今日の京都新聞に2012年3月に開催をめざす京都マラソンコース案が発表された。第2回京都マラソン検討委員会を経たものであるが、市民意見を募り、来年4月に正式決定するという。
コースは
西京極総合運動公園をスタートし、四条通や桂川沿いを通過、嵐山や仁和寺、上賀茂神社などの近くを走る。国立京都国際会館周辺を中間地点とし、鴨川河川敷を南下、銀閣寺や京都大の近くを抜けて平安神宮の大鳥居がゴールの42.195km
コースをご覧いただくとわかるように、警察に遠慮し幹線道路をはずし、鴨川河川敷まで走らせたり、途中狭い道路を通過したり、距離を伸ばすために折り返したり、グチャグチャのコースで中途半端な感じは否めませんネ。
序盤は広沢池から宇多野への約1kmにわたる高低差のある坂があります。京都はずーっと登っていますが、中間点の宝ヶ池までかなりのアップダウンです。
大いに京都市民の意見を言わせてもらおうじゃないの。
京都を走りたいと思うものは何でしょうか?高校駅伝や女子駅伝のように都大路をわが足で走ってみたいという気持ち。京都には世界遺産である寺社仏閣を間近に観ながら走ってみたいという気持ち。そんなランナーの気持ちを満喫させてあげたいものです。
東京マラソンが2月の下旬ですから、東京マラソンに外れても魅力満載の京都マラソンに向かわせるインパクトのあるコースにしないといけません。
このコース案で気づいた点。
●スタートが西京極運動公園であること。
・やはり、スタート地点は京都の中心地に近いほうがいい。前泊するランナーからアクセスのいい岡崎公園がいい。平安神宮をスタートゴールにすれば、荷物の搬送は必要ない。
●京都一周のコースを考える
・女子駅伝でも西京極から宝ヶ池の折り返しまでが21km。それも堀川北大路から紫明通りを経て烏丸丸太町まで下り、東へ走り東大路を上がってのコースどり。京都でフルマラソンを開催するなら多少は折れ曲がっても、京都を一周するようなコースでないと距離がとれない。と考えるとどうしても幹線は避けて通れない。
●京都市民の観衆動員も視野にいれる。
・京都市民が共感できなければマラソンは成り立たない。女子駅伝のコースであれだけ沿道の観衆が集まるのは、住んでる地域から近い大通りを走るということ。
京都市民も想定の15000人のランナーの集団は見たことがない。コースには沿道の観衆が多くなる大通りもあえて含まなければならない。それがなければ市民の共感も得られず、交通規制への協力もありえない。
●ランナーの参加を多く得るにはコースの難易度も検討する。
・京都では基本的に北へ向かうには標高を上げることになる。たとえば、15000人のランナーを得ようとすれば、制限時間は6時間くらいであろう。ところがこのコース案では序盤の広沢池から大きなアップダウンを経験することになる。広沢池から宇多野音戸山へは約1kmの大きな登り。鳴滝への急坂を下り、また福王子への登り。龍安寺、衣笠山、千本北大路への登りが次々と現れ、最後には北山から中間点の宝ヶ池へも大きな登りが待っている。ハーフまでにランナーを大きく苦しめるコースとなるとランナーは敬遠すると思われる。反対にゆっくり上って、下りを利用するコースのほうがランナーは参加しやすい。
●河川敷を走らせるとは…
・京都シティハーフでも出雲路街道から交通規制の関係で時間を越えると鴨川河川敷を走らないといけないということがあった。始めから河川敷をコースに入れるとは、ランナーは川端通でも出雲路街道でも鴨川の風景は満喫できる。これは一考が必要だ。
●もっと京都の名所を巡ってもらおう。
・京都一周コースにすればもっと京都の名所を巡ってもらって、京都を満喫できると考える。コース案+京都御所、妙心寺、二条城、東本願寺、三十三間堂、知積院、高台寺、八坂神社、知恩院を巡るコースも考えられる。
で、私の考えたコース案
スタート地点は平安神宮前。
着替えは勧業館に加え、京都会館、岡崎グラウンド。これで15000人は収容可能。
