昨年撤退した日本M&Aの23年3月期決算です。
中堅中小企業のM&A仲介で最大手です。
立て直しの1年でしたが、件数ベースでは増加基調だったようです。
件数 |
2022 |
2023 |
増減 |
成約 |
996 |
1,050 |
+54 |
売り成約 |
499 |
519 |
+20 |
買い成約 |
497 |
531 |
+34 |
成約組数 |
511 |
539 |
+28 |
売上⾼は、9億円増加した⼀⽅で、売上原価は15億円増、販管費は5億円増でした。
その結果、売上高総利益率は59.8→56.9%、営業利益率は40.7→37.0%に悪化しています。
高水準ながら利益率悪化に歯止めが掛かりません。
資産は、現預⾦が473→456億円と減少しました。
また投資有価証券は64→89億円に増加しています。
債務は、有利子負債は見当たりません。
一方で、利益余剰金は478→511億円に増加しています。
営業キャッシュフローマージンは20%まで落ちました。
フリーキャッシュフローも半減してしまっています。
株価は\1,000前後を行き来しています。
かつての輝きを取り戻せるか、厳しい経営状況が続きそうです。
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