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日本人はービジネス編ー1、言霊信仰を考える

2021-01-04 02:18:36 | 日本人はなぜうまくいくか
はじめに



この本の著者、七沢賢治があなたのもとへお伺いします。え?ここに来るの・

いきなり来られても・・・だいたい何しにくるんだ???

そう思わせてしまったらごめんなさい。私があなたのところにお伺いするというのは、半分冗談で、半分本気です。

先日「なぜ、日本人はうまくいくのか?」という本を書かせて頂きマシた。

この本の出版の前には、さまざまな方にその原稿を読んで頂いたのですが、多くの方から

「今までモヤモヤしていた疑問が解けた!」とか、「今まで七沢に聞いていた内容が初めてつながった」というような感想を頂きました。その一方で「もっと詳しい内容が知りたい」という声も頂きました。



確かに「なぜ、日本人はうまくいくのか?」という本を書く時には、紙面尾都合で削らざるをえなかった部分があります。

また、人が頭の中の考えを文章に落とし込む時には、どうしても抜け落ちてしまう部分もあります。

一方で、せっかく多くの方が「知りたい」と思っていらっしゃる内容があって、私が多少なりともその内容をお伝えできるのであれば、なんとかそれらをお伝えしたいとも思うのです。そんなことを考えている時に、出版社さんから「インタビュー形式でまとめたいのだけれど」という打診を頂きました。



確かに「なぜ、日本人はうまくいくのか?」という本を書く時には、紙面の都合で削らざるを得なかった部分があります。また、人が頭の中の考えを文章い落とし込む時には、どうしても抜け落ちてしまう部分もあります。一方で、せっかく多くの方が「知りたい」と思っていらっしゃる内容があって、私が多少なりともその内容をお伝えできるのであれば、なんとかそれらをお伝えしたいとも思うのです。

そんなことを考えている時に、出版社さんから「インタビュー形式で話しをまとめたいのだけれど」という打診を頂きました。インタビュー形式なら、考えを文章に落とし込む時に抜け落ちてしまう部分はカバーdけいるのではないか。またこの本で「なぜ、日本人はうまくいくのか?」という本尾内容を補足できるのではないか。



そう思って、今回、出版社さんのご厚意に甘えさせて頂くことにしました。

もちろん、インタビュー形式ですので、最初かrぁ文章として書かれた内容とは違って読みにくい部分が出てくるかもしれません。また、インタビュー形式である以上、話があちらこちらに飛んだり、突然話のテーマが変わったりすることもあると思います。けれど一方では、私がいつも山梨県甲府一の居宅でみなさんとお話をしている時おn雰囲気などは際限してお伝えできるのかもしれません。ともすれば固くなりがちな内容に内容に対しても、リラックスして接して頂けるかもしれません。



できることであれば「七沢賢治があなたのお宅や事務所にお伺いして、あなたとお話しさせて頂いている」というとらえ方で、ぜひ、この”会話”を楽しんで頂ければと思うのです。



このインタビュー形式の本をお届けするにあたっては、出版社さんに特におお願いをして、私の話を聞いてくださる方を指定させて頂きました。今回、聞き手になってくださる方は、一條仁志さんといいます。彼は企業の売り上アップや集客の方法についてのコンサルティングをされている方ですが、一方で化粧品会社や出版社なども経営している経営者でもあります。

ある意味で、私のような研究畑の人間とはまったく畑の違う方です。にもかかわらず私が今回、彼に聞き手をお願いした理由は、彼は自分がわからないことをわからないとスパッと言える人だからです。



自分で言うのもおかしな話ですが、やはりどうも私には研究者肌の部分があって、同時に複数のことを考えていることが多いようです。すると、その発言もあっちに行ったりこっちに行ったりしてしまう。下手をすると本の中であなたを振り回してしまいかねません。そこを駆れなら軌道修正しながら、この本を読んでくださっている皆さんのガイド役になって話を進めていってくれるのではにか。そう思っています。



いずれにしても私にとってこの本は、あたなと私との会話です。最初から最後に向かって論理を追っていくような本ではありません。ですので、好きな時に好きなページを読んでいた楽という読み方もできると思います。もちろん、最初から順に読んでいくのがいいという方はそうして頂けると思います。好きな時に好きな場所で、あなたのやりたいやり方で、楽しんで読んで頂ければこんなにうれしいことはありません。それではさっそく。あなたのもとにお伺いします。



1、言霊信仰を考える。・一條※七沢



こんにちは。



-こんにちは。



ご無沙汰しています。



-え?先生、先週合ったばっかりじゃないですか(笑)



そうだっけ?



ーもう。お願いしますよ(笑)



いやいや。やっぱりね、形式的にね、しとかないと。本だから(笑)



ー(笑)ところで今日は「なぜ、日本人はうまくいくのか?」という本の補足でよかったんでしたっけ?それを私がインタビューさせて頂くという。



はい。



-はい。ではお願いします。



お願いします。



-さっそくですけど、前の本、「なぜ日本人はうまくいくのか?」について結構感想がきたとお聞きしてるんですけど。



うん、すごくきてる



-どんな内容なんですか?



いや「これまで聞いていた内容が初めてつながった」とか。



-ほう。つながったと。



うん、ああとは「なんだかモヤモヤしていたものが明確になった」とかね。



-モヤモヤ?何についてのモヤモヤなんですかね?



だいたいこういうかんそうはほら、あれですよ「言霊」についての。



-ああ。「言霊」ね。言霊と言えば、先生、前の本でえらくスパッと言い切ってますもんで。言霊は神秘じゃないってね。

うん。だって、神秘じゃないから。だって、もしそれが神秘だったらロゴストロンなんて機械は作れないですから。



-そうですね。でも、あえてああやってスパッと言いぬく意味はなんだったんですか?



それは、ああやって書けば言葉で騙されることはないっていうかね。そう考えたんですよ。



-だまされる?



そう。言葉自体に騙されるというか。



-どういうことですか・



まあ、言霊信仰ということですね。だから日本にもし信仰みたいなものがあるとすると、言霊信仰がたぶんにありますよね。それがかえって自分たちを苦しめているというか。自由度を下げている。



-言霊信仰?



うん。だから、そこをきれいに整理できるかもしれないと思ったんです。



-ああ。いわゆる「言霊」とう言葉だけが過剰に独り歩きしている状態というのが落ち着くのではないかということですか?



そうです。「言」に「霊」と書いて言霊というから。



-言霊という言葉を聞くと、どうも神秘的なものだと思う人が多すぎるぞと。



そうそう。



-でも、最初のころの山上憶良さんとかが言霊という言葉を使い始めた時には「霊」という字には今の人たいが感じるような意味は灰ってなかったんでしょうね。多分。



そうだと思いますよ。ただ、霊魂観念というのはもう中国から来た時から、すでにゆがんでいたのではないかとは思う。霊とか魂とかいう言葉の意味はね。霊とか魂とかには「魂魄」とか、いろいろ種類があるでしょ。それにかかわるような言葉にはやっぱり混乱がある。例えば「四魂」とかね。これは神道家はみんな使う言葉ですけど、それの誤りみたいなもの。要するに霊魂観の混乱があるということですよ。



※霊とは何か?「視覚表象力でしょう」



-そうすると霊というのはなんですか。魂ってなんですかという話になってきますね。



うん。



-じゃあ、霊ってなんですか?



結合エネルギーでしょ、単純に。



-え?結合エネルギーってなんですか、先生。以外に難しいですよ。一般的には幽霊とか、そういうなんだか普通の人の目には見えないけど、見える人には見える、何か神秘的なものというような捉え方をしたりすると思うんですけどね。「霊」という言葉が表すものって。



うん。霊が見えるという人もいるからね。それをどういうふうに扱うかということもひとつの課題ですね。



-そうですね。見える見えないという話はもうずっとありますものね。



うん。僕はそういう見えるとか見えないとかいうのは、人間の視覚表象力というか、目で見えるかのごとく、まあ認識する対象だと思う。これはパターン認識みたいなものですよ。



-パターン認識ですか。



うん。例えばね「幽霊の正体見たり、枯れ尾花」というじゃないですか。つまりね、枯れたすすきの穂が幽霊に見えるというようなことは、一種のそういう精神的な障害みたいなものから出てくると思うんですけどね。



-つまりも上手くに映像を結んでいるわけじゃないけど、脳の中で映像のように見えている。それを引き起こしているのは、脳内のなんらかの働きであると。



そうです。だから視覚表象力というか、視覚に表す能力。そういう主観t根木な能力というふうにとらえるわけですよね。僕は、そういうふうにとらえたほうが科学的だと思っているんですよね。



-見えたからどうっていう話でもないし。



そうそう。逆に首の骨のね、頚椎一番tお頚椎二番を悪くすると、そういう霊のようなものがすごく見えだす人がいる。



-フーン。まぁ、霊というものに関して言うと、主観的な資格表象力ではないだろうかと。そうとらえると科学的であると。



そうですね。



-そうすると今度は「僕もあの人も同じものを見たんです」という人が出てくると思うんですけどね。「私たち、同じUFO見たんです」とかね。



いや、そうでしょう。ユングの時代にもそういうことを言っている人がいるという記述があるからね。



-なるほどね。じゃあ先生、魂っていう字にはどんな意味があるとお考えなんですか?



魂は精神という意味でしょう。



-ああ、単に。



単に。だから精神のバリエーションみたいなもの。



-フーン。でも今、魂というのは、人間の本体のようなものとして理解されていることが多いですよね。



だからみんな混乱しているんですよ。もう平安時代から混乱しているのに、さらに外国の言葉や定義とかなんとかが入ってくるから。



-「魂」という言葉が表すのは「精神の状態」であると。それだけだったら、とてもシンプルですね。



そうです。そして昔はその魂、つまり精神の状態にはいろいろな種類があるよと言われていた。その中のひとつに「精」と呼ばれる状態があって、これのことを「精魂₋くわしみたま」とよんえいるんだけど。



₋ほう。その「精魂」という精神にはどういう特性があるんですか?



うん。これは物事を統合するというような働きというか、そういう精神の状態を意味していた。



-統合する



そうそう。精神の状態には精魂だけではなく、そのほかにもあったから。四魂と言ってね、荒魂、和魂、幸魂、奇魂。

これらを統合するというような働き、精神の状態のことを読んでいたわけですよ。



-なるほどね。そう考えると、単純に精神の状態ですよと言われても、結構奥深いですね。いろんな種類があるしね。



まあそうですね。



-いずれにしても魂という言葉は、精神の状態を表しているのだと思っておいたらいいですよと。



完璧に僕は精神エネルギーだと思っているんですけどね。



-精神エネルギー。これもわかったようなわからないような言葉ですが(笑)まぁ、精神の状態ってことなんですね。



そうそう。



・霊と魂の関係は?



-「魂」が精神エネルギーだとしてね、ちょっと話はもどりますけど「霊」というのは、先生は結合エネルギーではないかと考えているとおっしゃいましたね。これはどういうことなんですか?



これは「霊」というのは意志と精神の間をつなげる存在だということですね。



-意志との精神の間をつばげる?



うん。古代の考え方だと、意志は精神にくっつかないというかね。それで張り付ける接着剤みたいなものが必要になるんだけど、その接着剤みたいな働きのことを霊と呼んでいた。



-うん?なんだか、今までもっていた「霊」に対するイメージがらがら柄崩れていきますけど(笑)



だからみんな混乱しているんですよ(笑)



-(笑)やっぱりこの「霊」にも種類があるんですか?



(笑)やっぱりこの「霊」にも種類があるんですか?



-うん。5種類あるって言われてた。結び漬ける働きも5種類あるというのが古代の捉え方だったわけです。



・階層の理解とは何か?



-実際には「霊」とは「意志と精神とを結び付ける働き」ですよということか。じゃあひょっとしてこれって、別にいつつじゃなくてもいいんですか?



いいですよ。だから一霊と言う場合もあるしね。



ーわかりやすくするために区切ることもできるよ、ぐらいな感じなんですか?



ええ。



-そうなんですか?



うん。



-本当に?



うん。だからこの五階層というのはなえ、そこに階層性があることの確認というのに近いでしょう。とにかく何をするにしても意識を分けていくということをやってみないといけませんよ。それが最初にするべきことですよ、ということですよ。



-ちょっと待ってくださいね。あくまでも世の中のあらゆる面には階層性があるよということを伝えたいのであって、それさえ伝われば、ニ階層ととらえてもらおうが、四階層ととらえてもらおうが、もっというと、百階層ととらえてもらおうがかまわんという話ですか。



そうですね。



-そうなんだ。



うん。



-ただし今まで生きた人たちの中にもそういうことを考えていた人たちがいたようで、その人たちの文献とかを照らし合わせると、どうもだいたい五階層ぐらいでとらえていた気配があるぞと。



そう。ところが実際に今このデジタルナレッジになった世の中で言うと、別に五階層に限った話ではないわけです。



-要するに階層性があることがちゃんと理解できていて、人と話をする時に同じ階層で話しができるように調整できれば、それでコミュニケーしょんはうまくいくだろうし。



そう。



-反対にお互いに階層を意識することがないがゆえに、階層がずれたところでしゃべっていたら、それはいつまでたっても擦れ違うからコミュニケーションもとれないし、バベルの塔みたいになっちゃいますよねと。



そうそう。だから、バベルの塔というのは階層の違いっていうふうにとらえればいいと思いますよ。



-え?言語の違いではなくて?



言語尾違いというのもあるけどね。ほら、ここにも階層があるでしょ。



-ああ。例えば「バベルの塔」と言った時に、そのないようを「言語が違うから相互理解ができな現象だ」ととらえる階層もあるし。



そうそう。だからバベルの塔というのは階層の違いっていうふうにとらえればいいと思いますよ。



-え?言語の違いではなくて?



言語の違いというのもあるけどね。ほら、ここにも階層があるでしょ。



-ああ。例えば「バベルの塔」と言った時に、その内容を「言語が違うから相互理解ができない現象だ」ととらえる階層もあるし。



そう。



-「同じ言語を使っているけど階層が違うから相互理解ができないげんしょうだ」ととらえる階層もあると。



そういうことです。だからまずは五階層だったら、三階層だったら三階層、二階層だったら二階層というね。そこに階層があるんだということを確実に感じることが大事じゃないかなと思いますね。



-それはすごくシンプルですね。でも、普通は五階層おtいうのがあってねという話を聞くと、「階層は五つじゃないといけないんだ!」と思っちゃいがちですものね。



うん。でもそんなことないと思いますよ。



-ふーん。結構自由なんですね。



そりゃそうでしょう。自由じゃないと苦しいじゃない(笑)



-確かにね(笑)



・山上憶良と言霊と日本語と



-ところで先生、話は戻りますけどね、言霊の話ですよ。



うん。



-前の本の繰り返しになるかもしれないですけど、言霊ってどういう意味なんですか?



うん。さいしょにね、言霊という言葉が使われたきろくが残っているのは山上憶良が「言霊のさきはう国」だと日本を評したという部分ですよね。



-はい。



僕はね、彼が言霊という言葉を使った背景にはね、彼が日本語のある単語を聞いた時にね、その単語が表す内容とその単語自体がピッタリ合っていたと感じたのではないかと思うんですよ。そのピッタリ具合に感嘆の念を抱いたというかね。



-感嘆の念。



うん。だから、「うまい言い方があるもんだなあ」というふうに思ったんじゃないですか、実感としてね。



-ふーん。でも、その言葉ってその時すでに日本で使われていた言葉ですよね。それをあえてわざわざ取り上げるというのはあまりピンとこないですけど。



だからね、やっぱり山上憶良は渡来人だったという説があるわけでしょ。そうすると、彼はそれまでに使っていた自分の言葉と、新しく見聞きした日本の言葉の差に氣がつけるわけですよ。



-ああ。いつも日本に普通に暮らしている吾々に氣がつかないことを、旅行で日本に来た外国の人は氣づくみたいなもんですか。



まさにそれですよ。



-すると山上さんは日本の外から日本に来て。



そう。



-そして日本語を見聞きすることによttえ「なんていい言葉なんだろう!」と思ったという感じ?



