土地のもっているもの

昨日、浅草に行ってきた。
遊びに行ってきたわけではなくて、催し物をするために
区民館を探しに行った。

地図を片手に、あちこち、行ったのだけれど
いまひとつわからなくて
どこに行っても、地元の人が親切に教えてくれて
それは、驚くほど
ただ、地図をみて、ぼーっとしているだけで
何がわからないの？と聞いてくる人も何人かいた。

下町のあったかさみたいなものを感じた。
土地の持っているもの、集合意識みたいなものってあるなあと思った。
そこに根付いている考え方のようなもの

そこにいると、当たり前すぎて
きっと、そんな考え方をもっていることにもきずかないのかもしれない。

浅草、台東区
優しくて、外から来る人にもオープンな良い町でした。
たくさん、親切にしてくれてありがとう。

役柄から自由

海外に行きたいところがあって、
家族に、行きたいというと、不機嫌になった。

こんなことは、今までも何度もあったのだけれど
やっと、きづいたことがあって
ああ、私という人が持っている考え方なんだと思った。

皆が仕事しているときに、遊びに行ってはいけないとか
１０日間も留守をするのは、妻として、母として、嫁として
ダメなんじゃないか？という考え方を、持っているんだなと思った。

行きたいものは行きたいと思っている一方で、その考え方を根底に持っていることを
見せてくれているんだと気づいたのだ。
私も、家族も、他人もない。
鏡なのだ。

あなたは、こんな考え方を持っていますよーと教えてくれているんだと思った。
もちろん、無理やり、状況も考えず、突っ走るのは違うこともあるかもしれないけれど
わたしはわたしだ。
わたしは、妻でも、母でも、嫁でもない。それは、役柄だ。

きっと、いろんな人のことも
あなたは教師だからとか、夫だからとか、子どもだからとか
枠にはめて、見てきたのだろうなと思った。

いろんな役柄から自由になったら、
鏡のように、世界の人ももっと自由に見てあげられるなあ


このことに気づく前、
不機嫌になった家族を見て、以前は、何で？と思ったものだが
私が行きたいと思うように
嫌だと、不機嫌になる自由が、相手にもあるなあと思っていた。

それらは、個人の私達が何かをしているわけではなく、
起きてくることだから
深刻になりすぎず、ゲーム感覚で楽しみたいものだ。

他の人・ほかのものにはなれない。

あるがままでいいって、何度聞いたことだろう？
どうやったら、あるがままになれるのだろうって（笑）
何か特別な人になろうとしたりして
(無意識に、そう思っている）
そんなことばっかりしてきたなあ

この体は、空にはなれません。
チューリップにもなれません。
パソコンにもなれません。

どんなに念じてもなれないものはなれないのに
優れたものになろうとしたり
頑張れば何とかなるような気がしたりしていたが
人間が、空にも、花にもなれないように

そうやって、この心と体をダメだと思い
それは、他人のこともダメだと思うことで

誰も幸せにならないそんなことは、もうやめて
何にも出来なくても、情けないことばかりでも
それでも生かされていること
そのことに感謝したい。

１００人の私

今日、娘と話をしていて
まだ、本人の記憶がなかった小さかったときのことを
「あなたは、こういう子だった」というのは、良くないねという話になった。

「私は、こういう人間だという自己イメージができちゃうよね」と
まあ、そういう話を聞くことになるのも運命で、抗うことができないとは思うけれど
確かに、その自己イメージってやつは、なかなか曲者だ。
私って、こういう人なのよねとか、あなたってこういう人よね、とか
よく聞くけど・・・・

１００人いたら、１００人の人が、同じ一人の人に１００のイメージを持っている。
どれも、その人から見たイメージで、
ある意味、見られている本人というより、見ている側の考え方で、できあがっているイメージで
真実ではない。

それぞれが、それぞれの運命というストーリーの中で、人物設定をしている。

何だか、そんな中で
人にどう思われるとか、みとめてほしいとか、思うのって変な話だなと思った。

話が通じなかったりするのは、当たり前かもしれないな。
みんな違って当たり前、違いを尊重するしかなくって
その起きてくる世界に目を向けるのではなく

この世界の土台
意識、そこだけが共通なのだ。

そうすると、１００通り、すべてが私

ゆだねる

浅田真央選手が、引退をすると、テレビで、ずっと、報道されていた。
選手として続ける自信がなくなったとブログに書かれていたとのことだが
そうなのだなあと
つくづく思われる。

桜の花がゆっくりと開いて、そして、散っていくように
誰にも、何もできない。
今日の冷たい雨も、誰も、やませることはできない。

浅田選手が頑張ってこれたのも
選手として、続ける自信がなくなってしまったのも
実は、個人の力ではなく
はかりしれない力なのだなあと
そんなことを、教えてくれたようだった。

いつもいつも、自分が何かしているように勘違いしてしまうけれど
自分がやっていることなんて何もない。
３０分後に、何をしているか？
１分後に、何が起きるのか？
わからない。

いやーな心が出てきているかもしれないし
天にも昇る気持ちになっているかもしれない。
どんな心が出てきても
わがものとせず、
抵抗せず
願わくば、委ねていきたい。

それすら、思い通りにはならないのだけれど（笑）