土肥の河内と何を得る!

歴史、古いものが好き、道路なんかが好き
土肥の河内と名に負える湯河原真鶴を紹介

門川八幡神社【湯河原】

2025-02-11 15:59:29 | 寺社

門川地区の鎮守である門川八幡神社は、国道135号線沿い、人車鉄道の門川駅跡の近くにあります。

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祭神は誉田別命(応神天皇)です。
創立は天禄二(971)年、円融天皇の御代だそうです。

境内は、きれいに掃き清められています。

吽形の狛犬、まるまるとしてかわいらしいです。




薬師堂【湯河原】

2025-02-11 15:20:49 | 寺社
湯河原駅の裏通りの細い道沿い、宮下の道祖神宮前開きょの少し東寄りの路地に小さなお堂があります。
薬師堂 · 湯河原町, 神奈川県足柄下郡

薬師堂 · 湯河原町, 神奈川県足柄下郡

薬師堂 · 湯河原町, 神奈川県足柄下郡



目につくのは、お堂の前の多数の石像



お地蔵さんかな?後ろには碑が一つ


3体の石仏。真ん中は、奪衣婆かな?怖い顔かと思いきや、意外とかわいい顔かもしれません。


右側にも多数の石仏。


頭の冠には王の文字。閻魔大王様かと思われます。隣は、十王達が十体。



右の柱に張り付けた板には、消えかけながらもギリギリ読めます。
相模国八十八ヶ所 六番札所 宮下薬師堂とあります。
詠も書かれています。
「かりのよに ちぎやうあらそう むやくなり
あんらくこくの しゅごをのぞめよ」

とても興味深いお堂だと思いますが、いつ頃建てられたのかなど、現地でわかるものはありませんでした。

石像に帽子が掛けられていますので、地元の方に愛されているのだと思います。







小道地蔵堂寺屋敷跡【湯河原】

2024-02-06 20:59:40 | 寺社
湯河原・真鶴の焼却場の上、さつきの郷や白銀林道をよりも上は、星ケ山の中腹です。車1台幅の車道を上へ上へと昇っていくと小道地蔵堂寺屋敷跡があります。

この少し窪んだ土地は、源頼朝ゆかりの地である、湯河原・真鶴町に点在する頼朝伝説の舞台のひとつです。



治承4(1180)年に小田原市西部、石橋山合戦で平家軍勢に破れた頼朝は、湯河原の英雄、土肥次郎実平の案内で湯河原の山中を逃げ回ります。途中、この地にあったお堂に逃げ込むと、お堂の主、純海上人に匿われます。
やって来た平家軍勢に純海上人は、口を割らなかったため殺されてしまいます。
軍勢が去ったあと、穴から出て来た頼朝は上人の哀れな姿に涙を流し、涙が喉に落ちたところ、上人は息を吹き返したと云われています。
鎌倉幕府樹立後、頼朝は上人へ寺領と頼朝山小道寺の称を贈ったそうです。


右に目を遣ると、純海上人像が鎮座しています。


左には、観音様が祀られています。

鎌倉幕府開運街道のひとつとして、大切にされています。
小道地蔵は、湯河原町吉浜海岸沿いに移転再建され、今日に至っています。

小道地蔵堂の道祖神と力石【湯河原】 - 土肥の河内と何を得る!

吉浜海岸の東の端、国道135号線沿いに小道地蔵堂があります。小道地蔵堂は、源頼朝と縁が深く、古くは小田原市との境の星ヶ山の中腹にお堂がありましたが、焼失し、現在地に...

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真鶴水族館跡と内袋観音【真鶴】

2018-06-29 07:55:08 | 寺社
今回は、立入禁止区域に入っています。禁止区域内入ることを推奨するものではありませんし、発生した事故は、自己責任となります。

