旅先で出血があって、早々に病院に駆けつけた。まさかとは
思ったけれど、検査の結果、前立腺癌だと診断されたのだった。
２０１５年３月１５日のことです。告知を受けたときはさすがに
驚天動地、激しく動揺したものだ。しかし、その後放射線治療や
薬物投与に注射の結果、数値（PSA値）が下がり始め、
希望が湧いてきたのだった。
カソデックスという特効薬があって、これを服用することによって、
PSA数値が０．００まで下がり、安心できる状態にまでなったのだった。
そしていまから三ヶ月前に薬は止めて注射だけにしようとなり、
今日に至った。２０１９年９月２０日、つまり今朝、総合検査があった。
医師は開口一番、「○○さん、今日も０．００ですよ」と告げた。
カソデックスに頼らなくてもがん細胞は抑えられていることになる。
あと六ヶ月生きることができれば、５年生存を達成することになる。
ただ、それやこれやをするうちに、肺動脈性肺高血圧症という難病に
取り憑かれたから、これによって倒されるかもしれないので、
油断はできない。
