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人の器なるものについて何かを学んだとすれば、それは《一人では何も背負えはしない》ということだけだ。どの世界でも、何度も挫けそうになりながら、多くの人たちに助けられてどうにか歩き続けられたに過ぎない。
◇
アニメ「ソードアート・オンライン」の原作となるこのシリーズ。これまでアインクラッド編(1巻・2巻)を読んだので、そのまま続きの3巻・4巻(フェアリィ・ダンス編)と読み進むのが普通でしょうが、まだアニメではフェアリィ・ダンス編の途中。と言うことで、うっかり追い着いたり追い越しても何なので、アインクラッド編の外伝が収録されているこの8巻にジャンプすることにしました。
ちなみに1巻では第1章の本編(2022年11月~2024年11月、アニメでは#1、8-10、13-14)のメインストーリーが描かれ、2巻では外伝として2023年12月(アニメでは#3)・2024年2月(アニメでは#4)・2024年6月(アニメでは#7)・2024年10月(アニメでは#11-12)の出来事が描かれていましたが、この8巻では以下のような外伝集となっています。
008-01「圏内事件」(アインクラッド第57層、2024年4月) ※アニメでは#5-6
008-02「キャリバー」(アルヴヘイム、2025年12月)
008-03「はじまりの日」(アインクラッド第1層、2022年11月)
最初の「圏内事件」はアニメの中でもキリトとアスナの出会い(厳密には#2で既に出会っているものの、その後の二人の関係が動き始めたのは#5から)やストーリーの展開に少し変化が出始めた転回点っぽいお話でした。お互いの人生観みたいなやりとりがあったり、デスゲームのクリアに向けた決意があったり。少し推理小説っぽい仕立てもありますが、それほどミステリー好きの期待に沿えるほどの内容でもないように思います。ただ、アニメでは説明されなかった内容や割愛された出来事なども織り込まれていて、「なるほどなぁ」と思わせてくれました。
もっとも、この「圏内事件」は実はウチは前にオンライン立ち読みで一通り読んだことがあったので、今回はおさらい的な読み方になってしまいましたが…
次の「キャリバー」はアニメ放映中のフェアリィ・ダンス編どころか、その後のファントム・バレット編も終わった、言わば未来のお話。ウチの中ではまだ出会っていないキャラクター同士が一緒にいたり、新キャラクターがいたりして、なかなかに新鮮でした。
最後の「はじまりの日」は、アニメでは描かれていない #1 と #2 の間にあたる出来事で、デスゲームであることの意味やゲームの本質について認識すると共に、元々希薄だった現実世界の家族との繋がりを再構築したいという思いに至る起源も描かれていて、後のフェアリィ・ダンス編にも繋がる流れを感じました。ゲーム・システムに関する説明も幾つかあって、こういうゲームの経験が無い人にもわかりやすい説明になっているのではないでしょうか。
こうして通勤途中のブツ切りの時間を使ってここまで読み進んだところで、アニメではフェアリィ・ダンス編も終盤。そろそろ3巻に戻って読み始めても良い頃合いですかね~
関連記事:
「ソードアート・オンライン 2 アインクラッド」(2012-11-27)
「ソードアート・オンライン 1 アインクラッド」(2012-11-15)
アニメ「ソードアート・オンライン」の原作となるこのシリーズ。これまでアインクラッド編(1巻・2巻)を読んだので、そのまま続きの3巻・4巻(フェアリィ・ダンス編)と読み進むのが普通でしょうが、まだアニメではフェアリィ・ダンス編の途中。と言うことで、うっかり追い着いたり追い越しても何なので、アインクラッド編の外伝が収録されているこの8巻にジャンプすることにしました。
ちなみに1巻では第1章の本編(2022年11月~2024年11月、アニメでは#1、8-10、13-14)のメインストーリーが描かれ、2巻では外伝として2023年12月(アニメでは#3)・2024年2月(アニメでは#4)・2024年6月(アニメでは#7)・2024年10月(アニメでは#11-12)の出来事が描かれていましたが、この8巻では以下のような外伝集となっています。
008-01「圏内事件」(アインクラッド第57層、2024年4月) ※アニメでは#5-6
008-02「キャリバー」(アルヴヘイム、2025年12月)
008-03「はじまりの日」(アインクラッド第1層、2022年11月)
最初の「圏内事件」はアニメの中でもキリトとアスナの出会い(厳密には#2で既に出会っているものの、その後の二人の関係が動き始めたのは#5から)やストーリーの展開に少し変化が出始めた転回点っぽいお話でした。お互いの人生観みたいなやりとりがあったり、デスゲームのクリアに向けた決意があったり。少し推理小説っぽい仕立てもありますが、それほどミステリー好きの期待に沿えるほどの内容でもないように思います。ただ、アニメでは説明されなかった内容や割愛された出来事なども織り込まれていて、「なるほどなぁ」と思わせてくれました。
もっとも、この「圏内事件」は実はウチは前にオンライン立ち読みで一通り読んだことがあったので、今回はおさらい的な読み方になってしまいましたが…
次の「キャリバー」はアニメ放映中のフェアリィ・ダンス編どころか、その後のファントム・バレット編も終わった、言わば未来のお話。ウチの中ではまだ出会っていないキャラクター同士が一緒にいたり、新キャラクターがいたりして、なかなかに新鮮でした。
最後の「はじまりの日」は、アニメでは描かれていない #1 と #2 の間にあたる出来事で、デスゲームであることの意味やゲームの本質について認識すると共に、元々希薄だった現実世界の家族との繋がりを再構築したいという思いに至る起源も描かれていて、後のフェアリィ・ダンス編にも繋がる流れを感じました。ゲーム・システムに関する説明も幾つかあって、こういうゲームの経験が無い人にもわかりやすい説明になっているのではないでしょうか。
こうして通勤途中のブツ切りの時間を使ってここまで読み進んだところで、アニメではフェアリィ・ダンス編も終盤。そろそろ3巻に戻って読み始めても良い頃合いですかね~
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