平安神宮に向かってスタートするというのが印象的。スタートゾーンは勧業館と京都会館前の広い通りを使う。平安神宮前を右に折れ、岡崎通りから天王町を経て宝ヶ池へ一路白川通を北上。京都シティハーフの帰路である通り。川端通、東大路が迂回路となるため交通規制の影響は少ない。
宝ヶ池・国際会館から北山通を通らず上賀茂神社前の御園橋から加茂川沿いの出雲路街道を南下。出町から今出川通を西へ。御所、同志社大を見ながら堀川通北上。玄以通を西へ大徳寺、今宮神社を経て金閣寺へ。ここから現コースの反対行程。基本的には下りとなるため、多少のアップダウンはランナーを苦しめない。
嵯峨の大覚寺前を通って、清滝街道から新丸太町通りを東へ。ここでも沿道の観衆は期待できる。円町から西大路を下るコースは駅伝の最終区間を経験させる。西大路御池から東へ。ここは幹線ではなく、二条城へと通じる。堀川から御池通を東へ。烏丸通を南下すると京都タワーをめざす。東本願寺前を経て七条通を東へ。三十三間堂を南に見て、東大路を北上、清水坂、八坂神社、知恩院前を経て仁王門から冷泉通を東へ。平安神宮大鳥居を過ぎればゴール。これでほぼ42km。へたな折り返しをしなくてもいいし、狭い道を通らなくてもいい。
どうでしょうか?ここまで京都を満喫できるコースなら東京の向こうを張ってもいいのでは。京都市発表のコースは実にセコイ。自信のなさの現れでしょう。
15000人のランナーを集めるマラソンが地元で開催されていると京都市民が共感するだけのものを取り入れれば、警察に遠慮しなくてもいいのでは。
京都市民を味方につけることが一番大切なことではないのでしょうか?
コースは
西京極総合運動公園をスタートし、四条通や桂川沿いを通過、嵐山や仁和寺、上賀茂神社などの近くを走る。国立京都国際会館周辺を中間地点とし、鴨川河川敷を南下、銀閣寺や京都大の近くを抜けて平安神宮の大鳥居がゴールの42.195km
コースをご覧いただくとわかるように、警察に遠慮し幹線道路をはずし、鴨川河川敷まで走らせたり、途中狭い道路を通過したり、距離を伸ばすために折り返したり、グチャグチャのコースで中途半端な感じは否めませんネ。
序盤は広沢池から宇多野への約1kmにわたる高低差のある坂があります。京都はずーっと登っていますが、中間点の宝ヶ池までかなりのアップダウンです。
大いに京都市民の意見を言わせてもらおうじゃないの。
京都を走りたいと思うものは何でしょうか?高校駅伝や女子駅伝のように都大路をわが足で走ってみたいという気持ち。京都には世界遺産である寺社仏閣を間近に観ながら走ってみたいという気持ち。そんなランナーの気持ちを満喫させてあげたいものです。
東京マラソンが2月の下旬ですから、東京マラソンに外れても魅力満載の京都マラソンに向かわせるインパクトのあるコースにしないといけません。
このコース案で気づいた点。
●スタートが西京極運動公園であること。
・やはり、スタート地点は京都の中心地に近いほうがいい。前泊するランナーからアクセスのいい岡崎公園がいい。平安神宮をスタートゴールにすれば、荷物の搬送は必要ない。
●京都一周のコースを考える
・女子駅伝でも西京極から宝ヶ池の折り返しまでが21km。それも堀川北大路から紫明通りを経て烏丸丸太町まで下り、東へ走り東大路を上がってのコースどり。京都でフルマラソンを開催するなら多少は折れ曲がっても、京都を一周するようなコースでないと距離がとれない。と考えるとどうしても幹線は避けて通れない。
●京都市民の観衆動員も視野にいれる。
・京都市民が共感できなければマラソンは成り立たない。女子駅伝のコースであれだけ沿道の観衆が集まるのは、住んでる地域から近い大通りを走るということ。
京都市民も想定の15000人のランナーの集団は見たことがない。コースには沿道の観衆が多くなる大通りもあえて含まなければならない。それがなければ市民の共感も得られず、交通規制への協力もありえない。
