伊藤桂一『兵隊たちの陸軍史』──
戦場で、青春の幾刻かを過ごした人たちには、多少なりとも、彼女ら慰安婦との
交渉の記憶 があるだろう。ときにそれが、彼の生涯における、最重要の意味を
持つことになったりする。
生死の間において、死と情を領け合う交渉が、いかに切実甘美なものであるかは、
それを 体験した者でなければ、わからないかもしれない。
単に荒涼殺伐な性だけが、戦場の風俗ではないのである。
戦場的倫理観からいうと、売春行為というものは、それが美徳でこそあれ、決して
不道徳、 または卑猥な行為であるとはいえないようである。
あえていえば、死を賭けている者の行う、一種の儀式のようなものなのだ。
兵隊というのは、自ら意志せずして戦場へ駆り出された素朴な庶民だし、戦場の
女たちもまたそれと運命を同じくしている。
つまりかれら同士は、生きている次元が同じであり、心の底辺に、お互いへの同情
と理解 を用意している。
映画の中の慰安婦 (兵隊やくざ)
https://www.youtube.com/watch?v=HykL4GgCHSg
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