見出し画像

合言葉はヒュッゲ

心を打つ名画 グリーンブック

レビューは正しかった。 BSプレミアムの放送はあらかじめ選別して録画。それを休日に観るのがコロナ渦の私のお楽しみなのです。

これ、実話だけにすごく心打たれます。
時は1962年頃のアメリカ。この時代の人種差別って、結構グロくて陰湿なのですね。

黒人は白人の経営するレストランやホテルには泊まれない。黒人用のホテルガイド本がこの映画タイトルの「グリーンブック」だったとは。

物語の主人公は二人。天才ピアニストのドクター・シャーリーと妻子持ちの無骨なイタリア人、トニー。

トニーの働くクラブが改装のため2か月閉店となり、その間の仕事として、シャーリーの運転手&用心棒として雇われる事になる。

シャーリーはアメリカ南部の州を巡るコンサートツアーを2か月企画。クリスマスまでには戻るという約束で引き受ける事にしたが、最初は噛み合わないこの二人.孤独なオーラを纏い常に冷静沈着なシャーリーと、脳天気で礼儀知らずなトニーは旅先で口喧嘩を繰り返しながらもあらゆるトラブルに巻き込まれ、それが次第に友情を深めてゆく。

なんというか、人の心の描き方が素敵。育った国も環境も生き方も違う二人の男が互いに理解し合う工程が無理なくて、切なくてそして温かい。

トニーの破天荒さが憎めない。夜間に黒人は外出禁止とパトカーに止められ、シャーリーの事ばかりでなく、母国イタリアの事もけなされついつい殴ってしまい留置。

そりゃ腹立つよね。

道中二人でケンタッキーを食べ合い、その骨を窓からボイしろと見本を示すトニー。常にスーツを纏い、今まで食べた事のないケンタの美味さに表情を崩さずも感動するシャーリーがかわいい!

「勇気が人の心を変える」

素晴らしい名言。偏見を少しでも覆すためツアーに出たシャーリーの決意。これこそが作品のテーマなのでしょう。

コメント一覧

Unknown
@iinna コメントありがとうございます。観て損はない作品ですよね。
iinna
図書館で上映されたグリーンブックを見てきました。
なかなか面白い映画でした。

https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/010ba536da6af12be0b98b3f5c162cc6
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「映画」カテゴリーもっと見る