愛情は子供にとっては明るい太陽のような存在です。太陽の光が届かない薄暗い状態が続くと、子供は強いストレスにさらされてしまいます。そして愛情不足をなんとか補おうとして、指しゃぶりをしたり、爪を噛んだり、髪を抜いたりします。不安を紛らわすための行動です。
この状態がもっと進んで、子供が親の愛情をすっかり諦めてしまったらどうなってしまうでしょうか?無反応になります。表情は乏しく無邪気に笑うことも無いでしょう。親を困らせることも、何かを求めることもしません。すっかり諦めてきってしまったからです。

小学生以上で見られる愛情不足が原因の行動
小学生以上の子供が下記にあげるような行動な行動を取るようになった場合、もちろんそれ以外の原因も考えられますがその9割以上は愛情不足が原因です。
・不登校
・喫煙、飲酒
・万引き、いじめの加害者になるなど、犯罪行為をする
・親や教師に対する暴力
・家庭内のものに対する破壊活動
・帰宅時間が遅い(深夜)
・親の言うことを聞かない
・親と会話しない
乳幼児期からの親の行動の積み重ねが、子供にこのような行動をとらせてしまう原因となり得ます。子供と向き合い、子供のことを理解して支えてあげるようにしてくださいね。
子供の愛情不足を改善する方法
愛することを伝える時には、どのようにするでしょうか?恋人の場合を考えてみましょう。いくらことばで愛していると言われ続けても、それだけでは愛は確かめられません。しっかりとハグして、顔を見詰めあってこそお互いの愛を感じることが出来るのではありませんか?子供ならもっとスキンシップが大事になります。
子供の愛情不足を解消したければ、しっかりと抱きしめてあげて下さい。そして顔をしっかり見てあげましょう。そして、何かを一緒にすることが、とても大切です。一緒に絵本を読む、一緒にお料理をする。一緒の時、顔をあげればいつでもお母さんと目が合う。ハグして頭を撫でてもらえる。そんなたっぷりのスキンシップが、子供の愛情不足を改善する唯一の方法です。


愛情不足な大人の特徴
愛情不足のまま、大人になってしまったら、どんな影響が残ってしまうのでしょうか。愛情不足の大人の特徴とはどのようなものでしょうか。愛情不足の大人の性格等について調べてみましょう。

愛情不足な大人の性格
愛情が不足した状態で大人になるということは、つまりは自分は親からも愛される資格がない人間なのだと無意識に思い込んだまま大人になったという事です。ですから自己評価が低く、自分のことが嫌いで、自分を愛することのできない人になってしまいます。自己評価が低いために、他者を貶めて自分の評価を上げようとしたり、自分に自信が持てないので他人のことばかり気にしたりします。
しかし、昔は子供で何も出来ませんでしたが、今は大人です。愛情が足りなければ、補えば良いのです。先ずは自分で自分を愛してあげることです。その為に他人の手助けが必要なら大いに借りることです。今は心療内科やカウンセリングも充実しています。
もう一つの問題は、虐待の連鎖についてです。結婚して子育てする時に、愛情を十分注いでもらわなかったために、子供との適切な関わり方が判らないのです。しかしこれも、しっかりと自分の状況を把握することで回避出来ます。
保健所や児童相談所の職員など、親から愛情を注いでもらわなかった人が、親になるのがどれほど大変なことか良く分かっている専門家にサポートしてもらうことで、自分の力で負の連鎖を断ち切り、愛情深い家庭を築くことが出来ます。

愛情不足な大人の恋愛志向
愛情不足の人は自分を大切にして、尊重してくれる人との恋愛を避ける傾向にあります。そして、どちらかといえば問題を抱えている人との恋愛に依存してしまう共依存の関係を築いてしまいます。お互いに依存するこういった恋愛関係は、お互いを傷つける傾向にあります。それはお互いが相手を軽蔑し下に見ることで、「この人は私がいないとダメだ」と思い込むことで、自己評価を上げようとする関係だからです。
愛情不足で育った人は自己評価が低いために、本当に自分を愛してくれる人を避けて、自分を利用しようとしたり、蔑んでくる人を愛していると思い込む癖があります。そして恋に破れ次々に恋愛におぼれてしまうことすらあるのです。
先ずは自己評価を上げなくてはなりません。自分は大切にされる存在だと認めて自分が自分を大切に扱わないと、あなたを本当に大切にしてくれる人の手を取ることが出来ません。


愛情不足を克服するには?
愛情不足で育ってしまったことは、もうどうすることも出来ません。過去は変えられないからです。しかし自分と未来は変えることが出来ます。愛情不足を克服する方法を紹介します。


負の感情に打ち勝つ方法
親から愛情を受けていないことで、マイナスの感情に振り回されてしまうことがあります。「どうせ私なんて」というような気持ちになったら、すぐに「自分は大切な存在で、人から愛される価値のある人間です」と言葉にして、負の感情を打ち破ることです。事実を声に出して言うことで、打ち破れる自分になっていくことでしょう。

自分のことを好きになる
自分を好きになるというのは、大切なことです。人は無意識に相手の気持ちを察してしまいます。自分が好きでない人、自分を大切にしていない人は他人も無意識に、この人は大切にしなくても良い人だと感じて、そのように振る舞うからです。
自分を愛して自分を好きになることから、始めましょう。たぶん今あなたは大きな怒りのかたまりのようなも抱えているでしょう。そのかたまりは自分を好きになることで溶かすことが出来ます。難しければ専門家を頼ってみてもいいかもしれません。

感謝の気持ちを常に忘れない
「ありがとう」という言葉には、とても強い力があります。愛は親からだけでなく、自然界のあらゆるところに満ち溢れています。感謝の心を育むと、心に愛情が満ち溢れていくことを感じることが出来るかも知れません。ありがとうと言葉に出すことから始めてみませんか?
ありがとうという言葉を自然に出せるようになると、人とつながるようになってきます。人の褒め言葉や愛情を素直に受け取れるようになったら、それは愛情不足のリハビリ終了の合図です。沢山の愛を受け止めて幸せになって下さい。

愛情不足でも自分を愛することは出来る!
乳幼児の育児はストレスが溜まりやすく、子供が愛情を求める行動を見せても無視してしまうこともあります。この状態がずっと続いてしまうと、その影響は大人になってからも大きくあとを引くことになります。育児で辛い時は誰かに相談し、自分だけで抱え込まないようにしてくださいね。
そして愛情不足で辛い想いをしていても、人生は今からきっと再スタートが出来ます。自分を大切にしてたっぷり愛してあげて下さい。そして愛されて下さいね。



右脳開発日記(14)へつづく


「感謝」で思考は現実になる
パム・グラウト
サンマーク出版


ジェームズ・アレンの自分の心を癒す方法 特別編(ゴマブックス)
ゴマブックス


七田眞の 右脳を使って 豊かな人生を生きる101の知恵
七田 眞
創藝社



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 老子『道徳経』を翻訳してみ... | トップ | 老子『道徳経』を翻訳してみ... »

コメントを投稿

右脳開発日記」カテゴリの最新記事