風と帆掛けサバニ

沖縄の海を帆掛けサバニと気心しれたる友たちと

ホクレア号が糸満にやってきた

2007年04月27日 | 帆掛けサバニ

今日はハワイからはるばるミクロネシアを経由して

沖縄のしかも糸満市にやってきた

ホクレア号の紹介

このホクレア号は古代式航海カヌーで

ポリネシア型のカヌー

全長は62フィート4インチ(19m)

一番すごいのが

この船は一切の現代技術の航法機器を使わずに沖縄に到着したこと

勿論コンパスも使わない

それは星や太陽、風などをたよりに航海する

スターナビゲーションという航海術

昔、ポリネシア人達がこのポリネシア型カヌーで

航法機器を使わずに外洋にでて

南太平洋の島々を行き来していたこと証明する為に

このホクレア号が建造され

ホクレア号は何度もこのスターナビゲーションによる

大航海を成功させています

今年、ついにこのホクレア号がハワイと日本の友好を記念し

古代式カヌーとスターナビゲーションという航海術を

広めるためにホクレア号航海プロジェクトとして

日本にやってきました

まず、最初が沖縄

そして熊本、長崎、福岡、山口、広島、愛媛(宇和島)、横浜

へと寄港する予定のようです

僕らが今必死に整備するサバニとこの

古代式カヌー、ホクレア号

古代ポリネシア人と沖縄の海人(うみんちゅ)

この小さな船が

南太平洋を航海機器を使わずにここまできた

それだけで震えてきます

とても大きな感動を与えてくれる船です

歓迎セレモニーの様子です

ホクレア号が着岸した場所は私の会社のすぐ近く

私も友人とすぐにかけつけ船に興味津々

ホクレア号キャプテンであるナイノア、トンプソンさんの挨拶

彼はハワイではとても有名な方で

西洋文化にうもれ失われた伝統的文化

途絶えていた伝統航海術を復活させた第1人者

 

ハワイ人の誇りとアイデンティティの象徴とまでされるのが

このホクレア号

 

興奮してきますね

歓迎セレモニーの次の日の様子です

嘉手納エアベースからきた

アメリカンスクールの子供達に船のクルーが

この航海プロジェクトとホクレア号のことなどを

説明しているようでした英語でー

このホクレア号にはなんと日本人クルーも乗船しています

荒木汰久治さんと内野加奈子さん

地元高校生に囲まれてホクレア号の説明をしているのが荒木さん

荒木さんは現在沖縄糸満に本拠地をおいていて

ホクレア号のキャプテン ナイノアさんとも友人で

スターナビゲーションによる航海術と

サバニを2隻使って作ったポリネシア型カヌー

海人丸で沖縄から愛知万博までの航海を成功させた人

ハワイのヒーローナイノワさんと組んで沖縄のサバニレースにもでたようです

なんか嬉しいね

海人丸にのってカヌーを経験する地元高校生

彼らのこういった活動が

子供達の自然を大事にする心

海を愛する心を育てることでしょう

ホクレア号の航海プロジェクトは

ハワイ州観光局のHPにて

http://www.gohawaii.jp/hokulea2007/

更に興味が湧いた方はその中のホクレア号航海ブログを

http://hokulea.aloha-street.com/

 

ハワイと沖縄

海を愛し大事にしていく心

誇りとアイデンティティ

 

Island Spirit

 


塗装

2007年04月24日 | 帆掛けサバニ

またまた日曜恒例のサバニ

今回は最後の仕上げのペーパー掛けをして

防腐材入りのペンキを塗りました

もう少しで完成です(^^)

私のブログにも遊びに来てくれる“やぎ屋”さんがサバニの見学に差し入れを

持って来てくれました

興味深げにサバニを覗くやぎ屋さん

そして、例のごとく

真面目と冗談な会話を飛び交わしながら

作業が進行

彼はカメラを向けるといつもカメラ目線です。

仕事は設備関係資材の卸業者

電気関係です

彼に安くクーラーを卸せと言ったら

ヤマダ電機に行けと言われました(>_<)

