妻から晩御飯のおかずがないので、仕事帰りにスーパーで惣菜を買って帰るようにとの指令が来た。
スーパーの惣菜コーナーに寄ると、美味しそうなコロッケがあった。
お腹も空いてたので、コロッケをたくさん買って帰った。
帰宅すると、コロッケを見て妻が「何でこんなにコロッケ買ってるんだ、何考えてるんだ」と激怒した。
「いえいえ、私はとてもお腹が空いてるので、これぐらい食べられるのですよ」と私は妻をなだめた。
結局、妻の分のコロッケも私は食べることになった。
私はたくさんコロッケを食べれたので満足だった。
その夜、寝ていた私は急に吐き気を催し飛び起きた。
気持ち悪い、どうしたのだ、私は?
そして、その時、脳裏をよぎったのはあの大量のコロッケ。
そう、コロッケを食べすぎたので、胃がムカついて吐き気を催したのだ。
必死に口を押さえながら、横で寝ている妻に向かって心の中でこう呟いた。
「たくさんコロッケを買ってすみませんでした、私がバカでした」
いつも妻には頭が上がらない40歳なのでした。