ども~そのタローで~す
さて、4回にわたり、齊藤國良さん著「梵珠曼荼羅(ぼんじゅまんだら)」を参考にお伝えしてしてきた
「もっと知りたい!梵珠北斗星」もいよいよ星3つを残すところとなりました
梵珠山に北斗七星型にならんだパワースポットの不思議なお話…さっそく行ってみましょう
6)武曲星(むごくせい)…地蔵堂地域
【七福神】福禄寿 【一代様】虚空蔵菩薩(うし・とら)
ひしゃく型に並んだ北斗七星の柄の下から2番目のこの位置に当たるのが「地蔵堂地域」
古くから「地蔵堂あり」とされてきたこの地区では、実は昭和初期のころ、すでに地蔵堂の位置が分からなくなっていたそうです
ところが、最近になって江戸時代の絵図の写しが発見されてその位置が判明したとか
しかも現在「地蔵沢」と呼ばれている地区は、実は「ジンジャサ」=「神社沢」だった…なんてこぼれ話も
時代とともに「地蔵沢」と呼ばれていた地区がいつの間にか変わっていた、という面白い話です
7)破軍星(はぐんせい)…真言館(しんごんだて)地区
【七福神】毘沙門天 【一代様】八幡神(いぬ・いのしし)
「真言館」は古くから知られ、堀跡ものこる中世の館(やかた)跡です…が、規模が小さいので、大釈迦にあったという「梵呪山真剛寺」の跡ではないかともいわれているそうです。
もともとこの地域には多くの寺院があり、「高野千坊」なんて呼ばれていたともいわれます
また、周辺には他にも館跡が存在しており、当時の繁栄ぶりがうかがえますね~
ちなみにこの近くには、かつての前田野目熊野宮である、「松倉神社前田野目遥拝所」があります
8)補星(ほせい)…地蔵沢地域
【七福神】寿老人 【一代様】勢至菩薩(うま)
そうなんです。「梵珠北斗星」を構成するのは北斗七星の7つの星だけではないんです
それが、「廉貞星」の北にあり、先にも話題にした現在「地蔵沢」と呼ばれている地域。
ここには2つのパワースポットが存在します。
まずは地蔵沢の「巨大陽石(ようせき)」
男性のシンボルを模しており、天然の大きな石に人の手が加えられたものとみられるそうです
もともと山の神が祀られている場所だったそうなので、その奉納物だったのではないか、とのこと
「転び地蔵」や「唸り地蔵」など、昔話チックな伝説も残すパワースポットです
この近くには女性のシンボルを模した「胎内潜りの陰石」もあり、かつては対をなしていたとか…
しかも、ここには「淡島(あわしま)様」も祀られています
住吉大社で知られる住吉様の妻であった淡島様は、女性特有の病気に霊験があるといわれます
本来は女性のシンボルを祀るそうですが、ここにはなぜか金色の男性のシンボル2体が祀られており…
画像からお分かりのとおり、淡島様の像の首元にはこれまた男性のシンボルを暗示するような蛇型のものも見られ、ちょっとミステリーを感じます
淡島様は別名を針裁女(はりさいじょ)ともいい、お裁縫の神様・針供養の神様でもあるそうですよ
古くからこの地区の女性の心の支えでもあったのでしょうか
…と、以上で「梵珠北斗星」にまつわる8つの星を簡単に紹介してきたわけですが、この周辺には、書ききれなかったスポットや伝説も多く残されていますよ~
ちなみに、この「梵珠北斗星」はだれが配置したのか?というテーマについて、著者の齊藤さんは、平安時代の人物、鎮守府将軍 小野春風(おののはるかぜ)と推測しています
しかし、実際に携わったのは、小野春風の意を受けた陰陽師ではないか…と。
そこで、小野春風と親交があったとみられ、梵珠山に伝説をのこす大陰陽師・安倍晴明まで可能性は広がっていくわけで…
う~ん、ワクワクしますねっ 皆さんはどう思われますか
齊藤國良さんの「梵珠北斗星」を読んで感じるのは、「自分はなんて地元のことを知らなかったんだろう」という反省と
「地元にはこんなにたくさんキラキラした伝説やスポットがあったのか」という驚き。
平安時代まではほぼ記録に残されることがなかったこの津軽地域ですが、人の営みは確かに残っているんですね~
もちろん調べてもわからない部分はたくさんありますが、わからないからこそ夢や可能性もたくさんある…それがこの地域の魅力だと感じました
昨年6月から開始したこの「gosho×goshoぶろぐ」は、個人的には「知ることは好きになること」というテーマをもっていました
どうしても歴史やら文化的なことになると内容的にくどくなったり長くなったり…してましたが(笑)、これはこれで必要なこと、と信じて書いてきました
以前、東峰小学校の出前授業について書いたことがありましたが、地元のことを知るって本当に大事なことだと思います
知れば、きっと好きになれるはず
「gosho×goshoぶろぐ」を通じてそのお手伝いが少しでもできていたら、うれしいの一言です
…え、なになに
「この終わりそうな雰囲気、ナニ」って
終わりそうでしょ
終わるんです (おもち君風に)
正しくは、わたくしそのタロー、本日のブログをもって「gosho×goshoぶろぐ」を卒業します
でも、そのタローのことは嫌いでも、「gosho×goshoぶろぐ」のことは嫌いにならないでください
以後とも、「gosho×goshoぶろぐ」をごひいきによろしくお願いいたします
そして、4月からは、五所川原地域ブランドの魅力をお伝えする「ヤッテマレ!本舗オフィシャルブログ」に出没しますので、こちらもごひいきに
http://www.city.goshogawara.lg.jp/brand/index.html
キンタロー。ではなくそのタローでした
SPECIAL THANKS
読者のみなさま
今まで長文ブログ(笑)にお付き合いくださり、時にはコメントまでいただき、大変ありがとうございました
今後とも、「gosho×goshoぶろぐ」、そして「ヤッテマレ!本舗オフィシャルブログ」をよろしくお願いいたします