飲み干した
ジョッキの底に
君がいた
女のん兵衛と
やさしい一言
守られてばかりで・・
思いやったことがあったか・・・
今気がついても遅いんだよ
今にならないと解らなかったのは私の罪だ
追及もお互いが怖くてできなかったのだろう
たったちょっと話してみればよかったのに
「若いときはこわいものばかりだった・・・」と言い訳をした
逃げて帰ったのは凄い
追いかけなかったのも凄い
やっぱり・・こわくて・・こわがっていた二人だ
だけど・・しっかり守っていてくれた
ずーっと・・・逝く2週間前でさえも・・・・・
あんな心地いい電話は無かった
「今は幸せか・・・?」って
確認して逝っちまった野郎に・・・・
何も問わず・・・・オレオレの電話だと思った人間は最低だが・・
それが私だったんだ
それを確認して逝ったんだ・・・
だから人生はとんでもないものだ・・・