小型の気動車の模型を集めているけれどその中の一つが佐久鉄道キホハニ56。
佐久鉄道が開業し、蒸気機関車の引く客車から、ガソリンカーへ転換したときに導入した6両のキホハニ。
国鉄が開業した小海北線にも乗り入れていたと。
佐久鉄道が買収されたのち、国鉄に引き取られ、キハニ40600となり、買収気動車の番号整理でキハニ40700に。
戦争中に鉄道省を廃車になり、51が土佐電鉄クハニ2101、52が船木鉄道キハニ50、53が名古屋鉄道サ2241から豊橋鉄道ク2241、54-55が西武鉄道キハ111-112から北海道拓殖鉄道キハ111-112、56が三岐鉄道キハニ6と全車バラバラに。 ここでディーゼル換装とバケットを取り付けられる。さらにS34にこのキハニ6は別府鉄道に。
別府鉄道廃止時に生まれ故郷の佐久に引き取られてキホハニ56に戻されて展示されています。
荷物室側。 小型車体ですのでステップが幅広なのがわかります。
展示に当たってホームには隙間を埋める鉄板が設置され、わかりにくいかも。
隣の旧中込学校の事務室にお願いすれば、中も見せていただけます。
フェンスで見難いけれど客室側の窓の並びの真ん中にある丸いのが車紋。
当時らしく、カタカナのサの文字が9こで丸を作る。
サ9で佐久ですね。
導入時のガソリンエンジンは78馬力とされてますから、客車のけん引は考えなかったのか、復元時にカプラーを戻しているか?
先に書いたようにガソリンエンジンから換装していますが、ここに戻すときに元に戻したかは知りません。
この模型を中古で見つけたときに衝動買いしています。
興味があればこちらをどうぞ、リンクを張っておきます。