円卓 (文春文庫) | |
西 加奈子 | |
文藝春秋 |
公団住宅で三つ子の姉と、両親、祖父母に愛されて暮らす「こっこ」こと渦原琴子は、口が悪く、偏屈で硬派な、孤独に憧れる小学3年生。こっこの日常は、不満と問題と驚きと発見に満ちている。
西加奈子の作品は「さくら」を読みました。「きいろいゾウ」は途中で断念しました(笑)「通天閣」も読んでみたいんだけど。
で、「きいろいゾウ」をなぜ断念したか。。。その答えはこの「円卓」にもあると思います。「さくら」では全く感じなかったんだけど、頭のなかに入ってこないんだよね。なんでだろう?特にこの「円卓」は章立てもなく、どこで切るかがすごく悩んでね(笑)一気に読めるくらいの厚さなんだけど、あまり面白くなかったのも事実ですが。
大阪が舞台の「ちびまる子ちゃん」を期待し過ぎたのかもしれません。
3年生って言うのが微妙な学年で。この小説のヒロイン琴子みたいに生意気な口をきく子もいるし、まったくおこちゃまもいるし。もっとも女子>男子なのは間違いがなく・・・って、これはやっぱ私がおっさんだからかもしれないけど、女の子ってやっぱ男には強いんだよね(笑)
そうそう・・・この小説が読みにくいのは、やっぱ「大阪弁」で書かれてるからかも。大阪弁は文字にするとめちゃ読みにくいんです(笑)
来年、芦田愛菜主演で映画が公開されるそうな。西宮出身の彼女の「ネイティヴ」な大阪弁が楽しみです(笑)そういえば「阪急電車」にもでてたっけ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます