日本の旗頭であるトヨタ自動車の24年3月期決算です。
言わずと知れた自動車メーカーの世界首位です。
今更ながら、日本に次ぐ北米での利益が少ないことに驚いています。
上段:営業収益、下段:営業利益
所在地 |
2023 |
2024 |
増減率 |
日本 |
17.583 1.901 |
21,021 3.438 |
+19.6% +83.2% |
北米 |
13.844 -0.075 |
17.943 0.581 |
+29.6% - |
欧州 |
4.274 0.057 |
5.682 0.388 |
+32.9% +575.4% |
アジア |
8.045 0.714 |
8.731 0.866 |
+8.5% +21.2% |
その他 |
3.472 0.231 |
4.390 0.198 |
+26.4% -14.3% |
売上高は\37.2兆→\45.1兆、純利益は\2.7兆→\5.4兆と増収増益でした。
EVに絞らない全方位戦略が功を奏したようです。
資産は、現預金が\7.5兆→\9.4兆と増加しています。
その他に、棚卸資産が\4.3兆→\4.6兆と微増しています。
負債は、社債及び長期借入金が\17.1兆→\21.2兆と増加しました。
利益剰余金は\28.3兆→\32.8兆と増加しています。
営業キャッシュフローマージンは、2桁に届かなかったものの直近は1ポイント改善しています。
投資キャッシュフローが嵩んで、フリーキャッシュフローもマイナスでした。
日経平均と共に上がった株価は、漏れなく調整に入っています。
品質問題に揺れていますが、難敵中国メーカーの伸長に打ち勝てるでしょうか。
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