Coccinia scabra?
謎のウリ科。
2020年6月21日播種。
調べてもsynonymすら見つけられないので、恐らく誤り。
種子は5年程前に購入し、冷蔵庫で保存していたもの。
表面は果肉らしいものが付着していたので、ぬるま湯で除去し、播種とした。
その後二週間ほどで発芽が開始。
2020年7月5日撮影
2020年7月10日撮影
種子は恐らくウリ科であるのは確実なので、属名が誤りと推測。
ウリ科の種小名でscabraとなっているものは、見つけられたものだけで
(syn.)Bryonia scabra Thunb. ( = Zehneria scabra Sond.)
(syn.)Luffa scabra Schumacher & Thonning. ( = Luffa aegyptiaca Mill.)
Melothria scabra Naudin
Trichosanthes scabra Lour.
(syn.)Wilbrandia scabra Mart. ( = Wilbrandia verticillata (Vell.) Cogn.)
Zehneria scabra Sond.
ちなみにscabraは英語でいうrough、つまり粗面やザラザラを指すらしい。
Trichosanthesはカラスウリ属で、基本的に種子は大きい(1cmほど)のでひとまず除外。
Luffa aegyptiaca Mill.はヘチマなので除外(色も大きさも違う)。
残りはMelothria scabra NaudinとWilbrandia verticillata (Vell.) Cogn.、Zehneria scabra Sond.。
M. scabraとZ. scabraは正直見分けがつかない(ただ、どうやらM. scabraは一年草らしい)。
両種の種子は保有しているが、比較するとこの不明種とよく似ている。
Wilbrandia verticillataは情報不足で保留だが、葉の切れ込みが深いようなので成長したら判別出来ると思われる。
と長々書いたものの、結局scabraも誤りの可能性がある。
ひたまず経過観察とする。
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