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合言葉はヒュッゲ

返り咲くチカラ

これはなかなか読み応えのある著書でした。
書かれたのは、2016年。故安倍元総理が現役の頃ですから、まさかこの本が出た当初、こんな惨劇が起きるとは誰が想像した事でしょう。

著者は産経新聞の首相官邸記者、阿比留瑠比氏。
第一次安倍政権が僅か一年で敗退したエピソードを真っ直ぐな視線で捉え、その後の歩みと戦いを追い続けた。そして、5年の時を経て見事に返り咲いた安倍氏への純粋なるリスペクト。

政治家サラブレッドと讃えられた生い立ちながら遅咲きの出世。小泉政権要職に抜擢後、パフォーマー小泉に苦言を呈した真面目な性格が語られていた。

G7後の記者会見で酩酊と批判され政界から追放された盟友中川財務相の死は記憶に新しいがもう13年前になるんだ。

安倍第一次内閣の後にはねじれ国会という言葉も流行りました。短命な福田、麻生内閣に変わり、民主党が政権を握った時期も懐かしい。鳩山元総理。元気ですかねえ。夫人とともに変わり種でした。
「トラストミー」なんて気取ったセリフをオバマ大統領に投げて引かれたみたいですね。ウケました。

菅直人さんは母が好きでしたが、あまりにお粗末でしたね。出来そうに見せて出来ない男って感じかな。その菅さんに続く野田さんも、ぷっくら太々しいお顔しか思い出せない。

そして2013年、第二次安倍内閣誕生。経済政策に焦点を置いて参院選を大勝した。

最後の章の安倍後継者は誰か?という問に岸田現首相の名前が出ています。
さすが首相官邸キャップ。先見の目が高いです。

この本を読むと、政治って深いんだなあ。関心を持ってみようかなと思わさせられますね。




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