 一部補修中の箇所を覗いて塗装完了

もう少しです

がんばろ

そして、この日のゲストやぎ屋さんの差し入れを皆で堪能

これは山羊汁

そう、かれは南部では有名な山羊料理店の次男

山羊汁におにぎり、ビールまでいただきました

やぎ屋さん、本当にありがとうー

みんな、喜んでたよー

また来てねってさー

 

山羊汁にヨモギをのせて

塩とおろしショウガを個人の好きずきで加えて

食べます。沖縄では、これは最高の料理です

おいしかったー

黙って黙々と味わう者

 

相変わらずカメラ目線で美味いを連発しながら

おかわりする者

みんなでEAST CLUB

レースは近い

 


だいぶ出来てきた

2007年04月17日 | 帆掛けサバニ

おとといの日曜日は

あいにくの雨でしたが

サバニ整備にはみな集合時間に数名を除き

しっかりと集まり整備を行いました

その数名は私が帰ろうと言ったのに

土曜の夜ネオンの中に消えていった方々

まあそれはいいとして

今回の作業で船もだいぶサバニらしくなってきました

一番よかったのはこの“ウシカキ”の位置が決まり

取付まで行けたこと

これによって色々な部分も位置が決まりだし

作業が大幅に進みました

難しい部分の補修も済み

帆も現在、生地を縫って貰っているので

近々、帆の型決め

細かい部分の仕上げを行って

塗装に入ります

初めて平敷屋漁港でこの船を見たときも

涙出そうになったけど

完成したらまた涙でそう

ようやくここまで来た

 


みちゃーとトシボーにいにい

2007年04月14日 | 帆掛けサバニ

夕方になると平日でもサバニメンバーが私の会社に集まってきます

平日は2時間くらいの作業

と雑談です

ただここに集まりたいのです

作業はあまりはかどってません

上の画像の部分が新たに木の腐食が激しいことがわかり

また腐った部分を大きくカットして

作り直しです

そして、“うしかき”も前にできあがっているのに

セットする位置が決まらず進んでいませんでした

この木で帆柱を支える大事な部分

全体のバランスを決める大事な部分

この、“うしかき”が決まってくるとおのずと

次の列の“ざしかー”も決まっていきます

この方は私の同級生

内部大工のお兄さんと一緒に内装関係の仕事してます

只今、ファイバーで穴埋め箇所の仕上げしてます

この方、毎日私の顔見ると

『今日、どこ飲み行く?』と聞きます

毎日です(-_-)

毎日は行きませんが結局連れていかれます

この方のおかげで予定が大幅にずれ

仕事が溜まり、ブログの更新が遅れます

全部この方が悪いんです

こちらがお兄さん

たまにしか来ませんが

難しいところはこのお兄さんがやります

頼もしい人です

私はお兄さんがきたらサバニいじらず

ほかのことやります

この前はストック用の水缶20リットル入りを2つ載せられる台を

お兄さんに習いながら作ってました^^;

昨日もまたどさくさに紛れ

別のもの作ってました^^;

 


タリバンカップー

2007年04月05日 | 帆掛けサバニ

EAST CLUB


 

先日、行ったサバニの整備作業です

木の腐ったとこの補修と

穴埋めなどの作業が終わったので

船を外にだし外側を綺麗にしました

大分時間が経過しているため

木のでこぼこが目立っていた為

滑らかに薄く削りました

風邪を引いた物や用事で来れられない人

そして、そして

酒飲んで寝坊する奴

などなど午後からの作業でしたが人が少なく

少人数での作業となりました

トランサムも仕上がり

下のほうの腐食が激しく大きく穴があいていたとこも

造り直しました

4人ですが人でが揃ったので

船をひっくり返しての作業です

削る物、ペーパーで仕上げる者

みんな黙って黙々と作業します

ほんの少しだけ削ったのですが

だいぶ違います

さわった感じもざらざらからつるつるに変わりました

そして、この人

数年前なら警官に職務質問、間違いなくされていただろう

アルカイダ、タリバン?

彼こそが昨日3件もはしごして酒たらふく飲んで

連絡も付かず午後2時過ぎに現れた

二日酔い男です

この野郎ーです!

彼は建築の設備関係の仕事をしています

力仕事に向いていて細かい作業は向かないです