奇跡の野良猫

猫が逆境からの脱出法や健康法を教えてくれます。

ピンコロで逝く方法13

2020-05-13 17:52:09 | ネコの本
野菜はなぜ体にいいのか3 
活性酸素が引き起こす病気
「ノラ先生。活性酸素はどんな病気を引き起こしますか?」
「老化を引き起こす。
細胞の外側を覆う細胞膜が活性酸素と結びつくことで変質し、細胞が老化する。結果として、細胞が構成する組織も老化し、機能が低下する」
「ろうかなりませんか」
「ダジャレか?がんも引き起こす。
活性酸素が正常細胞にはいりこみ、DNAがダメージを受けるとがんになる」
「がんかけるしかありませんね」
「くだらんダジャレは止めろ。動脈硬化にもなる。
また、血中の悪玉コレステロール(LDL)と活性酸素が結びつくことで、結果として血管壁がダメージを受け、血管そのものも弾力を失い、硬くなる。動脈硬化だ。これが原因で、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞を起こす」
「活性酸素って、いいイメージを受けますが、大変な悪党ですね」
「その通りだ。大きな病気の大部分を引き起こす。高血圧もだ。
動脈硬化により血管が狭まり、血流がスムーズでなくなることで、血圧が上がる。野菜や果物にはカリュームが含まれており、余分な塩分を体外に出す作用がある。これで血圧を下げる」
「野菜や果物は大事ですね」
「糖尿病も引き起こす。
インスリンを分泌する膵臓の「β細胞」が障害を受けると糖尿病になる。なぜ白米が悪く、玄米が良いのかわかるか?」
「反対ではありませんか。警察用語で白は犯罪と関係ない、黒が犯人」
「馬鹿なこと言うな。白米は植物繊維がない。白米を食べると急激に血糖値を上げる。これを抑えるため、インスリンが使われる。これを繰り返すと糖尿病のリスクは増すのだ」
「炊き立ての白米はすごくおいしい。それに美味しい寿司など食べられないじゃありませんか」
「絶対食べたらダメというわけではない。週1回ぐらいならいいだろう」
「そんな厳しいことを言わないでください」
「本当は50歳を過ぎればご飯は必要はない。果物を食べていれば、大丈夫だ。果物にも野菜と同じ成分が含まれている」
「果物ならいくらでも食べられますね」
「糖分が含まれているので、食べすぎに注意だ」
「白米がどうしても食べたいときは?」
「白米を食べる前に野菜を食べなければいけない。玄米には植物繊維が含まれ、血糖値の急上昇を抑える。さらに玄米にはビタミンやミネラルも豊富に含まれている」
「玄米は固くて、まずいのではありませんか」
「水加減でいくらでも柔らかくできる。玄米がまずいという人は、玄米を食べたことがないだけのことだ。慣れれば美味しいよ」
「糖尿病はなぜ怖いのですか?」
「糖尿病が怖いのは進行するまで症状が現れないことだ。進行すると、網膜症、腎症、神経障害などの合併症を引き起こすだけでなく、動脈硬化も同時進行させるため、心臓病、脳卒中の発症を促進するのだ」