僕はそう思いますよ。ましてや山上憶良は和歌を作るというか、和歌で物事を表現することを学んでいたから。余計に言葉の美しさというか、言葉と物事がピッタリ合っているなあということを感じたんじゃないかと思うんだけどね。



-なるほどね。だから彼が「言霊のさきはう国」と言った時には、日本語のある単語自体とその単語が表現する対象とがピッタリ合っていたことにことに対する簡単の念があったのではなかろうかと。



うん。もちろん単語だけじゃなくてね。文章も同じだったと思うんだけど。言霊の意味っていうのはね。



-なんかそうやって理解すると、「言霊」というのはっ全然違う理解のされ方をされちゃってますよね。



そうです。だから言霊信仰だと。「言葉を発したらもうそのとおりになるんですよ」というような話がまことしやかに言われたりするから、信仰になっちゃうんですよ。あるいは、言葉には魂がこもっているんだって言ってね。言魂とか言霊とか。魂と書いたり、霊と書いたりするわけでしょ。自分の信仰を維持するための主観的な捉え方になってる。僕なんかは全然そういうのを無視しているから、だからみんな困るわけです(笑)



-もっと申請なもののはずなのにって(笑)



そうそう困っちゃう。



・言霊をビジネスに活用!?言霊キャッチコピー
-まぁ、そういうことはあるとしてね。山上憶良さんは、言霊とたいしょうがピッタリしていることで何かいいことがあったんですかね?
え?それは一條さんの専門じゃないですか(笑)
-何?どういうことですか?
ほら、一條さんがチラシとか見て、さらさらっと書いちゃうじゃないですか。それを見て、みんが「おおっ!」と言う。
-ん?チラシ?
なんて言うんですか?なんとかコピー?
-ああ。キャッチコピー。
そうそう。キャッチコピーあれと同じでしょ。
-うん?
だから一條さんがいつも言うじゃないですか。お客さんが考えてることをスパッと言いぬくっていう。
-ああ。キャッチコピーの反応を上げるためにね。お客さんが頭の中で考えていることをそのまま文字にして提示してあげるということですよね。
そうそう。つまり、言葉とその言葉が表現する対象をピッタリ合わせるっていうことでしょ。
-ああ。まあ、そうですね。ん?それと山上憶良さんと何か関係があるんですか?
だから一條さんの書いたキャッチコピーを読んだ時にお客さんの頭の中で起こることと同じことが山上憶良の中で起こっていたってことですよ。
-なんと。そうきましたか(笑)
そうそう(笑)
-だから結局、お客さんは一條さんのキャッチコピーを読んで買うわけじゃないですか。商品かサービスかわからないけど。何かを買うでしょ?
-まあ、そのためにね。書くんだから(笑)
うん。それはつまり、お客さんの心の中で、何かが動いたっていうことですよね。「おおっ!」とか「これ欲しいっ!」って思ったわけでしょ。
-まぁ、そうですよね。
それと同じで山上憶良も日本語を聞いて「おおっ!」と思ったんじゃないですかね。
-まさに自分が感じていたことをスパッと言いぬいてくれる言葉があったと。
そう。
-例えば「安らいでいる」という言葉しかなかったところに「ほっこりしている」という言葉を聞いて、そっちのほうがより自分の感覚にしっくりくるなと。
そう。さらには「陽だまりの中にいるような」というような表現もあったり。もう、よりどりみどりという感じだったんじゃないですかね。
-これまでは言葉の選択しが少ない中から「まぁ、あえて言えばこんな感じかなぁ・・・でもちょっと違うんだよなぁ・・・」と思いながら選んでいたのに。もう言葉はあるから、あとはしっくりくるものを選べばいいだけだけだと。
そうそう。そんな感じというか、ある意味で自由を感じたのかもしれませんよね。
-なるほどねぇ。

※ビジネスに約立つコラムー「額のシワ」と「おでこのシワ」
山上憶良が「言霊のさきはう国」と日本で評した背景には「日本語の言葉がそれが表現する対象とピッタリ合っていたことに対する彼の感嘆の念があったのではないか?」というお話がありました。
私には実際に山上憶良さんがどのように感じたのかを知る由もないのですが、いっぽうで私が経験的に知っていることとして、やはり「言葉とその言葉が表現する対象がピッタリ合っていること」の効果を感じることがあります。
私は仕事上、いろいろな企業さんからチラシやホームページなdについての相談を頂きますが、その中にある化粧品メーカーさんからの相談がありました。この化粧品メーカーさんが売りたい商品は、女性向けの美顔クリーム。このクリームの効果は額のシワが伸びるというものでした。

実際に一緒に取り組みをさせて頂いて、チラシからの購入率もかなり上がったある日のこと。この会社の社長さんが「チラシの反応率をもっと上げたい」と相談に来られました。理由を聞くと、もっと売上を上げたいからと言われる。その時点でもうかなりの反応率でしたから「売上が目的ならチラシの反応率を上げるより、この十分な反応率を新しい売上につなげることを考えたほうが手っ取り早いと思いますよ」と言ったのですが、やっぱりチラシの反応率を上げたいとのことで(笑)

そこでチラシの反応を上げるための取り組みを始めたわけですが、まずやったことはこのクリームを買ってくださったお客さんへのインタビューでした。そうしてお客さんたちにインタビューをしていくと・・・。なんとみなさん、「額」という言葉を使わないんです。そのかわりになんと言うかというと「おでこ」と言う。

