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合言葉はヒュッゲ

昭和のドラマは懐かしい①

BSで放送中のザ・昭和ドラマ2本。【今ブログではまず一本、「心」を紹介します。】

昭和55.56年放送の「心」は家族の絆、逆に軋轢を描く屈指の巨匠橋田壽賀子氏の脚本。タイトルのストレートさと比較して、クセ強いのが難ですが、人の心の機微を的確に表現する手腕。やっぱ橋田ドラマはハズレなしですね。回を終えるごとに面白さが増し、最終回が近くなるにつれ、ロスの寂しさが。

舞台は東京の下町にある老舗豚カツ屋。先代だった両親を早くに亡くし、長女、長男が力を携え店を守りながら年の離れた妹と弟を養って行く。ふたりとも婚期を逃しながらひたすら店ときょうだいを支えている。

こんな姿は令和の今日では響かないだろうなと思いつつ、このドラマが放送されていた55年、56年当時って、私が19歳で勤め出した頃。あの頃、寮の友達の部屋でこのドラマを観ながら、当時20歳を超えていた田原のトシちゃんが中学生役を演じていて、それを見てヤジを飛ばした思い出が募る。トシちゃんはかわいい顔立ちだけど、中坊って😅

しっかり者の長女役には山岡久乃さん、長男役が宇津井健さん、次女役が長山藍子さん、末っ子次男が篠田三郎さん。
次女に限っては客と不倫の末駆け落ちして、挙句に蒸発されその連れ子二人とともに路頭に立たされ実家に舞い戻った。長山藍子さんって、こういう訳ありの役が似合うねえ。連れ子役が田原俊彦さんとター坊役の小学生。このター坊がすごっくかわいいんだよね。

いい年した大人が分別なく不倫しては家出して、またよりを戻す。子はその都度振り回され呆れ果てるような筋書きではありますが、これも橋田壽賀子ならではのスパイスで味付け。う〜ん。いいねえ。昭和のドラマってやっぱ好き❤️

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