「法事は亡き人を縁として、今生かされてい
る生命の尊さをかみしめつつ、故人も我も共
にすくってくださる阿弥陀如来の智慧と慈悲
に手を合わせ、その仏恩にご報謝のおつとめ
として行う。」
朝 谷川俊太郎
また朝が来てぼくは生きていた
夜の間の夢をすっかり忘れてぼくは見た
柿の木の裸の枝が風にゆれ
首輪のない犬が日だまりに寝そべっているのを
百年前ぼくはここにいなかった
百年後ぼくはここにいないだろう
あたり前なところのようでいて
地上はきっと思いがけない場所なん
いつだったか子宮の中で
ぼくは小さな小さな卵だった
それから小さな小さな魚になって
それから小さな小さな鳥になって
それからやっとぼくは人間になった
十ヶ月を何千億年もかかって生きて
そんなこともぼくら復習しなきゃ
今まで予習ばっかりしすぎたから
今朝一滴の水のすきとおった冷たさが
ぼくに人間とは何かを教える
魚たちと鳥たちとそして
ぼくを殺すかもしれぬけものとすら
その水をわかちあいたい
最新の画像[もっと見る]
- 夕陽 4年前
- これだもの~ 5年前
- 電通。アキ子和田。アン・ミカ。 5年前
- ミスった 青木。 5年前
- 東京は何日から急激に増えたのか~? 5年前
- ちょっと確認できますって~深呼吸をして訓練しましょう~ 5年前
- 差別を受ける日本人。 5年前
- 日本人に感染させなければいけない輩がいる。 5年前
- 日本人に感染させなければいけない輩がいる。 5年前
- キャバクラだって申告している人・・・いない・・・? 5年前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます