旅 ・ 懐かしいもの探しetc

 旅行はあまり有名ではないところをメインに身勝手な感覚で記述し、武漢ウイルス以降はグチばかり・・・

訴訟大国のハンバーガーとマクドナルド・コーヒー事件

2019年01月30日 | グチばかり
マクドナルドの紙袋

紙袋への注意書き
・紙袋に突起物を入れると破れることがあります
・紙袋は水濡れや摩擦で紙袋の色が衣服に着くことがあります
・紙袋は可燃物だから火のそばに置かないでください
・紙コップやフタは取り扱い方によって漏れることがあります
・この紙袋に携帯や財布など貴重品を入れて持ち運びに使わないでください
という当たり前のことに注意書きを入れていました。

日本マクドナルド(株)
下部には原産国、アレルギー栄養情報のお知らせとても我が国の個人商店での販売だったら対応できないレベルの配慮。日本の 『おもてなし』 など比較にならない丁寧さ。

でも、米国のは 『おもてなし』 ではありません。
覚えているでしょうか?


マクドナルド・コーヒー事件
アメリカ合衆国ニューメキシコ州のマクドナルドで起きた事故と、その事故をめぐる裁判のこと。

≪事案の概要≫
 1992年2月、ニューメキシコ州のマクドナルド店舗で、79歳の男性とその孫がドライブ・スルーでテイクアウト用の朝食を購入した。
男性はその後、マクドナルドの駐車場でマックコーヒーを膝の間に挟み、ミルクとシュガーを入れるためにコーヒーの蓋を開けようとして誤ってカップを傾けてしまいコーヒーが男性の膝にこぼれた。

 男性はコーヒーにより火傷し、運転していた孫により近くの病院で男性は第3度の火傷であると診断。

 男性は、火傷の一因となったコーヒーの熱さは異常であり、この点をマクドナルドが是正すべき義務があり、また治療費の一部を補償するべきであるとして訴訟を起こした。

 陪審員による評議の結果、マクドナルドのコーヒーは、摂氏約85度で、家庭用コーヒーメーカーのコーヒー温度は摂氏約72度であること等から

 マクドナルドに賠償認定額16万ドル【1700万円】を賠償額として、またマクドナルドのコーヒー売り上げ高の2日間分に相当する270万ドル【2億9000万円】を懲罰的損害賠償額として、それぞれ支払いを命じる評決がなされた。

 しかし評決後の手続で懲罰賠償額は「填補賠償額の3倍」に当たる48万ドルに減額になり最終的にはマクドナルドが合計64万ドルの賠償金支払いを命じる判決が出されたがその後の両者による和解で マクドナルドは60万ドル未満【約6600万円】の和解金を男性に支払って決着。


これ以降、アメリカに同様の訴訟が相次ぐことになり 商品に関するトラブル、とくに説明書における警告の不足などによって被った損害とその補填を中心にした裁判は「訴訟ビジネス」として一攫千金を目指す者の舞台とされることもあるようです。

 車のミラーは凸形状なので広範囲に見えるようになっている物なんですが米国では、ミラーにまで小さい文字で 『映った物が小さく見えることがあります。必ず自分の眼で安全を確認してください』 とか
 極端なのは、耳かきに 『本品で耳を掻かないでください』 というものまであります。
 最近は我が国でも偽りの性能表示をして、小さく 『打消し表示』 して誤魔化す方式が蔓延しています。真心よりも口先だけ、形だけの親切さ丁寧さが罷り通っている気がしてきました
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« オランダ伝来の菓子栞から想... | トップ | 昭和の薫りのする街 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

グチばかり」カテゴリの最新記事