内袋観音 · 〒259-0201 神奈川県足柄下郡真鶴町真鶴1178 1 お林展望公園

内袋観音 · 〒259-0201 神奈川県足柄下郡真鶴町真鶴1178 1 お林展望公園

★★★★★ · 寺院・礼拝所

内袋観音 · 〒259-0201 神奈川県足柄下郡真鶴町真鶴1178 1 お林展望公園



真鶴に水族館があったのだそうです。魚座じゃないです。ここです。


真鶴町ホームページの真鶴アーカイブ写真館に昭和38年頃の真鶴水族館が紹介されています。まるで竜宮城です。


左の道が岬から中川一政美術館へ通じる道です。右へ分岐するバリケードの道が水族館跡へ通じる道です。
内袋観音参道と書かれた石碑もあります。
失礼します❗️


バリケードを越え、ひたすら下ると入江になっています。
右にあるシロの木が南国ムードを引き立ててます。右の崖の上にはサボテン公園がかつてありましたし




人工的な生け簀の跡が残っています。






西側の崖に何やら洞窟?


うわ!びっくりした~
洞窟の中に仏像が彫られていました。
そういえば入口に内袋観音と石碑がありましたから、これが内袋観音ですね。高さは4~5mくらいでしょうか。カラカラになってますが、花が添えられています。ごくたまに訪れる人がいるのかもしれません。
真鶴半島は、本小松石の産地でしたので。石を切り出した跡に石仏を掘ったのだと思います。

タウンニュース箱根・真鶴・湯河原版2016.5.13号に内袋観音の記事がありました。貴重やインタビュー記事が載ってます。

素鵞神社【湯河原】

2018-04-05 06:38:37 | 寺社

吉浜海岸の真ん中あたり、国道135号線を路地に入るとあります。

2018.5.5撮影


2023.4.1追加

吉浜村の村社でした。
鳥居の右後ろに道祖神がいらっしゃいます。



祭神は、素佐之男神スサノオノミコト
伊弉諾神イザナギノミコト
伊弉冊神イザナミノミコト

境内に比叡神社、山之神社があります。



2019.1.1午前0:30頃撮影
階段を上ると本殿が見えますが、まずは周辺から。




左右にある建物の中には、飾り屋台が入っています。
8月1日の例祭や元日夜に見ることができます。
武志伊八郎信由と後藤三治郎橘恒俊が装飾をしています。二人とも江戸時代中期の名工だそうで、吉浜の石材で栄えていた時代が伺い知れます。※
湯河原町指定文化財です。※2

2019.1.1午前0:30頃撮影



左側の飾り屋台の横には忠魂碑があります。地元戦没者を供養しています。




忠魂碑の脇の階段を上ると山之神社があります。祭神は大山津見神です。


楠がそびえます。
写真に写ってませんが、楠の右に木製電柱があります。


もう一段階段を上がると本殿です。
創立は元和6年12月11日、江戸時代初期です。
本殿は、関東大震災で倒壊し、大正15年に再建されたものです。
祭神のスサノオは、神様達の国を追放され、出雲の国に降り立ちます。八俣の大蛇から助けたクシナダヒメを妻に迎え、宮殿を構えたのが須賀の地です。
そこで和歌を詠んでいます。
“八雲たつ 出雲八重垣 妻込に 八重垣つくる その八重垣を”
面白いのは、周辺の地名(小字)です。神社周辺を「八雲の里」、北西の吉浜小学校周辺を「出雲台」、神社西側を「八重垣」、東側を「妻込」と、和歌をなぞらえた地名となっています。神社の北にある保育園は、八雲保育園です。



狛犬、獅子。江戸時代らしい様式です。


正面上の竜。こちらも飾り屋台の装飾をした武志伊八郎信由の作だそうです。※ ※2


本殿の左に牛頭天王社・比叡神社があります。祭神は猿田彦神。



この狛犬と獅子がかなり貴重なものだそうです。ネットで検索すると、この狛獅子を紹介してる方がたくさんいまして、狛獅子の初期のものだそうです。


8月1日の例大祭に境内で踊られる鹿島踊りは、県指定無形民俗文化財、国選択無形民俗文化財に指定され、古くからの形をよく残しています。
鹿島踊りは、たたら製鉄の踊りを起源に、無病息災、五穀豊穣とこの地の石材産業のための海上輸送の安全を祈願するために踊られたものが今も継承されているものです。※2
スサノオは、古事記では海原の神とされているようなので、この地にスサノオの社があるのも納得です。


階段上から

※現地案内板より
※2 湯河原の文化財より