12/1(水) 12:12配信 ニュースウイーク
<自宅から出ていなくても近所で感染者が出ればPCR検査を受けよと警告が。「中国に学べ」という主張は正しかったのか?>
(c)2021 REBEL PEPPER/WANG LIMING FOR NEWSWEEK JAPAN
「時空伴随者」―― SF小説の題名のようなロマンチックな言葉だが、これは中国政府の新型コロナウイルス対策の1つ。
健康者と感染者が同じ空間(800×800メートル)に10分以上とどまり、それが14日以内に計30時間以上になると「時空伴随者」と認定され、スマホのアプリがPCR検査を受けよと警告する。
四川省成都市の「時空伴随者」は、たった数日で8万2000人を超えた。
例えば、ある感染者の自宅が800メートルの範囲内にあれば、ずっと家の中に閉じ籠もっていても「時空伴随者」に認定される。
「科学的ではない」と専門家が意見をSNS上に公開したが、直ちに削除された。
ロックダウン、通行規制、住宅街封鎖、強制隔離そして広範囲のPCR検査......という全面的で厳しい防疫措置は、中国人の日常になっている。 上海ディズニーランドで感染者が1人現れると、約3万人の入園者全員がPCR検査を受けるまで帰れなかった。 感染者が出た東北地方のある団地では、各戸のドアに封印紙が貼られた。
ロックダウンを今年だけで5回繰り返した雲南省瑞麗市では、PCR検査を行いすぎたため、1歳半の子供が医者を見ると習慣的に口を開けるようになった。 全て政府の「零感染(感染ゼロ)」という方針に従い徹底的な対策が行われているからだ。
昨年、世界各国の感染者が急増したとき、中国だけが強制手段で一時的な感染抑制に成功した。「自由や人権より命が大事。日本も中国の徹底したやり方に学べ」と考えた在日中国人や日本人も少なくなかった。 確かに、日本は感染者が1日2万5000人を超えたときでも本当の意味でのロックダウンは行わなかった。中国と比べれば、まるで仏様のように優しい「仏系防疫」だ。ところが、必死に「ゼロ感染」を求める中国で今また感染者が増え、強制措置のなかった日本の感染者数が激減している。 ウイルスは政府の強制手段で消えない。消えるのは人間としての尊厳や自由だ。
文明社会の防疫は人間性を尊重しながら、ワクチンなどの科学に頼るほうがいい。「中国に学べ」と叫んでいた人たちは、いま何を思うのだろうか。世界の中国への「伴随者」は減る一方だ。
<ポイント>
■零感染 中国政府の新型コロナ対策。患者が1人でも発生したら地区を封鎖し、大規模なPCR検査を実施。感染者を徹底隔離する。
■仏系防疫 「仏系」は中国で流行するネット用語。無欲に淡々と内心の平和を求める生活態度を指す。転じて日本の厳しすぎない新型コロナ対策が「仏系防疫」と揶揄された自国産ワクチンの接種回数も20億回を超える。 ラージャオ(中国人風刺漫画家)/トウガラシ(コラムニスト)
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中国、台湾人600人超を海外で逮捕 中国へ強制送還=人権団体報告書 12/1(水) 17:18配信 BBC
中国、台湾人600人超を海外で逮捕 中国へ強制送還=人権団体報告書
中国が2016~2019年の間に台湾人600人以上を海外で逮捕し、中国に強制送還していたとする報告書を、人権団体が11月30日に発表した。 スペインを拠点とする人権団体「セーフガード・ディフェンダーズ」は報告書で、こうした活動が「台湾の主権を弱めるための道具として利用されている」と指摘している。
台湾は独立国家を自認しており、海外で逮捕された台湾人は台湾へ送還されるべきだと長年主張している。
一方で中国は台湾を分離した省とみなしている。
■スペインとケニアから多数 セーフガード・ディフェンダーズは、2016~2019年のメディア報道から強制送還の事案をまとめた。それをもとに、強制送還が「海外での中国政府の影響力を強めるために利用されている」とし、中国がこれらの台湾人を「追いつめている」と非難した。
同団体は、中国に送られた台湾人には中国に「ルーツがなく家族もいない」と指摘。迫害や深刻な人権侵害のリスクがあると警告した。
また、複数の国が中国政府との犯罪人引き渡し条約に従うことで国際人権法に違反していると主張。
最も多くの台湾人を中国に引き渡している国にスペインとケニアを挙げた。 中国は過去に、台湾人容疑者が起こした事件の被害者に中国大陸の中国人が含まれているとして、いくつかの事例で台湾人を中国側へ引き渡すべきだと主張したことがある。
今回の報告書には、中国に送還された台湾人がどうなるのかについては書かれていない。団体は、中国のテレビで、少なくとも2人の台湾人が公に謝罪させられている様子が報じられたとした。
台湾政府は今回の報告書を受け、中国には海外で逮捕あるいは有罪判決を受けた台湾人に対する「管轄権はない」とし、中国政府が「台湾に対する主権を示そう」としていると指摘したと、AFP通信が報じた。
台湾は、「我々は中国側に、犯罪との闘いに政治が関与してはならないことを再度、強く求める。そして、台中双方の法執行機関が既存の基盤に基づいて協力を続け、効果的に犯罪と闘い、公共の福祉を守ることを望んでいる」と述べたという。
中国側はこの件について反応していない。 中国は「一つの中国」政策の下、中国との外交関係を望む国はまず、台湾との公式の関係を絶たなければならないと主張。これが、台湾の国際社会からの外交的孤立につながっている。
(英語記事 Hundreds of Taiwanese extradited to China: Report)
(c) BBC News
今さらですが、開いた口が塞がりません。。。
今日 朝9時の時点で もうすでに 12人の感染者が発見されています。
世界でもかなり効果が有ると言われている(笑)ワクチンの3回目も始まるらしいです。
がしかし、みんな打っても 打っていない人と同じように隔離処置やPCR検査を要求されるので
もう打ちたくない!!という声が 聞こえて来ます。
遂に目に見える形で、この国に対して 世界的に 背をそむけ始めた雰囲気出て来ましたね。。。
日本で報道は僅かな数しか感染者は出ていない。ゼロコロナ策は成功し続けているような感じですが、現場NEWSを有難うございます。
世界も悪熊プーさんの実態が解って来たのでしょう。
とち狂って暴発しないことを小日本から祈っています。
いつも鋭い視覚で広く世界を俯瞰されているので
次の記事を楽しみにしています。