これは彼女たちにとっては、額という言葉は自分の悩みである「額のシワ」を認識するためにピッタリの言葉ではなかったということです。彼女たちの悩みをピッタリ言いぬく言葉は「額のシワ」ではなく、「おでこのシワ」だった。そこで、チラシからホームページから、商品に同封する説明書にいたるまで、それはもうすべてのツールに掲載されていた「額」という文字を「おでこ」に書き換えていきました。その結果、もう伸びないだろうと思っていたほど高かったチラシの反応率がさらに伸びた。

売上もまた上がったわけですが、これは私にとってお客さんに語りかける時には「お客さんが自分の悩みを語る時にピッタリだと感じている言葉」を使うことの効果を再確認させてくれた出来事でした。というわけで、この本をお読みの方の中で、もしも御商売をされている方がいらっしゃったら、ぜひ、あなたの、もしくは御社のお客さんが「どんな言葉で自分の悩みやニーズを話していらっしゃるか」に一度耳をすましてみることをおすすめします。山上憶良さんの感嘆とはちょっと質がちがうかもしれませんが、売上になって帰ってくるかもしれません。



「愛」はどのようにして伝わるのか?



-ところで先生。言霊についての感想が多かったならロゴストロンという、あの機械?についての感想もあったんじゃないですか。



ありましたね。というか、そんなにいないかな。



-え?どっちなんですか?(笑)



機械自体についての感想ではなくて、その仕組みについての感想が多かったかな。



-どういう感想?



だから、なぜ言葉が物事を動かすのかがよくわかった、というようなことですよ。



-その感想の意味がよくわからないんですけど(笑)



(笑)だからね、音の周波数がどうやって脳の中に伝わるのかどうかというか。あの機械がどういう仕組みで動いているのかということですよね。



-ん?具体的になんて書いてあるんですか、感想に?



ん?あの、「愛」という言葉の力が脳に伝わる流れがよくわかったと。



-愛?



そう。だから、「愛」っていう言葉を聞いたときに人間の脳の中で何が起こっているかということですよね。



-はいはい。



「愛」という言葉を聞いたときには、実際に「あ」という音と「い」という音とが順番に脳の中に入っているわけですよね。それで、それぞれの音が脳の中に入った時に、それぞれの音に応じた反応が脳の中で起こっている。



-なるほど。



それで、例えば日本語の五十音という音それぞれには、その音が脳の中に入った時に脳の中で起こる反応というものがあると。



-うん。「音自体」と「その音が脳の中に入った時に脳の中で起こる反応」のセットが、例えば五十音だったら50セットあるということですよね。



うん。それで実は言葉の意味が人に伝わるということは、「言葉」という「一連の音のつながり」が脳の中に入って行って、その言葉を構成しているそれぞれの音に対応する脳の中の反応が引き起こされていることなのだという。



-うわー。ここだけ聞いていると頭の中がグルグルしますね(笑)



(笑)まぁ、簡単に言うと、それぞれの音が脳に到達した時には脳の中にある特定の周波数を引き起こすと。その周波数の集まりを人間の言葉の意味として認識している、ということですよ。



-全然簡単じゃないですけど(笑)



そうですか?でも、そういう仕組みが初めてわかったっていう感想が来てるから。



-レベル高いなあ。



普通のことなんだけどね。



-そんなこと言うと、僕、傷つきますよ。まあ僕の心の傷は置いておいてですね(笑)この機械ってなんですかね、いわゆる周波数発信装置とでもいえるんですかね。
うん。もともとは言語エネルギーの発信装置というかね。
-ふ~ん。言語エネルギー発信装置。で、今の機械が第三世代なんですよね?
うん。
-ちなみにこれまでの機械ってどんなものだったんですか?

※周波数発信装置の第一世代と「ナレッジモデリング」
最初の機械は一音一音で三十音ぐらいを発信できるような装置だったんです。三十音を短歌のようにしてね。ひとつの文章を発信する。そういう機械を作った。
-三十音、三十文字の文章を発信するということですか。
はい。実際には固有の一語にコードを持たせて発信するというやり方でしたね。
-一語に対してコードを持たせるということですか。
一語に対してコードを持たせた。
-例えば「私」という言葉に対してひとつのコード?
いや、それは「わ」と「た」と「し」なんだけども。「わ」というものに対して単品コードを付けてあげる。ちょうど清貧につけるようなバーコードのようなコードですね。
-じゃ、一語というより一音か。ちなみにそれはどんなコードだったんですか?
それはそれまでにね、例えば鉄とか鉄とかマグネシウムとかカリウムとか、あるいはビタミンB1というような物質に物質に対しての単品コードはもうすでにあったんですよ。僕はそれを言語に応用したんですね。だから、言語コードを発明したというか整理したんです。
-なるほどね。話が少し前後しますけど、なんでまたそんな機械を作ろうと思ったんですか?
これはナレッジモデリングの研究からそうなったんですよ。
-というと?
ナレッジモデリングという手法を使ってね、企業向けのシステム開発をしていた時に「一意味語」という概念にたどりつ着いたわけです。
-一意味語?
そうそう。要するにひとつの言葉に一つの意味だけが対応しているという言葉の状態。
-はい
というのも、当時のシステム開発というのは、もう本当に全部オーダーメイドだったんですよ。なぜかというと、クライアントの企業さんがそれぞれが、まったく違う言葉で自分たちの業務内容を表現していたから。
-うん。
一條さんも企業さん向けのシステム開発をしているからおわかりのとおりね、企業向けの業務システムといいうのは、その企業
業務の流に沿って、その流れを円滑に流していくことが目的ですから。当然、現場で実際に使われている言葉を使っていく必要がありますよね。
-そうですね。そうすれば実際にシステムを使う現場の人にとってはスムーズですからね。
うん。でも例えば売上という言葉ひとつとっても、もう、企業さんによって全然違う呼び方をしているわけですよ。
-単に「商品やサービスの対価として受け取るお金」のことを指すだけなのに。
そうそう。ただね、そうやってオーダーメイドで、それぞれの企業さんの中で使わている言葉をシステム上のボタンのラベルにしたり、もしくはデータの流方を設計していくというのは大変な時間がかかるわけです。
-はい。
そんな状態だからね、もしシステムに障害が出た時には、それを直すのも一苦労ですよ。オーダーメイドだから。
-はいはい。なんせ一件一件構造が違うわけですからね。
うん。ところが一方では、どんな企業さんも同じ商法の上で動いているわけです。しかも必要となる帳票も同じだったりするわですよ。だからそのあたりを整理してしまえば、ものすごく工業的に、企業向けの業務システムを大量生産できるのではないかと考えたわけですよ。
-はい。
そこでさっきの話に戻るわけですけど、企業の活動とその活動の呼び名のセットを整理していったんですね。
-はいはい。ひとつの言葉にひとつの意味だけが対応している状態にしていったということですね。
そうそう。そうやってビジネス用語辞書のようなものを作ったわけです。
-一意味語によるビジネス用語辞書だ。
うん。それでシステムは短納期で大量に生産できるようになった。
-いいですねぇ。
うん。それはそれで良かったんですけどね。まぁ。良かったんだけど(笑)

