古天気学 A

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「享保日記」享保七年三月廿八日 郭公初鳴き編 

2015-02-14 10:16:24 | 天気
「享保日記」享保七年三月廿八日 郭公初鳴き編 

2015年2月7日 土曜日 天気 晴 寒い

「享保日記」享保七年三月廿八日「一、郭公(カッコウ)寅三月廿八日朝に初而聞く。上町ニてハ一昨日廿六日より聞くと云もの有。・・・去年丑年ハ四月廿一日ニ聞く。・・・初ほととぎすノ事、予七十ニ成候まで三月ノ内聞く候事ハなきと云也。」を検証する。

「テータ変換」
年月日 享保七年三月廿八日 → 1722年5月13日

場所 水戸 → 茨城県水戸市 

天気種類 郭公(カッコウ)初鳴き 平年は5月12日頃

気象庁生物季節観測より

気象台発表の旧平年日(1981〜2010年平均)

水戸 最早 2月5日 平年 3月9日 最晩 4月3日

参考資料 享保六年

年月日 享保六年四月廿一日 → 1721年5月16日

場所 水戸 → 茨城県水戸市 

天気種類 郭公(カッコウ)初鳴き 平年は5月12日頃

「検証結論」

水戸の現在の平均が3月9日。享保年間の平均が5月12日頃で享保年間の平均並み

現在と比べると2か月以上遅いことがわかります。(現在の北海道・網走の平均が5月5日より初鳴きが遅いことがわかりました。)
水戸の月平均の気温とカッコウの初鳴きの関係が解れば大変興味がわきます。

茨城県水戸市でのカッコウ初鳴き大変貴重な資料です。


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