ども~ そのタローで~す
今日の五所川原市は午前に雨が降った後、やや蒸しています…
こんな日は焼き締めの茶碗で冷た~い麦茶が飲みたい
焼き締めの器は、釉薬を使わずに焼き上げているので水を吸うんですが、
その水が蒸発するときに熱を奪うので、冷たい液体を注ぐと、冷感が長持ちするんです
これってエコじゃないですか
日本の焼き締めの元祖といえば、「須恵器(すえき)」
この須恵器が昔、五所川原でも生産されていたのは以前ブログでも書いたとおりですが、
現代の五所川原にも焼き締めの窯場があるんです それが「津軽金山焼」
今日は、こちらで7月19日(土)~29(日)の会期で開催されている
「野呂 理紗子 穴窯個展」をご紹介します
店内の特設コーナーはこちら
野呂さんは津軽金山焼の女性工人さん
今回は、自然をテーマにした作品が多いらしいですよ どんな感じなんでしょうね
見てください、このまぁるくてやわらかい風合い
画像左の背の高い壷は、口の部分が少し波打っていて、全体の形はまるで魚のようです
そして、画像右の桜の模様や赤い色は漆で付けられているそうですよ~
焼き物と漆のコラボレーション
…というと、斬新に感じる反面、日本のやきもののルーツ・縄文土器も連想させますね
そんな中で、そのタローが気になった器はコチラ
漆で赤と黒の金魚が描かれています
この器に水を張ったら、きっと水面がユラユラゆれて、金魚が泳いでるように
見えるんでしょうね~ 試してみたい
さて、今回の個展、なんと、野外展示もあるそうで…
お店の外では、かわいいカエルさんたちが案内してくれます
このポテッとした、野呂さんのカエルシリーズ、
カエル好きのそのタローにはたまらない…(マキガマガエル…というネーミングもgoodです)
野外会場は、お店の入口の両側で出迎えてくれるお馬さんの横から入ります…
金山焼の風鈴も吊るされていて涼しげなテラス席
お向かいには「れすとらん山の風」さんがあるのですが、
なんとこの席から、飲み物を注文して涼むこともできるらしいですよ
ちなみに、このテラス席や、ここを抜けた通路にも野呂さんのやさしいテイストの器が並びます
動物や花をかたどったりあしらったりした、可愛らしい器から、
シンプルなだけに、やわらかな曲線がきわだつ器まで…
器を見ていると、作者・野呂さんのやさしい人となりが伝わってくるような個展でした
もちろん、作品の中には、商品として販売されているものも多数
この器をどこに置こうか、どうやって使おうか
そんな楽しみ方も良さそうですね
なお、この日はちょうど窯出しの日だったらしく、なんと2割引きのお買い得商品も
こちらも見逃せません
この個展は29日の日曜日まで
今週末の計画を立てている最中、という方、
作品にふれて、ふわっとやさしい気持ちになってみませんか
そのタローでした