神戸、大阪と相次いで都市型の大規模マラソン概要が発表され、20年間の歴史を持つ福知山マラソンが埋没しそうな状況になっている
福知山マラソンはかつて、ランナーズ誌の大会100撰のトップに輝くマラソン大会として多くのランナーから絶大な支持を得ていた。ところが20回を迎える今年の大会では6月から受付をはじめ、ようやくこの9/15に定員に達したために締め切るという状況である。
マラソンブームといわれ、東京マラソンは3万人の定員に倍率10倍。長野マラソンはネット受付当日に締め切られるというのに、この比はなんだ。かげりが出ている。
当然のことながら、大会事務局は来年の神戸、大阪の開催に危機感を強めている。福知山の参加者の大半が京阪神からのランナーであり、このまま行くと神戸に食われるのは必至。
私も98年の初参加以来、毎年福知山に通い続けていた。かつてはわがグループが各地から20人近く参加し、ゴール後の体育館横の階段で最終バスの時刻まで打ち上げで盛り上がっていたのがなつかしい。福知山の大洪水被災の復興での再開大会を最後に仕事の関係から遠ざかっているが、あの沿道の熱い声援、多彩なエイド、走りやすいコース、いたるところにランナー冥利に尽きる運営に印象を深くしたものだ。
その福知山が消えそうになっている。
そこで、福知山の再生にむけ提言をまとめてみた。大会事務局にも進言するつもりではあるが、ランナーのみなさんにも共感をいただきたく、ブログに発表することにした。
みなさんも忌憚なきご意見をいただきたい。
【21回福知山マラソンへの提言】
●開催時期を早める
来年も固定の11/23開催では大阪に3週間前に参加したランナーでも神戸にランナーを食われてしまう。11/23に固定することなくベストの開催時期を検討する。12月では福知山では寒すぎたり、降雪の心配さえある。とした場合、大阪の前の10月中旬開催がベターではないか?これでも、第1回記念大会の大阪、神戸を走ってみようというランナーは多くいる。
しかし、中3週間でフルマラソンを走るランナーは限定されてくる。神戸から1ヵ月以上あけば、福知山も神戸もというランナーも出てくる。福知山の被害を最小限にとどめる時期だと思う。
●アクセスの工夫を探求する
福知山の不利な条件は京都の北部にある地方都市での開催であること。旅行会社手配の臨時列車やシャトルバスに頼らず、参加しようと思うときは例えば京都からなら普通列車でいかざるを得ない。特に園部からは車両が切り離され、ギュウギュウ詰めの満員列車で福知山に向かうこととなる。JR西日本と交渉して臨時の特急列車を走らせられないものか。
車も広大な河川敷を利用して駐車スペースを確保しているが、入出に長蛇の列となる。スムーズな運行はできないものか?
あわせて全国からランナーを迎えようとするには、福知山での宿泊数は限られている。近隣の綾部、舞鶴、天橋立などの宿泊施設と提携し、会場までの送迎は用意できないものか?
近隣行政との協力も検討する。
●参加費は現状のままで
全国的には参加費は上昇傾向にある。参加費が上がっても、前年と大きくサービスが上がったとは感じられないのが実感である。参加費は現状を維持すること。
安いほうが参加しやすい。全国には低料金で多くのランナーを集める大会は多くある。
有名人をゲストでお金をかけて呼ばなくてもいい。多くのランナーにとっては、ほとんど接する時間がない。
運営費を少なくするにはボランティアをより多く募集すること。地元の大会を盛り上げようとする町内会こぞっての応援は福知山の宝であり、ランナーもうれしい。大会スタッフに弁当、日当などを支払って運営破綻をきたした京都シティハーフを教訓とすべし。
●エイドの工夫
全国の大会ではいろんな工夫がこらされている。いびがわではのりまき、稲荷。小笠掛川ではいちご、メロン。丹後ウルトラではうどん、梨。福知山もたいがいバラエティ豊富なエイドではあると思うが、こうした特色ある飲食品を考え出すことも必要。
あわせて、うれしいのが私設エイドの多さ。幼児が道端で小さな掌にチョコレートをいっぱい差し伸べてたのは今でも記憶に残っている。私設エイドもどんどん呼びかけてはいかがか?公認のレースではあるが、市民ランナーにとってはこういう風景がなんとも気持ちがいい。
●完走Tシャツ
福知山の完走Tシャツは一つのステータス。今はどうなのかはわからないが、かつては綿のTシャツ。トレーニングで着用しているランナーを見るとこの人もフィニッシャーだと親近感を感じるが、いつも汗でビチャビチャのヨレヨレ。
高機能素材のTシャツがほしい。デザインは毎年前面プリントが変更されてたようだが、前面はFマークのワンポイントで良い。背面にフィニッシャーのロゴに開催日と大会回数を示せばこれだけでステータスは維持できる。
あわせて参加賞だが、コレまでのように工夫が凝らされているが、ランナーがトレーニングで日頃使えるものがいい。スポーツタオル、キャップ、手袋、ソックスなど。
●スポンサーについて
グンゼとstepが主要なスポンサーだったと思うが、グンゼは福知山の基幹産業ではあるが、日本で有名な企業ではない。京都には世界に誇れる優良企業がいっぱいある。
この際、そうした企業にも働きかけたほうがいいのでは…
任天堂、ムラタ、京セラ、オムロン、ローム。とりわけロームなんかは京都シティハーフの主要スポンサーであったが、京都マラソンは現在検討中であり、今は空いてるのではないか?この企業なら京阪神のランナーにも広くアピールできる。金融機関なら京都銀行が今京阪神に拡大の場を広げているので、こういうところもありえる。
福知山マラソンはかつて、ランナーズ誌の大会100撰のトップに輝くマラソン大会として多くのランナーから絶大な支持を得ていた。ところが20回を迎える今年の大会では6月から受付をはじめ、ようやくこの9/15に定員に達したために締め切るという状況である。
マラソンブームといわれ、東京マラソンは3万人の定員に倍率10倍。長野マラソンはネット受付当日に締め切られるというのに、この比はなんだ。かげりが出ている。
当然のことながら、大会事務局は来年の神戸、大阪の開催に危機感を強めている。福知山の参加者の大半が京阪神からのランナーであり、このまま行くと神戸に食われるのは必至。
私も98年の初参加以来、毎年福知山に通い続けていた。かつてはわがグループが各地から20人近く参加し、ゴール後の体育館横の階段で最終バスの時刻まで打ち上げで盛り上がっていたのがなつかしい。福知山の大洪水被災の復興での再開大会を最後に仕事の関係から遠ざかっているが、あの沿道の熱い声援、多彩なエイド、走りやすいコース、いたるところにランナー冥利に尽きる運営に印象を深くしたものだ。
その福知山が消えそうになっている。
そこで、福知山の再生にむけ提言をまとめてみた。大会事務局にも進言するつもりではあるが、ランナーのみなさんにも共感をいただきたく、ブログに発表することにした。
みなさんも忌憚なきご意見をいただきたい。
【21回福知山マラソンへの提言】
●開催時期を早める
来年も固定の11/23開催では大阪に3週間前に参加したランナーでも神戸にランナーを食われてしまう。11/23に固定することなくベストの開催時期を検討する。12月では福知山では寒すぎたり、降雪の心配さえある。とした場合、大阪の前の10月中旬開催がベターではないか?これでも、第1回記念大会の大阪、神戸を走ってみようというランナーは多くいる。
しかし、中3週間でフルマラソンを走るランナーは限定されてくる。神戸から1ヵ月以上あけば、福知山も神戸もというランナーも出てくる。福知山の被害を最小限にとどめる時期だと思う。
●アクセスの工夫を探求する
福知山の不利な条件は京都の北部にある地方都市での開催であること。旅行会社手配の臨時列車やシャトルバスに頼らず、参加しようと思うときは例えば京都からなら普通列車でいかざるを得ない。特に園部からは車両が切り離され、ギュウギュウ詰めの満員列車で福知山に向かうこととなる。JR西日本と交渉して臨時の特急列車を走らせられないものか。
車も広大な河川敷を利用して駐車スペースを確保しているが、入出に長蛇の列となる。スムーズな運行はできないものか?
あわせて全国からランナーを迎えようとするには、福知山での宿泊数は限られている。近隣の綾部、舞鶴、天橋立などの宿泊施設と提携し、会場までの送迎は用意できないものか?
近隣行政との協力も検討する。
●参加費は現状のままで
全国的には参加費は上昇傾向にある。参加費が上がっても、前年と大きくサービスが上がったとは感じられないのが実感である。参加費は現状を維持すること。
安いほうが参加しやすい。全国には低料金で多くのランナーを集める大会は多くある。
有名人をゲストでお金をかけて呼ばなくてもいい。多くのランナーにとっては、ほとんど接する時間がない。
運営費を少なくするにはボランティアをより多く募集すること。地元の大会を盛り上げようとする町内会こぞっての応援は福知山の宝であり、ランナーもうれしい。大会スタッフに弁当、日当などを支払って運営破綻をきたした京都シティハーフを教訓とすべし。
●エイドの工夫
全国の大会ではいろんな工夫がこらされている。いびがわではのりまき、稲荷。小笠掛川ではいちご、メロン。丹後ウルトラではうどん、梨。福知山もたいがいバラエティ豊富なエイドではあると思うが、こうした特色ある飲食品を考え出すことも必要。
あわせて、うれしいのが私設エイドの多さ。幼児が道端で小さな掌にチョコレートをいっぱい差し伸べてたのは今でも記憶に残っている。私設エイドもどんどん呼びかけてはいかがか?公認のレースではあるが、市民ランナーにとってはこういう風景がなんとも気持ちがいい。
●完走Tシャツ
福知山の完走Tシャツは一つのステータス。今はどうなのかはわからないが、かつては綿のTシャツ。トレーニングで着用しているランナーを見るとこの人もフィニッシャーだと親近感を感じるが、いつも汗でビチャビチャのヨレヨレ。
高機能素材のTシャツがほしい。デザインは毎年前面プリントが変更されてたようだが、前面はFマークのワンポイントで良い。背面にフィニッシャーのロゴに開催日と大会回数を示せばこれだけでステータスは維持できる。
あわせて参加賞だが、コレまでのように工夫が凝らされているが、ランナーがトレーニングで日頃使えるものがいい。スポーツタオル、キャップ、手袋、ソックスなど。
●スポンサーについて
グンゼとstepが主要なスポンサーだったと思うが、グンゼは福知山の基幹産業ではあるが、日本で有名な企業ではない。京都には世界に誇れる優良企業がいっぱいある。
この際、そうした企業にも働きかけたほうがいいのでは…
任天堂、ムラタ、京セラ、オムロン、ローム。とりわけロームなんかは京都シティハーフの主要スポンサーであったが、京都マラソンは現在検討中であり、今は空いてるのではないか?この企業なら京阪神のランナーにも広くアピールできる。金融機関なら京都銀行が今京阪神に拡大の場を広げているので、こういうところもありえる。
10キロがフルと同じスタートとは。。。
5キロ10キロの関門が厳しい
よく知ってる道やけど。も少し止めたって大丈夫だと思う
街の誇れる一大イベントですからね。警察だってもう少し加減をしていただかないと。
市民にアピールすれば、協力がいただけるはずです。隣の市民さんの分も提言に付け加えて、事務局にご意見させていただきます。
正直、今年は参加をずいぶん悩みました。
それはアクセスです。
昨年、一昨年と普通列車で大阪の始発から
乗りましたが、満員すぎて、呼吸困難や
気分が悪くなる人が続出しました。
窓を開けてもらったりして対処してましたが、
一部の人からは寒いとの苦言が。。。
ぎゅうぎゅうの車内でランナー同士が
一触即発ムードでした。。。
大阪、京都からでも2時間以上かかる車内で
この状態では、来年は神戸・大阪マラソンに
間違いなく流れるでしょうね。
大会側ももっとJRに働きかけてほしいものです。
コメントありがとうございます。
京都からでは園部で連結車両が切り離され、乗客が福知山行列車に移動してきます。
同じようなラッシュアワーで福知山までは満杯の通勤列車状態です。ただでさえ多い列車だったら、福知山まで切り離さずにそのままの車両で運行すればいいのにですね。
大会事務局もJRもこのあたりの実態はわかってないようです。