ども~そのタローで~す
日に日に春めく五所川原…今年も卒業式や異動発表のシーズンがやってきました
毎年この時期になると、「一年が過ぎるのは早いなぁ~」と感じますね
さて、おもち君が昨日のブログでレポートしていた
平成25年立佞武多「陰陽 梵珠北斗星」
製作の進行状況はこの「gosho×goshoぶろぐ」で度々お伝えしていますが、
どんどんと形が出来上がっていっているのが分かりますね
この下絵がどんな立佞武多に仕上がるのか、期待でいっぱいです
さて、この立佞武多は、信仰の山「梵珠山」から市内前田野目地区にかけて、
北斗七星の形に配置されている寺社等のパワースポット群を題材にしている…
ということは、以前にもブログでお伝えしましたが…
http://blog.goo.ne.jp/5shokanko/e/ec2e160d24ddc0519aab8de0f509c5f8
実はこの「梵珠北斗星」、発見されたのはごく最近のことなんです
発見されたのは市内前田野目地区にお住まいの郷土史家・齊藤國良さん
齊藤さんは地元の史跡を踏査したり、伝説を採集したりする中でその存在に気付かれたそうです
文献はもちろん、伝説としても残っていなかった北斗星の配列の発見…まさに大発見ですね
ところで、梵珠北斗星、に当たる寺社とは一体どこなのか、気になりますよね
今回は齊藤さんの著作「梵珠曼荼羅(ぼんじゅまんだら)」から、七星それぞれに相当する寺社を挙げてみようと思います
皆さんご存知のとおり、北斗七星はひしゃくの形
ひしゃくの、水が入る部分から順に並べてみましょう
1貪狼星(どんろうせい)…松倉神社を中心とした地域
2巨門星(きょもんせい)…行者堂
3禄存星(ろくぞんせい)…梵珠山及び釈迦堂山地域
4文曲星(もんごくせい)…旧東薬師堂地域
5廉貞星(れんていせい)…旧鞠野沢村
6武曲星(むごくせい)…三助地区(本来「地蔵沢」であった地区)
7破軍星(はぐんせい)…熊野宮・真言館
補星(ほせい)…地蔵沢の巨大陽石
1番目の松倉神社は、現在でも津軽三十三観音霊場第二十五番札所として有名ですが、
他の場所は、今は跡地となっている場所も多く、地元の人でもその存在をご存じないかもしれません
しかし、それぞれのスポットには実に魅力的な伝説や歴史が隠されているんです
知れば「動くパワースポット」を目指す今年の立佞武多の
ありがたさと楽しさが倍増すること間違いなし
今後のブログでも取り上げていきますので、どうぞお楽しみに
制作者 齊藤忠大さん自らが「陰陽 梵珠北斗星」を語る
「おもち君が行く!#21おもちサンタが『立佞武多の館』にやって来た!」も、
ぜひご覧くださいねhttp://youtu.be/g91donU_2nU
先日地上波放送された映画「陰陽師2」に、なにやら運命めいたものを
感じるそのタローでした
【参考資料】
『梵珠曼荼羅』/「新・津軽風土記を創る会」代表 齊藤國良 著/平成24年10月20日改訂版
★special thanks★
齊藤國良さん:「梵珠北斗星」の引用等について許可いただきありがとうございました