古天気学 A

明治時代以前の日本のお天気や地震また天文関係の資料を収集中

洪水 「享保日記」享保十七年六月六日 天気編

2019-10-20 15:59:33 | 古天気学

洪水 「享保日記」享保十七年六月六日 天気編

2019年10月20日 日曜日 天気 早朝 雨  曇  晴 

「享保日記」 享保十七年六月六日

「當年之土用ハ閏五月廿八日より入、雨繁キ事土用之内かようの事覚なし。就中六月四日之夜つよし。五日終日降、晝より中川水增。馬乗、馬場兩方へ水上り、往来留ル。同姓屋敷内庭まで水上ル。ゑん下ヘハ不(V)入。六日、朝少々水引也。仙波ハ不(V)出。六日、七ツ過より晴天、打ツヅキ天気能。七月十四日夜中雨フル。」を検証する。  

 

 「テータ変換」

年月日 享保十七年六月六日 → 1732年7月27日

場所 水戸 → 水戸

天気種類 朝少々水引 七ツ過より晴天 → 洪水の水少々引く 16時過ぎより晴天

 

吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)と古天気学データベース(KTDB)で検証

吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)

享保十七年六月六日 → 1732年7月27日

弘前 晴 

八戸 晴 

盛岡 曇 

日光 雨 

東京 曇(雨) 

八王子 小雨 

鯖江 晴 

伊勢 晴(雨) 

京都 曇 

池田 晴(雷雨) 

津山 晴 

鳥取 晴 

諫早 晴 

臼杵 晴   

 

古天気学データベース(KTDB)

弘前 快晴 酷暑 

日光 雨

 

「検証結果」

年月日 享保十七年六月六日 → 1732年7月27日

吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)天気記録有

場所 水戸市 吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)水戸市の天気記録無

天気の種類 洪水の水少し引く

 

「データ整理」

享保十七年六月六日 → 1732年7月27日

弘前 晴  

八戸 晴   

盛岡 曇  

日光 雨  

水戸 雨曇晴天  

東京 曇(雨) 

八王子 小雨  

鯖江 晴   

伊勢 晴(雨) 

京都 曇  

池田 晴(雷雨) 

津山 晴   

鳥取 晴   

諫早 晴   

臼杵 晴  

 

「検証結論」   六月六日(1732年7月27日) 日光の天気は、雨  東京の天気は 曇(雨)  で、水戸の天気は、雨曇で、16時過ぎより晴天 。又、朝洪水の水少し引き 、千波湖の水は出水しなかった。

昔の天気は大変面白いですね。 

茨城県水戸市での大変貴重な天気資料です。

コメント
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