4108.~小さな対話の積み重ねで:2~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「リラックスして楽しんで、笑顔でいること」(6月17日)
おはようございます。武蔵境教室の塩谷です。
A君を担当するようになって4年目になります。
高校3年生になり、随分大人に成長されました。
A君は、計算などの問題を解き続けるのはとても得意です。
準備した数学や国語の読解、英語のプリントはほとんどやり終えることができます。
その反面、コミュニケーションに課題をお持ちです。
苦手なことや今までと違うことをすると、戸惑って動きが止まってしまうことがあります。
得意なプリントをやった方が授業はスムーズなのですが、
これからの彼のことを考えて、人とのコミュニケーション課題を優先しています。
少し前のブログに書いたこともありますが、簡単なイラストを見て「はい」「いいえ」が言えるようになりました。
今では違う場合は、
「いいえ、○○です。」と答えられるようになりました。
さらに最近では、
「今日は晴れですか?」と聞くと
「いいえ、雨です。」とイラストがなくても日常的なことを言えるようになりました。
質問に答えながら笑顔が見えることも多くなりました。
この受け答えをするにあたって、講師自身がリラックスして楽しんで笑顔でいることを心がけています。
人といることは怖くなくて安心できてちょっと楽しいのだと、A君が思えるような雰囲気でこれからも進めていきたいと思います。
◇ワンポイント・メッセージ
小さな積み重ねの実践で、コミュニケーション力を育む。きのうのブログに続き、きょうもこの穏やかで柔らかい空気がとても良いですね。気持ちが育つ、心が育つことで、コミュニケーションの力も伸びていきます。その証のようなケースが2日続きました。「人といることは怖くなくて安心できてちょっと楽しい」、ひとり一人がそのように成長されることを願っています。