※脳と直接相互作用する機械
-それでシステムの提供をしていったと。
うん。その中でね、今度はその一意味語というのはもっと細かく分解できないものかなと考え始めたんですね。
-ほう。システム開発のビジネスはうまくいったんだから、別にそれ以上考えなくてもいいのに(笑)
それはまぁ、性分みたいなもんですね(笑)そうしていくと、言葉の最小単位はなんだ?ということになった。
-なるほど。
そうすると、それは一音一音だということに行き着いたわけです。
-ほう。
それで当時、ジョンジョー・マクファデンというね、イギリスの分子遺伝学の教授が書いた「量子進化」という本があってね。
-はい。
その中にね、「意識的な電磁場と直接相互作用できる電子装置を構築しt絵使えるかもしれない」と書いてあった。
-また難しそうな文章ですね(笑)
つまりね、意識的な電磁場というのは、これは簡単に言うと脳のことですよ。
-・・・ほう
だから脳と直接相互作用できる電子装置ができるかもしれないと書いてあったわけ。
-なるほどね。
うん。それを読んでから、そういう脳と直接そうご作用できる電子装置ってなんだろうということを考えていたわけですけどね。
-はいはい。
農と直接そうご作用する要素は何かと考えた時に、それは言葉じゃないかと行き着いたというのも、言葉を聞くことによって人間の行動は変わったりするわけですから。
-確かにね。
ということは、言葉の内容を脳に直接伝える機会があれば、それhあまさにジョン・ジョー・マクファデンが予言した機械だと思ったわけですよ。
-なるほど。
そして、言葉の最小単位はどうも音らしいということがナレッジモデリングの研究の先にわかったので。
-はい。
それを組み合わせてみようと思ったんですよ。
-それで最初の機械を作ってみたと。
そなんです。
※周波数発信装置の第二世代
-それが第一世代の機械だったと。
そう。
-じゃあ、その後の第二世代というのはどんな機械だったんですか?
第二世代からはね、脳波ののことを考えるようになったんです。
-脳波ですか。
うん。それは脳は研究の第一人者だった、山梨大学の椙村教授にアドバイスをもらったんだけど。いわゆる脳波というのは、複数の帯域で発生している波の複合波なんですよ。
-複数の帯域で発生している波の複合波?
そう。国際脳は学会では脳波を九つの周波数帯に分類しているわけ。
-ほう。
つまり、あるひとつの音を聞いた時に脳の中では、少なくとも九つの帯域で、それぞれなんらかの反応が起こっているということですよ。
-なるほど。
そこで日本語の五十音のひとつひとつに対して、その音が脳の中に入った時に脳の中でどんな反応が起こっているのかを周波数として特定していったわけです。
-また細かな作業ですねぇ。
そうそう。結構ノイズをひろっちゃったりしてね。そういう苦労はありましたgは、結果として、そういうことが出来た。実際には濁音とか半濁音ともやっていったから、五十音というわけではなかったですけどね。
-なるほどね。先生、ちょっと確認ですけど、このそれぞれの音に関する周波数というのは、音の周波数じゃないですよね?
音の周波数ではなくて、ある音を聞いたときに脳の中で起こる周波数。
-そうですよね。例えば「た」という音の「音としての周波数」ではなくて、「た」という音を聞いたときに脳の中で発生する周波数を切り出したということですよね。
うん。
-じゅあ、第二世代以降の機械は脳は分析から生れているということですか
そうですね。
-言語の音分析じゃなくて、言語によってひきおこされる脳波の分析かrぁ生れていると。
そう。
-それは面白いですね。
それは椙村教授がね、その当時からそういう分野の権威だったからね。
-うん。それで「た」という音を聞いた時、脳のなかではどんな波が起こっているのかを解析して。
そう。
-今度は「た」という音を聞いたときに脳の中で生まれる周波数というか、「た」による影響を切り出してそれを発信するという方法でフィードバックしてあげるような感じですか。
そうです。
-はー。なるほどね。それが第二世代の機械。
そうそう。