●ランナーの参加を多く得るにはコースの難易度も検討する。
・京都では基本的に北へ向かうには標高を上げることになる。たとえば、15000人のランナーを得ようとすれば、制限時間は6時間くらいであろう。ところがこのコース案では序盤の広沢池から大きなアップダウンを経験することになる。広沢池から宇多野音戸山へは約1kmの大きな登り。鳴滝への急坂を下り、また福王子への登り。龍安寺、衣笠山、千本北大路への登りが次々と現れ、最後には北山から中間点の宝ヶ池へも大きな登りが待っている。ハーフまでにランナーを大きく苦しめるコースとなるとランナーは敬遠すると思われる。反対にゆっくり上って、下りを利用するコースのほうがランナーは参加しやすい。
●河川敷を走らせるとは…
・京都シティハーフでも出雲路街道から交通規制の関係で時間を越えると鴨川河川敷を走らないといけないということがあった。始めから河川敷をコースに入れるとは、ランナーは川端通でも出雲路街道でも鴨川の風景は満喫できる。これは一考が必要だ。
●もっと京都の名所を巡ってもらおう。
・京都一周コースにすればもっと京都の名所を巡ってもらって、京都を満喫できると考える。コース案+京都御所、妙心寺、二条城、東本願寺、三十三間堂、知積院、高台寺、八坂神社、知恩院を巡るコースも考えられる。
で、私の考えたコース案
スタート地点は平安神宮前。
着替えは勧業館に加え、京都会館、岡崎グラウンド。これで15000人は収容可能。
平安神宮に向かってスタートするというのが印象的。スタートゾーンは勧業館と京都会館前の広い通りを使う。平安神宮前を右に折れ、岡崎通りから天王町を経て宝ヶ池へ一路白川通を北上。京都シティハーフの帰路である通り。川端通、東大路が迂回路となるため交通規制の影響は少ない。
宝ヶ池・国際会館から北山通を通らず上賀茂神社前の御園橋から加茂川沿いの出雲路街道を南下。出町から今出川通を西へ。御所、同志社大を見ながら堀川通北上。玄以通を西へ大徳寺、今宮神社を経て金閣寺へ。ここから現コースの反対行程。基本的には下りとなるため、多少のアップダウンはランナーを苦しめない。
嵯峨の大覚寺前を通って、清滝街道から新丸太町通りを東へ。ここでも沿道の観衆は期待できる。円町から西大路を下るコースは駅伝の最終区間を経験させる。西大路御池から東へ。ここは幹線ではなく、二条城へと通じる。堀川から御池通を東へ。烏丸通を南下すると京都タワーをめざす。東本願寺前を経て七条通を東へ。三十三間堂を南に見て、東大路を北上、清水坂、八坂神社、知恩院前を経て仁王門から冷泉通を東へ。平安神宮大鳥居を過ぎればゴール。これでほぼ42km。へたな折り返しをしなくてもいいし、狭い道を通らなくてもいい。
どうでしょうか?ここまで京都を満喫できるコースなら東京の向こうを張ってもいいのでは。京都市発表のコースは実にセコイ。自信のなさの現れでしょう。
15000人のランナーを集めるマラソンが地元で開催されていると京都市民が共感するだけのものを取り入れれば、警察に遠慮しなくてもいいのでは。
京都市民を味方につけることが一番大切なことではないのでしょうか?
京都マラソンのコース、交通規制面でのメリット以外には何もない最悪のコースですね。
シティハーフをやめてまで、京都市がイベントとして盛り上げるなら、プレミアム料金を払ってでも出場したい大会にしなければいけないのに、すみっこを走らされてはたまったもんじゃない。これは高速道路無料化や休日分散などの愚策以上の愚案でしょうね。
コース案意見募集サイトに改善要望を書きまくる以外に、インパクトのある改善要望を伝える方法を模索しないと、このままでは京都マラソンは失敗となるでしょう。
京都市民としても誇れるコースにしてほしいですね。
スポーツ振興局に直接談判すればいいのでしょうけど、コース決定の検討委員会の俎上にのるまで意見を集中するしかないですかね。