自虐ネタかと思っていたら、結構本気モードで2回あった飲み会、どちらも誘われずハブられたと繰り返し曖昧な苦笑い。
まあ、行きたかったのにと恨み半分甘え半分の姿は結構微笑ましく映り、さほどの深刻性もなさげですが、自分から誘って欲しかったと言えるたくましさに新鮮な驚きでした。
私ならしょげて1人くよくよした後、悶々と妬むタイプかな。平気なふりして傷ついてしまう。我ながらなんだか可愛げない 笑
ハブられたとのワードからお盆も近づいたこの時期、父の姿を思い出します。
もう半世紀くらい前かな。当時も父は海苔や乾物の行商をしていて、ほぼ年中車で飛び回って【仕事はほとんどせず、行きつけの店でだべっていた】いましたが、8.13のお精霊様のために早く帰ってきていました。早めにお風呂へ入り、髪を洗いながら鼻歌を歌いご機嫌な父。実家のお風呂は道路に面していて、やがて外を通る父のきょうだいらの笑い声が聞こえてきました。
父は殺気立ち、外に向かって「お前ら、俺を誘わず行くのか?」と怒鳴って足止めをしたのです。「あんた、まだお風呂なんでしょ?早く来ないから」と戸惑った叔母の言い訳に伯母も「遅いからだよ」と加勢しましたが、その声を消すように「てめえら、俺1人のけものにしやがって。よくも!よくもそんな理不尽な事ができたもんだな。覚えとけよ」浴室の戸は明け放たれていたため、台所の窓から父の姿がはっきり見えたのですが、シャンプーの泡が目に入るのも厭わず、父は表に向かって吠えていました。怖さより哀れで胸が傷んだ思い出ですが、私はあの頃いくつだったかな?多分祖父が死んで3回目くらいのお盆だった気がします。
父は気性が荒く、でも繊細で誰よりも祖父をリスペクトしていたから、伯母達と仲良くお迎えに出かけたかったんだろうなと。