※周波数発信装置の第三世代
ただね、この第二世代の機械はまだ「た」という音のレベルのものだったんですよ。
-ん?どういうことですか?
だから「た」というのは合成波でしょ。
-ん?ああ、「た」という音自体が「T」と「a」という別の要素の合成でできているものだということです。
そうそう。合成波。だからね、今度は「T」と「a」のそれぞれの単一の音による脳への影響を切り出して、それを機械で再度合成して発信できるということに氣づいた。そうすればより精緻になるわけですよ。
-はー。そりゃそうでしょうけどね。また細かい仕事ですねぇ。
その結果できたのが今の第三世代の機械というわけです。
-じゃあ、より精緻になっていると言えるわけですか。
そうそう。でもね、周波数を発信する帯域は第三世代ではちょっと変えてます。
-ん?脳波の帯域に応じて発信するというところですか?
そうそう。第二世代の時hあ、九つの帯域すべてでその音が引き起こす反応をフィードバック的に発信していたんですけどね。
-はい。
そうすると通常、眠りの状態で活性化する脳波の帯域でも情報を送りだすことになる。
-そりゃそうですよね。
うん。そうすると、周波数を発信している間にその人が眠くなっちゃうことがあることがわかったわけ。
-危ないじゃないですか(笑)
いや、それはいきなりコトンと寝てしまうというようなことはないですよ。だって、他の覚醒している浴び域にも情報が伝わっているんだから。
-ああ、そうか。
ただ、そのいわゆる眠りの状態で活性化するような帯域は外しちゃうことにして。
-じゃあ今の代参世代はどれぐらいの周波数で?
そのあたりはちょっと言えないけど(笑)まぁ、家庭用電源とか携帯電話の通信帯域なんかに影響されない葉にでね。
-発信できるような機会になっていると。
そうです。

