ども~そのタローです
あさってからお盆ですね~
お盆といえばお寺参りということで、今日は、
不思議な伝説の残る梵鐘があるお寺のお話…
お話の舞台は、以前のブログでも取上げた、
飯詰地区にある「長円寺」さんです
こちらにある梵鐘は、江戸時代の正徳6年に京都の名工が鋳造した
二つの鐘のうちの一つ
この二つの鐘は、船で京都から津軽まで送られたのですが、
十三湊(現在の十三湖)から岩木川を遡ろうとしたところ、
突然の悪天候で船は転覆、鐘も二つとも十三湖に沈んでしまいました…
そのうち一つは引き上げられて、こちらのお寺に納まったものの、
鐘をつくたびに十三湖の中からもかすかな響きが応えるのだとか
お互いに「十三恋しやゴーン」「長円寺恋しやゴーン」…と…
鐘楼を見上げると、このお話が彫刻で描かれていますよ
これは地元ではよく知られた伝説ですが、
この鐘は他にも、
慶応3年の火事で燃え落ちたときに、親指ほどの幅のヒビが
入ったのに、いつの間にかピッタリと密着して元に戻ってしまった
日清戦争のころの金属回収で、惜しまれながら運ばれようとした際に
ビクとも動かなくなってしまい、回収を免れた
などの不思議な話が残っています
ちなみに、日本の梵鐘の多くは戦争中に鋳潰されてしまったため、
東日本で、300年前以上前に作られた梵鐘が残っているのは
非常に珍しいのだそうです
しかも、鐘に刻まれている由来などを読んでいると、
「黄金若干」を含む、という文字が…
この鐘の特別さを物語っているみたいですよね
普段何気なくお参りしている寺院にも、
もしかしたら面白い言い伝えや由来があるかもしれませんよ…?
では読者の皆様、よい夏休みを
そのタローでした