最低限のマナーは守ってくれよな

東京の公園巡りを初めてから一年以上になります。ガイドブックに網羅されている公園は全部訪ね歩いた。先日カメラ店で写真ブックをパラパラとめくっていたら石神井（しゃくじい）公園の見事な写真を見た。ここだけは行っていないことに気づいて、その内訪れようと思っていた。昨日一日休養を取ったら頭がすっきりと軽くなっている。五月晴れで湿度も低い良い日だとの予報だったから、カメラを背負って出かけてきました。

西武新宿線に乗って上石神井で降りればバスが出ている。都心から見ると西北部に位置していて閑静な住宅街だ。地図で眺めると明らかに武蔵野台地を切り開い作った田園都市だと分かる。中には目も眩むような邸宅が並んでいる土地柄だ。公園内には細長い池があって、それの周りを散歩道が取り巻いている。一周すれば、３キロはあるだろう。人々はレジャーシートを敷いてお弁当を開いたり、池に向かって釣り糸を垂れたりしている。

裏の写真でご覧いただけるように、殆ど数メートル間隔で”つり禁止”の看板が立てられている。説明書きを読むと、”底に引っかかって切れた釣り糸などに水鳥がからまって死ぬケースが多い。だから釣りはしないで下さい”とのことだ。ところが、ざっと数えて２０人ほどの大人が簡易椅子にどっかと座って太公望を決め込んでいる。大人が範を垂れないでどうして良い子が育とう。

表の写真は、ニョロリと首を出したカメに驚いて腰が引けた”バン”です。