まるごとムサシ

ムサシ(14歳)とあんず(12歳)の日常です

ミラとの出会い その3

2008-06-03 08:49:34 | みー君のこと
子ネコたちが生まれてからは
仕事から帰るとすぐに物干し場に直行し
彼等の無事を確認するのが日課になった。



ある日、いつものように段ボール部屋を覗くと
中がもぬけの殻になっている。
親子3匹が忽然と姿を消してしまったのだ。
数日過ぎても、戻ってきた気配はない。

「しょせんあの子達は野良。
 自由気ままな世界へと飛び出して行ったんだわ・・・」
「いずれにしても
 私があの子達を飼うことはできなかったんだから・・・」

そうやって自分に言い聞かせた。

数日後の休日。
縁側に座り、ぼーーっと周りの景色を眺めていたその時
私の目が視界の端にふわっとした物体が動くのを捉えた。
そこに視線を移すと
数十メートル離れたアパートの窓があり
そこから白っぽいものが小さなかたまりをくわえて
運び入れてるのが見える。

顔ははっきりとは見えないが
あれは間違いなくはなちゃんとその子供たちだ!

あぁ、私の元を離れ
別の飼い主が見つかったのね・・・
・・・私の何がいけなかったのかしら
・・・でもでも、あそこもアパートだし
ちゃんと飼えるのだろうか・・・・
・・・あーでもない、こーでもない
・・・・・・・・@#★→△*◎■¥※&・・・・・・

はっと気が付くと、私はそのアパートの部屋のドアの前に立ち
チャイムをピンャ唐ニ鳴らしていた。
出てきたのはまだ学生さん風の若い男性だった。

「つかぬことをお伺いしますが
 お宅でネコを飼っていますか?」
「(はっと顔色を変え)はい・・・いえ・・・あの・・・その・・・」

どうやら、動物飼育禁止を咎められたと勘違いしたようだ。

「いえいえ、そうではないんです。
 実は、あの子達は・・・・」

と事情を説明すると、彼はホッとしたような表情になり
「そうだったんですか。
 迷い込んできて、かわいいから部屋に入れたんですけど
 ボクもここでは飼えないし、どうしようかと思っていたんです」
とのこと。

「それでしたら、私が引き取っていいですか?」
「はい、お願いします」

ということで、親子3匹無事我が家に戻ってきた。
「我が家」といっても、ウチもアパートだ。
でもまぁ、何とかなるだろう。

はなちゃんとその子供たちは
その後は家出することなく
何事もなかったかのように
段ボール部屋で三身一体(?)になっていた。





あの時、私が縁側でぼーーっとしてなかったら
今頃この親子は、どこでどんな猫生を歩んでいたのだろう
と、ふと考えることがある。



お家に帰ってたら、ャ`っとな
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