なぜ日本国・国鳥にキジを選んだのか? という疑問
日本が国鳥を指定したのは、戦後間もない1947年。
文部省が日本鳥学会に依頼。数十人の鳥学者が集まって、以下のような議論を展開したようです。
〇 平和の象徴のハト
〇 日本固有種のキジかヤマドリに
〇 美しい声でさえずるヒバリかウグイス
その後にキジに決定。
その理由は
① 本州・四国・九州では1年中見られる日本固有の留鳥
② 人里近くに生息していて、目にする機会が多い
③ 雄は羽色が美しく、性質が勇猛果敢
④ 雌はことわざにあるように母性愛が強く、多くの人に
好まれている
(卵を抱く雌は山火事が発生して自分が
焼け死んでも卵を守り続けるという
日本古来の言い伝え)
⑤ 「桃太郎」 など日本の文学や芸術などでも
その性質から古くから国民に親しまれている
からだそうです。
さすがに日本の国鳥! 一層 「雉」 が好きになりました。