ピンコロで逝く方法12

2020-05-12 18:00:11 | ネコの本
野菜はなぜ体にいいのか2
活性酸素
「活性酸素とは?」
「人間は酸素を取り込んで、細胞の中のミトコンドリアという場所でエネルギーを造る。このエネルギーの作る過程で、どうしても(活性酸素)という細胞毒が造られる。体の酸化だ。酸化により細胞を傷つけ、遺伝子を傷つけ老化やがんや生活習慣病の大きな原因になる」
「酸化がそんなに体に悪いのですか?」
「空気にさらしておくと肉がいたむと同じことで、酸化は細菌もウイルスもカビも増殖しやすくなり、大変な悪影響を与えるのだ」
活性酸素を発生するもの
「ノラ先生。活性酸素を発生するものはどんなものがあります?」
「最大の原因は便秘だ。便秘の人は、便が悪臭を放ち腐敗が起きている。この腐敗は強烈な活性酸素を発生させているのだ。悪臭の原因は硫化水素、アンモニア、ヒスタミン、インドール、フェノール、スカトール、ニトロソアミンなど第一級の発がん物質だから、発がん(大腸がん)の危険にさらされている。ここで野菜の食物繊維が活躍する」
「また植物繊維ですか。これは大事なのですね。食物繊維には水溶性と不溶性の2種類があるとお聞きしました。水溶性は免疫力と深くかかわっていると説明していただきました。不溶性はどんな働きをします?」
「不溶性の食物繊維は、人間の消化液では消化されない。これは、胃や腸で水分を吸い取って大きく膨らみ、腸を刺激してくれる。これで便秘を解消してくれるわけだ。さらに腸内のかすや細菌の死骸をからめとってくれる。だから植物繊維が不足すると、食べ物のかすや細菌の死骸が腸内に残り、腐敗菌を増殖させる。これにより腸内の善玉菌を減らし、悪玉菌を増やし、免疫力を低下させるわけだ」
「そのほかに活性酸素を発生させるものは?」
「抗生物質があげられる」
「私は抗生物質は飲んでいませんよ」
「直接は飲んでなくとも、毎日飲んでいるのだ」
「本当ですか?」
「肉や魚を毎日食べているだろう」「まあそうですね」
「家畜の餌や養殖の魚に、病気予防のために抗生物質が使われている。肺炎などの細菌に効かないという抗生物質が出来てくる。すなわち耐性菌の問題が生じることになる」
食品添加物。
「焼き豚など1ヶ月も2か月も賞味期限の長いものは、使い勝手がいいと思っていない?」「思っています」
「それは間違いだ。防腐剤や保存料が入っているから長持ちするのだ。俺たちは食品添加物まみれになっている。これらを解毒する腎臓や肝臓にダメージを与える。スーパーで製品化されたものは買わないようにし、自分で料理することが大事だ」
「働いていて、料理するなんてできませんよ」
「今新型ウイルスが蔓延し、家でテレワークする人や、自宅待機の人が増えた。こういう時期こそ自分で料理をするきっかけになればいいがな」
「クックパッドに入る人が増えたそうです」
「ストレスも活性酸素を増やす。何か趣味を持ったり、笑ったり、仲のいい友達と話をすることが大事だ」
「ストレスは最悪ですね」
「激しい運動もそうだ。マラソンを始める年配の人がいるよな。これは危険だ。適度の運動は最近急増している大腸がんのリスクを下げるとの報告がある」
「食事も運動も適度が大事ですね」
「放射線もそうだ。区や市が行っている胃がん検査でバリューㇺを飲み、レントゲン検査をやっている?」
「勿論、毎年やっていますよ。健康第一ですから」
「なにが健康第一だ。そんな検査やったらダメだ。この検査は先進国では日本だけだ。放射線の浴びすぎだ」
「そうなのですか。では胃がんの検査はどうすればいいのですか?」
「胃がんはピロリ菌検査が重要だ。50歳以上の半分はピロリ菌がいる。血液検査などで簡単に検査できる。1週間ほど抗生物質を飲めば駆除できる。さらに塩分の摂りすぎが原因だ。胃カメラ検査がおすすめだ」

ピンコロで逝く方法11

2020-05-11 18:19:35 | ネコの本
野菜はなぜ体にいいのか1
「野菜が良いのは誰でも知っている。なぜ良いのか?」
「ビタミン、ミネラル、食物繊維があるからじゃありませんか」
「それだけか?」「それ以上はちょっと」
「ほとんどの人は体系的に答えられない。現代は飽食時代だ。食べすぎが問題になっている。にもかかわらず不足しているものがある。なんだと思う?」
「野菜ですね」「その通りだけど、具体的には?」
「なんでしょう?」
「ビタミン、ミネラル、植物繊維、ファイトケミカル、酵素だ。これらが不足すると病気のデパートになる。これらを豊富に含んでいるのが野菜だ。野菜を摂るとどんな病気を強力に予防し、体質を改善するとおもうか?」
「便秘にいいぐらいでしょう」
「馬鹿言っちゃいかん。新型コロナウイルスなど全てのウイルス。がん、糖尿病、高血圧などの生活習慣病。動脈硬化、心臓病、肝炎、膵炎、じん不全。老化やあらゆる体調不良などに効果がある」
「本当ですか。ほとんどの病気に効果があるのですね」
「ファイトケミカル」とは。
「その通りだ。ファイトケミカルから説明する。植物は動けないため、天敵(紫外線、虫、植物を食べる動物)から身を守るため、色素、香り、苦み、辛みがある」
「それがどんな効果があるのですか?」
「特徴は抗酸化作用が強いと言うことだ。抗酸化力と言えば、ビタミンCやビタミンEなどがあるが、この100倍の抗酸化力がある。皮の部分に多く含まれるので皮ごと食べることが重要だ」
「ニンジン、ゴボウ、大根、レンコンなど皮ごとですか。どういう野菜を摂るべきですか?」
「種類がたくさんあるので、目安として強烈な色、苦み、辛みの野菜を取ると効果的だ」
「なぜ抗酸化力の強い野菜を摂るといいのでしょうか?」
「活性酸素対策だ」
近日、出版予定。


