午前二時
仏間はフリージアの香り
レシートは
二年前の日付の裏
亡き愛犬の体重記す
コロナの夏
ボッチャのルールを
書き留める
懸命に
丁寧に話す
プレオリの夏
無観客
選手の鼓動
響く夏
杜の茶店
亡き君の友と
夏至の風
小さくて
大きく咲いて
あっ紫陽花
うわあ~
おおきなはな~
近寄ってみると
あっちいさい
あちいさい
あじさい・・・
こうせつが
キャベツばかりを
かじってた
ごちそうが
糖をかぞえて
まずくなる
幼子の
こぼした虹や
金平糖
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