失われた瞳に残された光☆

左眼を失ってから22年

眼球摘出手術 当日

2024-12-12 15:49:47 | 日記

2003年1月22日(水)眼球摘出手術日(眼だけに...)

 

当日は静かに1日が始まっていったと思います

 

まず検温

「昨日はぐっすり寝れた?」

とゆう、看護師さんとの会話をしながら まず、麻酔前の錠剤を飲む

これを飲んでしばらくするとボーっとしてくる...と説明され、

次に腕に注射をした記憶がある

意識がもうろうとしてきた記憶も残っている

病室のベッドでも ○○のおばちゃんも居たのを覚えている

その時の私は 何を考えてたのかも覚えていない

近くに居た おばちゃんの顔の様子とか全く覚えていない

ただ、ぼんやりしていた...の 記憶だけ

病室のベットがそのまま移動し手術室へとガチャガチャ看護師さんが動かしている影が見える

 

”いよいよ行くんだな”

 

ガラガラと動く音がした時

両サイドからおばちゃんの顔がボヤっ覗いてるのがわかる

 

(おばちゃん)「○○ちゃん!大丈夫よ!心配いらないからね!お母さんと一緒にいるからね」

(母)「大丈夫だよ」

と、言ってる気がする

 

”きっとおかぁさん、泣いてんだろな..."

 

後に母から、手術室へ運ばれている時、意識もうろう ボーっとしている私を見ると、涙が一筋スーッと流れてたそうです

(本人は全く覚えてませんでした)

 

 

手術室 だろう所...で寝転がっている

やっぱりボーっとしてる自分がいる、辺りはぼんやり雲がかかった感じに見えた

私の顔を覗いてる人がいる、多分、麻酔の先生かな

 

(麻酔医)「○○さん、酸素をゆっくり吸ってね...もうすぐ眠たくなるよ。」

(麻酔医)「10から逆に数えてみて。」

 

”逆??”

 

(私)「10...9...8...。」

 

目が覚めた時は薄暗い大部屋病室

ベッドの中はとっても暖かくて気持ちが良かった

(看護師)「目が覚めてきた?寒くないですか?」

優しい看護師さんの声がした

(私)「寒くないです。」

(看護師)「もう、手術終わましたよ。ご家族の方はもう遅いので一旦ホテルに戻りました、それまではずっとここに居てくれてましたよ。」

(私)「全然分からなかった...もう終わったんや。」

 

まだまだずっと寝れる・・・

またそのまま次の日の朝まで寝てました

 

主治医の先生から話を聞くと手術は長かったそうです

良性悪性かの判断を待ってからその後の処置をしないといけないので そこに時間がかかったと主治医の先生が言ってました

 

結果は良性の腫瘍

”平滑筋腫”

といわれる腫瘍でした

 

 

 

私はこの日 左眼失いました。

 

 

 

また次、綴りたいと思います

 

コメント
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