ども~そのタローで~す
今日は、この時期恒例のビッグなニュースです
昨日10月22日(月)、五所川原市役所にて、
平成25年新作立佞武多下絵の記者発表がありました
もうそんな季節なんですね~しみじみ…
県内にお住まいの方は、すでに昨日のニュースでご覧になっているのでは
気になる来年の大型立佞武多の下絵、それがこちらです
その名も「陰陽 梵珠北斗星(おんみょう ぼんじゅほくとせい)」
製作者は、平成16年「杙」、平成19年「芽吹き心荒ぶる」、平成22年「又鬼」に続き
今回が4台目の製作となる齊藤忠大(さいとうただひろ)さんです
今回のタイトルにある「梵珠北斗星」とは、
実は市内前田野目地区に伝わる、知る人ぞ知るパワースポット
そもそも梵珠山は、釈迦の墓がある、とか
修験道の元祖「役小角(えんのおづぬ)」に関係がある、とか
聞いていてもワクワクするような不思議な伝説が数多くある場所ですが、
この梵珠山にある寺社やお堂などが、北斗七星を描くように配置されているというから驚きです
北斗七星を重要視し、重要な場所の守りとして都市づくりなどに生かした…といえば陰陽道(おんみょうどう)
10年くらい前には、野村萬斎さん主演の映画「陰陽師」や、
京極夏彦さんの小説、いわゆる「京極堂シリーズ(妖怪シリーズ)」などのヒットでブームにもなっていた、
陰陽道と日本における稀代の陰陽師・安倍晴明(あべのせいめい)の名は、
耳にしたことのある方も多いのでは
実は梵珠山には、その安倍晴明が「法乗寺」というお寺を建てた、という伝説も残っているとか
こういった関係から、今回の立佞武多は、北の方位を表わす神獣「玄武(げんぶ)」を従えて、
「九字(くじ)」を切る陰陽師の姿が表されているんですね~…深いぃ~…
そして台座には、梵珠北斗星が描かれており、その円の中には七福神が描かれています
北斗七星は七福神の星とも呼ばれているんですって
とにかく、細部まで様々な仕掛けのある今回の立佞武多
詰めかけた記者の皆さんも、興味深げに取材されていました
北斗七星に、七福神、一代様に金精様…と、
様々な御利益が凝縮された「梵珠北斗星」を表現した立佞武多は
まさに動くパワースポット
夏のお目見えが今から待ち遠しいですね
それにしても、まさかこんなに近くに陰陽道に関わるパワースポットがあったなんて
いったい誰が、いつ、何を守るためにこの配列にしたのか
と、すっかりスイッチの入っちゃったそのタローでした