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合言葉はヒュッゲ

映画 若草物語

オルコットの名作「若草物語」150年も前のものなのに未だ輝きあせず、多くの人々を虜にしている。

出会いは小学校4年生の頃、学校の図書館で借り、特に期待せず読み出したら、その面白さに時を忘れ完読。気がついたら部屋は暗くなっていた。

時代背景はアメリカ南北戦争の頃。戦地に赴任した牧師の父を待つ間、貧しく不安な日々を4人姉妹と母は肩寄せ合いながら生きていた。その時に楽しめる事を工夫し、慎ましくも美しく生きていた。

次女のジョーは小説家を目指すマーチ家のリーダー。そのジョーが作家として人気を博すきっかけとなったのが自叙伝でもあるこの作品だ。

児童文学の枠でありながら、大人になってからも忘れられないこの物語の魅力。一言で語ることはできない。

姉妹は皆個性的で人生観も異なる。時にぶつかる事もあるけど、絆の強さと互いを思いやる心は強く限りない。

2020年公開された「ストーリー・オブ・ライフ〜わたしの若草物語」の前にも1994年、1949年、1933年、それ以前の無声映画時代にも二作公開され、計6回の映画化。これってすごい事だと思う。

ちなみにビデオ店のセールで1949年公開作DVDは持っています。ジューン・アリソンというボーイッシュな女優がジョーを演じ、末娘のエイミー役をエリザベス・テイラーが出演しています。

戦後間もない昔のものだから演技、台詞、映像等古くさい印象ですが、ジョー役は1番イメージ合ってる気がする。脇役でもエリザベス・テイラーはすごくオーラあります。

1994年公開の作品は、ジョー役にウィノナ・ライダー、ベス役にクレア、デインズ、母役にはスーザン・サランドンが抜擢。ウィノナのジョー役綺麗だった。クレア・デインズのベスは、優しく可愛くて、神に召されるシーンではハラハラ泣けました。

そして、2020年公開された「ストーリー・オブ・マイ・ライフ〜わたしの若草物語」
ジョー役にシアーシャ・ローナン。ウィノナに負けず劣らぬの美しさ。

エイミーと喧嘩して自分の小説を燃やされたジョーが、反省し、追いかけたきたエイミーを無視してボーイフレンドのローリーと池でのスケートを楽しむ中、エイミーが割れた氷の穴に落ちてしまうシーンでは、後悔と葛藤を丁寧に描いてた。

私も原作でのこのシーン、とても印象的だったから。

今回、BSで放送された1994年の作品を
観て、やっぱり名作は、時代を経ても朽ちる事はないと感じた。

感動が刻まれ、ずっと心に残るのですね。


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