2015/9/6 キヤノンとP&G

企業経営を判断するためには、キャッシュフローの把握こそ重要とよく目にします。 また日米企業のキャッシュに対する考え方の違いも取り沙汰されるので、日本の高配当企業キヤノンとアメリカの高配当企業P&Gを比較してみました。 並べると、チャートにおけるキヤノンとP&Gの違いがよく判ります。 　キャッシュ比率は、　キヤノン　＞　P&G 　株主還元比率（自社株買い＋配当）は、　キヤノン　＜　P&G 営業キャッシュフローと株主還元を比べても、P&Gはほとんど株主還元にまわしていますが、キヤノンはパッと見で半分くらいです。 キャッシュを溜め込む日本企業とよく聞きますが、こうして比べるとなるほどと思います。 キャッシュを持っていても、すばやく決断して投資するでも無し、何か借入に対する罪悪感があるのでしょうか？ それとも精密機械と日用品の業種違いの影響？ 次回は花王とP&Gを比べてみます。