ピンコロで逝く方法11

2020-05-10 18:12:32 | ネコの本
ストレスと腸との関係
「ノラ先生。ストレスと腸との関係を教えてください」
「ストレスを受けると、交感神経が有利になり、体が戦闘状態になり体が休むことが出来ず、腸が大きなダメージを受ける。すなわち体が強いストレスを受けると、腸では(カテコラミン)という神経伝達物質が分泌され、悪玉菌を増加させるのだ」
「ストレスは、それで免疫力を低下させるのですか」
「そればかりではない。ストレスを感じた時に、体内では(コルチゾール)という副腎皮質ホルモンが分泌される」
「それはどんなホルモンですか?」
「糖やタンパク質の代謝や炎症を抑えたり、免疫抑制などの様々な働きを持つ重要なホルモンだ。すなわち副腎に大きく負担がかかり、この状態が行き過ぎるとうつになる」
「ストレスは現代人にとって、非常に危険ですね」
「その通りだ。まだ続きがある。ストレスを受けて腸内細菌が乱れてしまうと、そこから脳に及ぼし、幸せを感じる(ドーパミン)や(セロトニン)が適切に生成されなくなってしまう。脳と腸はつながっているのだ」
「それはどんなものですか?」
「ドーパミンは、やる気と集中力をみなぎらせ、セロトニンは安らぎをもたらせてくれる(天然の精神安定剤)である。特にセレトニンは腸内細菌と関係が深く、現代人には大切な存在なのだ」
「これはおったまげた」
「これが適切に作られるためには腸内環境が良くなければいけなく、元となる物質が造られるのは腸なのである」
「セレトニンですか」
「セレトニンが重要な理由がもう一つある。セレトニンは朝たっぷり出て、夕方になると、モルメラトニンという中間物質に変わり、そこからメラトニンという睡眠ホルモンに変わり、深い眠りに導くのだ」
「ストレスを減らすことは、深い睡眠とも関係あるのですね」
近日出版予定


ピンコロで逝く方法10

2020-05-08 19:23:59 | ネコの本
「コラム3」
腸内環境を悪化させ、活性酸素を強烈に発生させる「便秘」で悩んでいる人は多いと思います。私もその一人でした。便秘外来の病院で、1年待ちというところがある。そういう病院に行くことも大事だと思います。
私は20年ほど前から、コーヒー浣腸を続け、便秘は解消した。ネットでは、腸管に穴をあける危険があるからやったらダメなどと書かれています。これは一時はやった時があり、粗悪な器具が売られていたせいです。今の器具の先の挿入部分はゴムでできています。代々木駅前の「赤ひげ医院」で説明書付きで器具を買えば大丈夫です。ドドット出て、すっきりしますよ。たかが便秘と侮ってはいけません。腸内環境を悪化させ、がんなどになります。

「短鎖脂肪酸の便秘解消」
便秘の悪影響
  • 便秘になると悪玉菌が優勢になるため腸のぜんどう運動を抑制し、さらに便秘状態を加速する。
  • 代謝が落ち太りやすくなる。
  • 有害物質を発生させ、さらに腸から吸収されて血液を巡り、肌荒れやニキビ、体調不良になる。
免疫力が落ち、風邪や口内炎、アレルギーやがんの原因になる。