※目的は「テレパシーの工業化」?
-話は戻りますけどね、先生。そもそも、なんでこんな機械を作ろうと思われたんですか?ナレッジモデリングで知識や情報を最小単位化するという流が突き詰められていって、音の最小単位まで行ったと。そうすると、それぞれの子音や母音は固有の周波数というか固有の「脳に対する影響」を持っているから、それを発信することができるんじゃないか、という話になったわけですおyね。
そうです。しかもそれは生体や口の中で作る音が引き出す影響というものよりも、脳における量子の振動に近いものになる。そうすると脳は反応しやすいわけですよ。
-ほう。
だから理論的に生体光子というかバイオフォトンというものが働きやすいような、そういう装置なんですよね。
-うーん。
ところがこれが説明してもなかなか伝わらない(笑)
-僕が今その状態ですよ(笑)
だから「具体的にはどんな周波数なの?」とか「それは音なの?」という質問も頂くんですけど。脳の中の周波数の切り出しだから、音は全然関係ないですよね。つまり人間に聞こえるかどうかというのは関係ないところなんですよね。
-それはわかるんですけどね。まあ、脳の反応のきりだしなわけですから、その反応を引き出せるものであればなんだっていいわけで。
そう。
-音の周波数で出すおともできるし、音じゃない周波数で出すこともできる。
そうそう。低周波もできるし、高いのもできる。
-なるほどねぇ。まぁ、そういう仕組みを考えられた経緯というか、要するに一意味語をつくるというナレッジモデリングの話からの流れもわかったんですけどね。
うん。
-だけど、これはなんでつくられたんですか?
ん?
-だって、しゃべればいいわけですよね。要するに、今実際に僕たちが言葉というものを使って発している情報をね、わざわざ要素文化して、機械で発信しようというのには何か意図があったんですか?というのもね、もし仮に、この機械が人間が聞こえる範囲の周波数で情報を発信する機械だとするじゃないですか。実際には音は出ないけどね。
音が出ると仮定してね。
-うん。その場合には、僕が「た」と言ったのを聞いた人の脳の中で起こる反応と、この機械を通しても「た」、つまり「T」と「a」という文字の持つ固有の周波数が脳の中で引き起こす固有の周波数の複合波を受け取った人の脳の中で起こる反応は同じなわけですよ。これ、表現がややこしいな(笑)
(笑)
-まあ、簡単に言うと僕が「た」と言うのと、機械が「た」と発信するのって変わらない。相手に向かってしゃべっている分にはね。それをあえて、自分がしゃべらなくてもよくしたわけですよね。かと言って「自動的にしゃべってくれる機械」というわけでもない。だって、声というか音が出るwかえじゃないですからね。今や周波数も可聴領域ではないところでやっているから、聞こえないですもんね。
うん。基本的には聞こえない。
-けれども「た」という音が脳の中で引き起こす周波数が、機械から発信される状態になっている。
うん。
―これは何が目的でそのい回をつくろうとされたんですか?
そうですねぇ。これはテレパシーの工業化みたいなものですよね。テレパシーというと、いわゆる神秘的というか、魔術的に聞こえるかもしれないけど。
―その時点で十分、なんというか、あやしいんですけど(笑)
(わらい)だけど、人間の意志というか意識というか、そういうものが瞬時に時空間を超えて伝達できるというようなコミュニケーションのプラットホームをつくろうと思ったわけです。
―ほう。それはなんでなんですか?
そのほうが速いでしょ?瞬時に伝わっていくコミュニケーションができる。
―ふーん。これってすごい素人的な発言ですけど「以心伝心を人口的につくり出す」というのにも近いんですか?
うん。まさにそういうことでもあります。
―なんで以心伝心を人口的につくり出そうと思ったんですか。また変なことを聞いてますけど。しゃべりゃいいじゃない、みたいな話があるんですけど(笑)
うーん。例えば今だって、携帯電話を使えば世界のどことでも話ができますよね。でもちょっと前まではそんなことでいないって言われていたわけですよ。
―確かに。
それが今では小学生にも使いこなせる技術というか製品になっていてね。だから、そういうことができるんだよというのを証明したかったというのもありますかね。
ーふーん。
あとはね、世の中で神秘的というふうに思われている内容を明らかにしないと、人間というのは魔法とかそういう詐術にごまかされちゃうでしょう?宗教的なものとか、そういう超能力とかいうことにね。
―詐術?
詐欺の術。
―詐欺の術。ああ。ついついそういうのにごまかされちゃうから「魔法なんてないよ」というふうにしたかったと。
そうです。それが科学の一番の真骨頂のところでしょ。
―なるほどね。でもそれっていうおんは今までの言霊の研究とかされていたという背景からくるところもあったんですか?「言霊って何なんだろう」というのがあって先生的に「はあはあ、こうじゃないかな」と理解した内容をいくら説明しても理解されないと。
言霊信仰だから(笑)
―うん。「神秘じゃないよ」といくら説明しても理解されないから、機械化したら理解するだろうという部分もあったんですか。
そこまで強くは思ってないけどね。でも化学がこういう機械の開発を後押しする方向にどんどん進んできたから、「あ、こうできるんじゃないかな」と思ったんですよね。そのうち携帯電話と同じようにね、インフラとしてそういう機械や装置やシステムが役立つ時が来るんじゃないかと思って、それをどんどん進めていったということです。
―なるほどねぇ。
※ビジネスに役立つコラム
「ああ、何しゃべったらいいんだろ」営業偏
インタビューの中でデートの前に「ああ、何しゃべったらいいんだろ」と悩む高校生の話が出てきました。ところが、大人になってからも引き続きこの悩みに直面している方もいらっしゃいます。私は営業トーク研修をすることも多いのですが、研修に参加してくださる営業マン、営業ウーマンのお話の中にはやっぱり「お客さんのところに行って何を話したらいいのかわからない」という悩みを打ち明けてくださる方も多いかです。
そんな悩みを相談されたときに私がお伝えすることは、「お客さんが聞きたいことだけを話したらいいんですよ」ということです。「そんなこと言ったって、お客さんが何を聞きたいかはわからないよ」っと?確かにこれは一目で見抜くことはむずかしい。「そんなこと言ったって、お客さんが何を聞きたいかはわからないよ」って?
確かにこれは一目で見抜くことはむずかしい。よ占いのようにパッと座ればすぐわかるというものではないのです(笑)ではどうするかというと、私の場合には、例えば何かの商品を売りたいのであれば、すでにその商品を買ってくださったお客さんにインタビューをしていきます。そうしてその人はなんでその商品やサービスを買ったのかという理由を、根ほり葉ほり聞いていく。(この時に話を聞く相手はあくまでも、すでにあなたの商品やサービスをお金を出して買った人であることが前提です)するといろいろな理由があることがわかります。
こちらが思ってもみなかったような理由が出てくることも多いです。10人くらいのお客さんに対してそういうインタビューをしていきます。そのインタビューが終わることには、あなたの手元ンいは、あなたの商品やサービスを買った人たちからの「なぜその人たちがその商品・サービスを買ったのか」という理由のリストが手に入っているはずです。そうしたら次に、そのリストの中からひとつの理由だけを選んで、それを以て新規の営業先に行くのです。
そうして「こういう理由でこの商品を買われた方がいらっしゃるのですが、ご興味おありですか?」と話しかけてみる。その結果、興味を持たれたら話を続けるし、興味がないと言われたら早々に引き上げます。そんなことしたら、営業先が少なくなるじゃないかって?
いえいえ。早々と引き上げた営業先には、リストの中の別のものを以て、また次の月に訪問するのです。そうしてまた「こういう理由でこの商品を買われた方がいらっしゃるのですが、ご興味おありですか?」と話しかけてみる。その結果、興味を持たれたら話を続けるし、興味がないと言われたら早々に引き上げる。これを繰り返していく。
「えー!そんなことやって商品やサービスが売れるわけ???」そう思われた方もいらっしゃるかもしれません。でも、少し考えて頂きたいのです。相手だって興味がない話を聞かされるのは苦痛です。こちらだって明らかに興味を持たれていないところに食い下がるのは苦痛です。ねばりにねばって、その結果追い返されたとしたら。次に訪問するのはむずかしいでしょう。
でも、かるく引き上げる相手だと認識してもらえていたとしたら。次に行く時にも邪険に扱われることはないと思いませんか?しかもあなたが毎日以持っていくテーマは、あなたが自分で勝手に考え出した内容ではありません。すでにその商品やサービスを買った人たちが、その商品やサービスを買った理由として教えてくれた内容です。であれば、それらの内容のどれかに興味を持ってもらえる確率は高いということになります。
実際、このスタイルの営業をするようになってから「客先で何を話そうかと悩むことがなくなりました」「コンスタントに契約が取れるようになりました」と言ってくださる営業の方は多いのです。「ああ、何しゃべたらいいんだろ」と悩まれたときには。よかったら参考にしてみて下さい。